Kとブルンネンの「何故に二人はここに」
数年前まで、自分が今までに集めた歌の(音源の)デジタル化を進めて来た。(これは、必ずしも“CDから”という訳ではない。衛星デジタルラジオからの入手も含む)
そして、最後までデジタル音源が手に入らなかった曲の一つに、Kとブルンネンの「何故に二人はここに」という歌があった。
この歌については、特段の思い出があるわけではないし、また「Kとブルンネン」という歌い手さん(←五木寛之の言い方)に、特段の思い入れがあるわけでもない。
でも(やっと手に入れた)この素直な歌声を聞くと、何か懐かしさを感じる。
<Kとブルンネン「何故に二人はここに」>
「何故に二人はここに」
作詞:山上路夫
作曲:鈴木邦彦
歌 :Kとブルンネン何故にぼくたち二人 生まれてきたの
誰もこたえてくれず 海があおいだけ
何故にこうして二人 愛しているの
誰もこたえてくれず 波がよせるだけ
だけど二人いつの日も 若いからだよせて
生きてゆくの風の中も ささえあって生きる何故に二人はここに こうしているの
誰もこたえてくれず 空があおいだけ
だけど指も唇も肩も腕も胸も
若い枝がからむように 求め合って生きる何故に二人はここに こうしているの
誰もこたえてくれず 空があおいだけ
今、改めてNetで調べてみると、「Kとブルンネン」とは、鈴木豊明(K)とクリスタル・ブルンネンという人であり、1969年(昭和44年)年7月に、この「何故に二人はここに」でデビューしたという。
Net(ここ)によると、Kとブルンネンは、当時のヒデとロザンナやトワ・エ・モアなどに対抗して、当時発足間もないソニー・レーベル(1968年設立のCBSソニー)が売り出した歌手だという。なお、Kこと鈴木豊明はシンガー・ソングライターの小室等夫人の弟で当時明治大学の学生。ブルンネンことクリスタリン・ブランネンは1951年米国生まれで当時上智大学に通う学生だったとか。もちろんお二人の“その後”は分からない・・・。
しかし、この素直な“ハモッた”歌声が心地良かった。
でもあれから40年・・・。可憐な?ブルンネンさんも“もうすぐ還暦・・?”と考えると、ハッと我に返る。(失礼)
(2021/10/07追)
リクエストにより、「あの場所から」を追加。
<Kとブルンネンの「あの場所から」>
「あの場所から」
作詞:山上路夫
作曲:筒美京平
白いベンチに 腰かけながら
遊ぶ鳩を二人で見てた
できるならば 帰りたいけど
今は遠いあの日
こわれた愛を二人
やりなおしたいの あなたと
あそこから あの場所から
愛を始めたいの
白いベンチに 別れを告げて
二人どこに あれから行った
若い二人からだとからだ
求め合って生きた
忘れたものを二人
探してみたいのあなたと
あそこから あの場所から
愛を始めたいの
失くした愛を二人
みつめてみたいの あなたと
あそこから あの場所から
愛を始めたいの
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コメント
わぁ!この曲大好きで、Kに惚れて^^。
で、検索したら、またエムズさんのとこに来たとは!!この二人、よかったのにヒデロザが立ちはだかっていましたものねぇ。私、Kにファンレター出したんですよ。そうしたら、写真入り年賀状がきました~^^。
投稿: 寅年おんな | 2008年7月21日 (月) 15:48
寅年おんな さん
おっとっと。そんな熱心なファンが居ましたか・・。
自分など、その当時はただ歌を聞くだけで、blogを書く今になって取材している状態・・。ベテランさんにはかないませんね。
投稿: エムズの片割れ | 2008年7月21日 (月) 16:40
ふっとした時に懐かしく思い出してしまう曲の一つです。確か私が高校生の頃にはやった(一部ですが)ように思います。私にはトワエモアよりもヒデトロザンナよりも好きな曲でした。高校生時代は残念ながらテレビがなかったので声だけでしたが。今日初めてタイトルと写真を拝見しました。本当にいい曲ですよね。一見刹那的でありながら、やはり若さを誇っていますものね。今の若い人達は可哀想だ、と思うのはおっさんの印でしょうか(笑)
投稿: tankey1126 | 2010年2月23日 (火) 20:46
tankey1126さん
何となく懐かしい曲です。
今の若者も、半世紀後に今聞いている曲を懐かしがって聴くのでしょうかね?
投稿: エムズの片割れ | 2010年2月23日 (火) 21:50
はじめまして。
浜田朱理がカバーしてるのをベスト盤で聞いて、もともと誰の曲か検索してみたら、こちらに辿りつきました。音源も聞けるなんて感激です。
あまり有名な曲ではなかったみたいですが、浜田朱理がなぜこの曲をカバーしたのか不思議です。
いい曲ですが、指の唇も、、、以下の歌詞と全体の暗い曲調が、ちょっと生々しい感じですね。
【エムズの片割れより】
そうですか。カバーされていますか・・・。
自分も一度聞いてみたいものです。
投稿: k | 2011年2月22日 (火) 22:17
K さんは 川崎市多摩区でお店を経営して居ます。
【エムズの片割れより】
よくご存じで・・・
人生は長いので、色々ありますよね。
投稿: たび | 2016年11月22日 (火) 07:28
お久し振りです。
コメはしませんでしたが、訪問はしておりました。
この曲を聴くと懐かしさで涙っぽくなります。
そこでお願いが…。
同じKとブルンネンの「あの場所から」をアップして頂けないでしょうか?
半世紀も前の歌謡曲でいろいろな想い出にふけることができて、ある意味幸せだなと感じています。
【エムズの片割れより】
リクエストありがとうございます。
早速あげました。
「あの場所から」は当サイトでも、朝倉理絵の歌をあげていますが、Kとブルンネンの歌も良いですよね。
しかしこの記事、2008年なので、もう13年も前の記事。
でも歌は古びないですね。
投稿: rirac | 2021年10月 7日 (木) 16:13
早速のアップ、ありがとうございます。
感謝感激、雨霰です。
想い出の淵からポカッと浮かび上がって来る音楽をこちらのサイトで探すのですが、裏切られたことがありません。
今回は発見出来なかったのですが、もしかしたらリクエストに答えて頂けるかと、厚かましくもお願いした次第です。
多感(?)でアホだった若かりし頃のおのれがホーフツとします。
【エムズの片割れより】
同感です。
自分も、最近、若かった頃のバカな行動を思い出しては、今ごろ反省しています。
やってしまったことは、もう元には戻らないのに・・・
投稿: rirac | 2021年10月 8日 (金) 15:25