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2008年6月22日 (日)

八王子「オーケストラと歌う市民合唱コンサート」

カミさんの友達が出るというので、カミさんと「オーケストラと歌う市民合唱コンサート」に行った。(チケットはその友達の招待・・)
初めて行った「八王子芸術文化会館(いちょうホール)」。ここは元の八王子市役所の跡地に建てたもので、今まで行く機会が無かったが、結構立派・・。

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プログラムによると、「オーケストラと歌う市民合唱団」というのは、“一般公募市民及び市合唱連盟合唱団により構成された総勢約120名の合唱団”とのこと。市民とは言うまでもなく「八王子市民」。オーケストラは東京ニューフィルハーモニック管弦楽団。指揮は平井秀明氏。
プログラムは、オーケストラをバックにした合唱曲と、「モルダウ」等の純粋管弦楽曲、そして会場も含めた全員合唱・・・。

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P10208431_2 舞台は小規模のオーケストラの後に合唱団。オケは小さい。コントラバスが2名、ビオラ・チェロが各4名。ヴァイオリンも10名程度。そして合唱団は、数えてみたら女声81名、男声25名・・・。女声が男声の3倍以上・・・・。

このコンサートのコンセプトは、“市民合唱団がオケとともに歌う”というもの。特にピアノ伴奏のオリジナルの合唱組曲を、オケの伴奏で歌う・・・。
まずビックリしたのは、2曲目のオラトリオで、クラシック音痴のカミさんが「感動して、涙が出た」と言う・・・・。

今日の曲はどれも良く聞く曲で、久しぶりに聞くナマ。そのダイナミックレンジの広さはさすがナマ。「モルダウ」のシンバルのシャーンという音、トライアングルのチーンという音、そして大太鼓のドーン。

圧巻は、最後の高田三郎の混声合唱組曲「水のいのち」。これは、自分はオリジナルのピアノ伴奏で聞きなれた曲だ。それを今回は、中村健氏によるオーケストラ編曲での「挑戦」である。先ず心配したのは、もともとピアノ伴奏の曲なので、合唱とオーケストラのバランス。弦は少なくても、ブラスの音は大きい。その音量(存在感)に合唱がどう応えるか・・・・。でも合唱は良く頑張っていた。音量という意味ではなく、プロのオケに負けない存在感を出していた。今日の演奏は、もしかすると“本邦初演”かも・・・
自分は、まさに初めてオーケストラ伴奏の「水のいのち」を聞いた訳だが、ゴージャスなオーケストラの音に負けない合唱団と、最後の曲を歌い終えた後の、充実感に溢れる合唱団の表情が印象的だった。そして、楽譜の持ち方ひとつを取っても、良く訓練された合唱団だと思った。

P10208432 ともあれ、女声と男声の人数の比は、どのコンサートに行っても同じだ。色々な第九を聞いても、中央に男声がいて、両脇にほぼ同数の女声。つまり男女比は1:2。でも今日は1:3だった。
これはまさに、平均寿命そのものではないか? 今日も先入観のせいか、男声合唱が“か弱い”ように聞こえた。何か“自信が無い男性(男声)”を聞いてしまったようで、つい「頑張れ!」と言いたくなるような・・・
それに、舞台の合唱団はベテランぞろいのように見えた。少なくても男性は、自分と同じで頭を見れば年代が分かるのでベテラン(歌でなく人生で・・)だ。でも、女性は化けるので年代が分からない。ベテランは男声だけかも知れないな・・・・。
加えて、今日のメダマは全員での合唱?「われは海の子」「みかんの花咲く丘」、そして“八王子特産”の「夕やけ小やけ」(この歌の舞台は八王子である)を、会場も含めて全員で歌った。しかし皆で歌うとなぜか一体感・・・・。これは良かった・・・。久しぶりで、自分も歌った。
でも、周りの歌声も女声だらけ・・・。会場も女性がほとんど??←これ被害妄想?
よって、今日のコンサートの結論は「やはり世の中、女性の天下だ!?」
(写真は、入場直後。放送では「開演中の撮影は迷惑になるので・・」とか言っていた気がするので、開演前という事で許してもらおう・・)

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映画「敬愛なるベートーヴェン」を見た

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