北京旅行の斜め見物記(1)~万里の長城・北京飯店・・
08/4/25~4/29まで北京に行ってきた。もっぱらカミさんの中国語の実地研修?だが、斜めから見た見物記を書いてみよう。(まともな見物記は色々あるので・・・・)
<万里の長城>
08/4/26に万里の長城に行った。前日と打って変わって風も無く晴天で、絶好の登山?日和。向って左手の「男坂」の方が眺めが良いと聞いて、登り始める。どうせ還暦だ、途中までで良いと思っていたら、何とカミさんが裏切りやがって、スタスタと頂上めがけて先に行く。仕 方が無いので後を付いて行くが、結局頂上まで登らされた。後でデジカメのデータから調べたら、登りは23分かかった。下りは13分ほどか。標準が往復50分とか言っていたので、我々還暦族の往復35分は素晴らしいのでは??
男坂の標高差は200米というが、途中には斜度が75度もあるだろうか(降りる時に、そばで誰かが言っていた)、垂直に近い階段もあり、なかなか登り甲斐があった。しかし降りてきてのキャラメルの美味さ。これで生き返った。万里の長城にはキャラメルが必需品である事が分かった。そして、スタスタと先に登ったカミさんの“実力”に、やはり相当長生きするな・・と思った。
<ANAの飛行機>
ANAのBG787機で行ったが、ジャンボに比べて中型機は両サイド2人席なので良い。TV も座席毎に付いているのでありがたいが、この操作器は明らかに設計不良。操作器に少しでも刺激を与えると、メニューに戻ってしまう。ちょっとひじが当たっても、操作をしようと操作器を少し動かしただけでもリセットされてしまう。途中まで進んだ映画を、後からその場面まで早送りをするのは大変。だから帰りは“直立不動”で体を動かさないで見た。
でも、映画は最新版を見る事が出来、帰りも「最高の人生の見つけ方」という日本語吹き替えの映画を見たが、帰ってきて新聞を見たら、5/10ロードショーとある。日本公開前の映画だったわけだ。しかし、くれぐれも操作器は、写真のようにずっと手に持って「空中に浮かして」見る事をおススメする。
<北京空港>
北京空港はとにかくデカイ。ほんの1カ月前の3月26日開業のピッカピカ。同じように、先日オープンした英の新ヒースロー空港に比べるとに比べると、実にスムーズ。(先日リニューアルオープンした英ヒースロー空港では、開業日の朝、機内預け荷物を飛行機に分別する係りの人が、従業員駐車場の場所やセキュリティチェックの長蛇の列に慣れていなくて、職場に着けず、人手不足で荷物がベルトコンベアー上にあふれてストップし、乗客は荷物無しで飛行機に乗るか、旅行を諦めるかの選択を迫られたという。そして一日で5000個の荷物が倉庫に溢れ、1万5000個が紛失、あるいは置き去りになり、責任者はクビになったとか・・・)
でもあまりに乗客が少なくヒマなので、ぐっすりと寝ている窓口女性もいた。まあ保険の窓口なので、客が来ないのだろう。でも空港に限らず、トイレでも何でも「ヌシ(トイレ管理人)」が居て、少しでも長居をするとそのヌシがノックする警備の厳しさはスゴイ。
<北京飯店>
北京飯店に泊まったが、グレードはやはりAかBか・・。設備が古いのは仕方が無いとして、中国の老舗中の老舗ホテルの従業員のモラルには、残念。朝食バイキングのウエイトレスが壁のガラスを鏡に髪を直していたり、部屋の廊下で大きな声で携帯電話をしていたり・・・・。しかも窓の外は、近くに故宮博物館が見えるものの、眼下はホテル建設の突貫工事。夜中までガンガン・・・。
しかし国家の要人はこのホテルを利用するらしく、何度も要人の出入りに 出くわした。要人が来る時は、入り口からエレベータまで赤絨毯を敷き詰め、ロビーは警護の人でピリピリ・・・。日本でもそうだが、到着前は北京飯店の前の道は通行止め、もちろん歩行者も止めてお召し車を通す。たまたま当日「日中韓賢人会議」なるものが開かれており、日本の国旗を付けた車があったので、誰が来ていたのだろうと、帰国後調べたら、中曽根さんが来ていたらしい。(ここ参 照)
このホテルの空調は良く分からなかった。最初の日は何もしなかったので、一晩中寒く、朝起きたら湿度28%、温度は20度。その後、空調を止めたので?、21度の38%位になったが、乾燥はスゴイ。朝の外は16度、41%だった。(自分はいつもデジタル温湿度計を持ち歩くのだ)
(以下続く)
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