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2008年4月24日 (木)

オーケストラ・ランキング2008

レコード芸術」の08年5月号に、「オーケストラ・ランキング2008」なる特集が載っていた。これは、40人の評論家が優れていると思われるオーケストラを10選び、1位から10位まで順番を付け、1位が10点・・・10位が1点で点数を付けてその合計により、総合順位を付けたという。しかし順位が付けられない場合、例えば1位が10団体あれば、全部に10点を与えるという。。(この配点は良いのかな?人によって持ち点が違って来る。1位から10位までちゃんと付けると、持ち点の合計は55点だが、全部が同じだと、それぞれに10点なので合計100点。これは不公平では?)
結果、以下になったという。(当blogはベスト10が大好きなのだ・・)

「レコード芸術 オーケストラ・ランキング2008」
①ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(313点)
②ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(308点)
③ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(285点)
④バイエルン放送交響楽団(193点)
⑤シカゴ交響楽団(146点)
⑥ドレスデン国立管弦楽団(138点)
⑦ロンドン交響楽団(113点)
⑧ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(106点)
⑨ベルリン国立管弦楽団(104点)
⑩パリ管弦楽団(102点)

まあ順当だが、コンセルトヘボウが上位だな・・・・。シャイーのマーラーの5番は良かったが・・・。(自分の頭は相変わらず“アムステルダム・コンセルトヘボウ”。いつ名前が変わったのだ?)
米国のオーケストラが少ないな・・・。ニューヨーク・フィルが11位、クリーブランドが13位、フィラデルフィアが23位、ロス・フィルは26位、ボストン饗に至っては27位だって・・・。かのウィーン交響楽団が1点でラストの61位・・・・。

まあこの評価をどう見るかだが、流行なのだろうか・・・・?
記事にもあるが、かつてはカラヤン=ベルリン・フィル、バーンスタイン=ニューヨーク・フィルといった名コンビがあった。ショルティ=シカゴ饗も・・・
今は分からなくなった。
ちなみに、1993年に30人の評論家が選んだベスト10も載っていた。それによると、

「1993年のオーケストラベスト10」
①ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
③ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
④シカゴ交響楽団
⑤クリーブランド管弦楽団
⑥モントリオール交響楽団
⑦パリ管弦楽団
⑧18世紀オーケストラ
⑨ドレスデン国立管弦楽団
⑩バイエルン放送交響楽団

だったそうだ。

自分はオーケストラよりも、録音のレーベルに重きを置いた。何度かこのblogにも書いたが、英デッカの録音に惚れて、LPは何でもデッカ録音を買った。ドイツグラモフォンの録音が地味で嫌いだった。
これは夢だが、デッカ録音のカラヤン=ベルリン・フィルが聞けたら面白かっただろうに・・・・

最近はトシのせいか、あまり音にこだわらなくなった。録音のレーベルにもこだわらなくなった。
つまりこれは、自分の右耳が壊れたり、または耳の周波数特性が経年変化で悪くなって、音質の差を認識できなくなったためではないかと思う。
でもブッダも言っているように、「こだわらない」というのが心の平静には良いのである。まあ負け惜しみだが・・・・

*明日からしばらくお休みです。昨年の上海に続いて、今年は北京に行ってきます。帰ったらまたレポートしま~す。

(関連記事)
ショルティ/VPの「タンホイザー」序曲

ジョン・カルショーの録音

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