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2008年4月 6日 (日)

映画「ベン・ハー」序曲~チャールトン・ヘストンが亡くなった

NHKの夜7時のニュースを見ていたら、米映画俳優のチャールトン・ヘストンが(2008年4月)5日に84歳で亡くなった・・・、と言っていた。死因は明らかにされていないが、2002年には自らアルツハイマー病に罹っていることを公表していた、という。

チャールトン・ヘストンは、自分が最初に覚えた外国俳優の名前であるので、何か感慨深い。「ベン・ハー」「十戒」「猿の惑星」などが有名だが、何と言っても「ベン・ハー」が思い出深い。1959年にアカデミー賞主演男優賞を受賞。
1959年というと昭和34年・・・。この映画は、母に連れられて見に行ったのを今でも覚えている。(当時は映画は唯一の娯楽・・・)しかし当時は小学校6年生・・・。実は、スジは分からなかった。でも、母が「これは良い」と盛んに言っていたので、そんなものかと・・・・。
後年になって何度も見た。そして、「十戒」なども・・・・。それから、何となく歴史スペクタクルに魅せられて、テアトル東京に「クレオパトラ」(1963年)を見に行ったり・・・。テアトル東京は京橋にあり、シネラマの映画館だった。シネラマとは、中央から左右に広がる半円形のスクリーンに、3つの映写機から映すという映画。シネラマという言葉自体、もう死語かもね・・・・

しかし、「ベン・ハー」の50年前と、今のCGを駆使したハリウッド映画とは比較にならないが、当時の「ベン・ハー」のレースの場面や「十戒」の海が二つに割れるシーンなど、その歴史スペクタクル映画の特撮は強烈な印象だった。
でも往年の名優も次々と亡くなって行くな・・・。まあ当然だが、段々と時代は移っていく・・・。
・・・という訳で。今日は映画「ベン・ハー」の音楽を・・・。(実は前にアップしているので、再録だが・・・・)

<映画「ベン・ハー」から「序曲」>ローマ交響楽団演奏によるオリジナル・サントラ

<映画「ベン・ハー」から「勝利の行進」>

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コメント

ベン・ハーの鑑賞が小六の時とのことですが、私は中一でした。妻の父親も好きな映画でした、私には今でも数少ない大切な映画であり、男優でした。ガリー船での過酷な運命と出会いとメッサラとの再会、友情が復讐に変わり戦車で雌雄を決する。男の生き様、尽愛、家族愛、民族や宗教がドラマチックに画かれたアメリカ映画史に輝く作品を主役として見事に演じた本当に瞳の美しい人でした。
ブログで拝見しましたが多方面に造形深く人生を大切にされているおかたと拝見いたしました。音楽の比較鑑賞も目から鱗でした。ありがとうございました。

投稿: 林太郎 | 2008年4月 9日 (水) 00:06

林太郎さん

コメントありがとうございます。
どうも同じ位の世代のようで・・・・。
自分は、なかなか還暦(=定年)を受け入れられなくて、サラリーマンの延長戦中です。
機会があったらまた寄って下さい。

投稿: エムズの片割れ | 2008年4月 9日 (水) 21:10

前の林太郎さんに同感です。ただ日本の映画史に残る「テアトル東京」はシネラマ劇場で「3台の映写機で映すのがシネラマ」です。「ベン・ハー」は1台の映写機で済む「70ミリ」です。又「シネマスコープ」はちっとも死語ではなく今でも略して「シネスコ」と言う言葉で立派に使われています。

投稿: なんだかんだ | 2008年5月 1日 (木) 13:34

なんだかんだ さん

ご指摘ありがとうございます。
当blogの大チョンボ。映写機3台で映すのは「シネラマ」ですね。あわてて直しました。
スミマセン・・・

投稿: エムズの片割れ | 2008年5月 1日 (木) 18:55

広島のたっちゃんと申します。
「ベンハー序曲」を検索して入りました。
感涙にむせびながら聴き入りました。
私の洋画コレクションの中でナンバーワンが「ベンハー」です。昭和34年、小倉朝日会館で2度観ました。完全予約制でした。よろしかったら「石内の四季」にもどうぞ。

投稿: たっちゃん | 2009年5月21日 (木) 19:42

小生が大阪・難波の南街劇場で「ベン・ハー」を観たのが、中学3年の夏休みでしたので、ロードショウが始まってから一年位経った時点だったのかも知れません。
この映画の音楽で、作曲家ミクロス・ローザに少しハマりました。「キング・オブ・キングス」「エル・シド」が歴史映画音楽3部作のようですが、ヒッチコックの「白い恐怖」などでもアカデミー音楽賞を取っています。
あと、サブーが出演した「バグダッドの盗賊」、デボラ・カーが美しかった「クオ・ヴァディス」なども、確かミクロス・ローザの音楽だったはずです。

確か、ハイフェッツのヴァイオリンによる「ヴァイオリン協奏曲」という、純クラシックの作品のレコードもありました。

お聴かせいただきました「序曲」は、映像が始まり、MGMのマークがでて、ミケランジェロの最後の審判の画にズームアップしていくバックに演奏される曲ですが、上映が始まる前に4分ほど音楽だけ流れる「序曲」もありまして、こちらも凄くいい音楽です。

投稿: リュウちゃん6796 | 2010年1月24日 (日) 17:22

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