フォー・セインツの「希望」~結婚式で歌っちゃった歌
NHK FMで毎月末に放送している「歌謡スクランブル-話題のホットミュージック-」を、ラジオ深夜便の録音のついでに録音しおいて、毎月息子のiPodに入れてやっているが、何と今日の放送に「この街で(フォー・セインツ)」とある。
フォー・セインツ?? ウソだろ~・・・とNetで見たら「フォー・セインツ、第二の青春!新曲「この街で」5月に発売 ~ 「小さな日記」のヒットで知られ、昭和40年代初期のカレッジフォーク・ブームの代表的グループ、フォー・セインツが、デビュー40周年を記念して本格的に再結成し、新曲「この街で」を5月7日に発売することが4日、分かった。・・・」(ここ)と載っている。何と40年ぶりの再結成だとか・・・
実は、フォー・セインツと聞くと、あまり愉快でない事を思い出す。
それは、フォー・セインツが歌った「希望」という歌についての話である。実はこの歌を、自分の結婚式で、新郎新婦(自分たち)が朗々と歌ってのけたのである。先ずは歌詞をじっくりと聞いてみよう・・・。(未だに思い出すと赤面の至りである・・・)
<フォー・セインツ「希望」>1969年5月発売
「希望」
作詞:藤田敏雄
作曲:いずみたく1)希望という名の あなたをたずねて
遠い国へと また汽車に乗る
あなたは昔の わたしの思い出
ふるさとの夢 はじめての恋
けれどわたしが 大人になった日に
黙ってどこかへ 立ち去ったあなた
いつかあなたに また逢うまでは
わたしの旅は 終わりのない旅2)希望という名の あなたをたずねて
今日もあてなく また汽車に乗る
あれからわたしは ただ一人きり
明日はどんな 町に着くやら
あなたのうわさも 時折聞くけど
見知らぬ誰かに すれ違うだけ
いつもあなたの 名を呼びながら
わたしの旅は 返事のない旅3)希望という名の あなたをたずねて
涙ぐみつつ また汽車に乗る
なぜ今わたしは 生きているのか
そのとき歌が 低く聞える
なつかしい歌が あなたのあの歌
希望という名の マーチがひびく
そうよあなたに また逢うために
わたしの旅は いままたはじまる
問題は、この歌詞が結婚式に“ふさわしい”かどうかなのである・・・・
自分の「歌の歌詞を“味わないで”聞く・・」といういつもの「クセ」が全ての原因・・・・。
自分は、「二部合唱に丁度良い」「題が『希望』で結婚式には打ってつけ」という勝手な思い込みで、カミさんを脅迫して歌った。(当時はカミさんも素直だった・・・・!)
そして「よし、うまくハモッたぞ」と一人満足していたが、その後に良く歌詞を読むと・・・・!
話は飛ぶが、今Netで見たら、何と「YouTube」で、昨年再結成した時に「小さな日記」と「希望」を歌っているフォー・セインツの姿が見られる。(ここ)しかも音がステレオだ。全員が還暦・・というのに、ほとんど昔の歌声・・・・・
40年も経って再結成が出来る・・・、というのもオドロキだが、歌声が現役だというのもビックリ!
しかし、この「小さな日記」も「希望」も、実に素直な良い曲である。「YouTube」の昨年(07年10月)の声と、下の“昔の声”を聞き比べてみるのも一興か・・・・・?
<フォー・セインツ「小さな日記」>
話は戻るが、この「希望」という歌からスタートした我々夫婦が、その後どのような運命を辿ったかは、とても文字に出来ない・・・!?
つまり、「全て、この歌が悪い?」のだから、この次に結婚する時には“この歌だけは避けよう”と思っている。
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コメント
お久しぶりです。フォー・セインツの「小さな日記」は好きな曲でレコードでよく聴きました。またカラオケのない時代でしたので友達とよく歌いました。ある時、レコード店で森山良子のLPの中にこの曲が入っているのを見つけて早速買いました。何と素晴しい声、何と感情のこもった歌唱でしょう。オリジナルのフォー・セインツの曲が同じ曲だと思われないぐらいです。以来この曲を聴く時は森山良子オンリーです。
【エムズの片割れより】
もちろん知っています。森山良子の「小さな日記」は、「カレッジ・フォーク・アルバム」(1969年6月5日発売)に入っていたもので、自分も森山良子でこの歌を知りました。フォーセインツの歌を知るよりも前に・・・。
フォーセインツ盤は、1968年10月10日発売とのことで、ほとんど同時ですね。この時代の歌は心に滲みます。
投稿: 酒屋 | 2011年12月31日 (土) 23:22