大塚博堂の「めぐり逢い紡いで」
前に当blogで紹介した手仕事屋きち兵衛の「わすれ雪」を、ウチのカミさんがエラク気に入って、MP3プレヤーや、カーステレオで聴いておる。
それで「同じような素直な歌い方の歌は無いのか?」とリクエストが来た。
それでフト思い出したのが、大塚博堂の声なのである。先ずは自分が一番気に入っている「めぐり逢い紡いで」。大塚博堂の作曲で作詞は「るい」である。
<大塚博堂の「めぐり逢い紡いで」>
「めぐり逢い紡いで」
作詞:るい
作曲:大塚博堂胸のボタンひとつはずして
あなた好みに変わってゆく
ただひたむきに愛されたい
惜しみなく奪ってほしいはじめてつけたマニキュアが
もろい かける 割れる はがれる
めぐり逢い紡いで愛の色に織りあげた
あなたへの燃える火を
断ちきれない
消せはしない束ね髪をふわり広げて
かわいい女つくろって
ただひたすらにつなぎとめる
行かないでこっちを向いてはじめてつけたマニキュアが
もろい かける 割れる はがれる
めぐり逢い紡いで愛の色に織りあげた
あなたへの燃える火を
断ちきれない
消せはしないめぐり逢い紡いで愛の色に織りあげた
あなたへの燃える火を
断ちきれない
消せはしない
大塚博堂はもうこの世に居ない。1981年に37歳の短い命を終えている。それも、脳内出血により、倒れてから4日後に亡くなったという。
それに下積みが長く、本格的に世に出たのは、32歳で「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」から・・・。(だからヒットした曲が少ない。)
そして1977年に「過ぎ去りし想い出は」、1978年に「めぐり逢い紡いで」を発売。布施明も同年にこの「めぐり逢い紡いで」を競作し、この年のNHK紅白歌合戦でも歌ったという。
布施明の「めぐり逢い紡いで」は昔から良く知っていたが、この歌の作曲者の大塚博堂の歌もまた素晴らしい。音楽学校で声楽を勉強しただけあって、朗々と・・・というか、素直な無理をしていない声だ。
(でも「手仕事屋きち兵衛」といい「大塚博堂」といい、何で風体が「声」と違うのだろう・・・。ジャケットの風体からすると、こんな素直な声で歌うとは、到底思えない・・・よね)
しかし、大塚博堂は1944年生まれというから、生きていたら64歳。“団塊の世代”前の世代である。
優秀な人間ほど短命だ・・・なんていう話を聞くが、大塚博堂もその一人かもね。(自分は還暦まで生きたので、少なくても大塚博堂よりは優秀じゃない??)~話がズレてきたのでそろそろオシマイ。
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コメント
大塚博堂は今でも大好きな歌手の一人ですが、「めぐり逢い紡いで」は知りませんでした。エムズの片割れさんの意見には同感です。
投稿: 団塊の片割れ | 2010年7月14日 (水) 00:23
昔、よく聴いた大塚博堂の曲で、覚えておきたい歌があるのですが、残念ながら曲名を忘れ、また、歌詞の一部しか思い出せないのですが、もしご存知の方がおられたら曲名を教えていただけると大変ありがたいです。
♫ 生きることに懸命で、少しギスギスし たけれど・・・・
【エムズの片割れより】
ググったら「センチメンタルな私小説」という歌らしいですよ~~。
https://detail.chiebuku
ro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313201663
投稿: 桑原雅一 | 2017年8月30日 (水) 22:43
大塚博堂さん本当に信じられないほどあっけなく逝ってしまいましたね。
当時とても好きでカセットを聴いてました。
布施明さん、原大輔さんの歌い上げる「巡り合い紡いで」も好きですが~
エムズの片割れ様のおっしゃる通り自然な包みこむような彼の歌い方が好きです。
もうこの世にはいないと思うとなおさら恋しくなります。
気が晴れないことがあったので今はとてもこの歌に慰められます。この歌の発売された頃は
2人の娘たちの未来に大きな大きな夢を描いていた私です。今は不安のみの大きい日々です。
何度も何度も繰り返し聴いて過ぎ去りし日々に思いを馳せています。また 例にいよって涙が込み上げてきました。
投稿: りんご | 2017年8月31日 (木) 19:24
エムズの片割れさん
大塚博堂の件、ご回答ありがとうございました。本人歌唱ではありませんが、久しぶりに聴くことができ、気になっていたことが一つ解消しました。本当にありがとうございました。
M.k
投稿: 桑原雅一 | 2017年9月 1日 (金) 16:33