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2008年3月31日 (月)

長寿と仕事の関係・・・・

先日(08/3/30)の日経朝刊に「健康情報を読み解く~長寿と仕事の関係は?~早期退職悪影響も」 というコラムが載っていた。(P10)

この記事は、現在会社で(定年後の)“延長戦中”の自分が、最も思い込んでいる「退職したら、家でやる事が無くなり、意識は自分の体調だけに行って、結果として病気を呼び込むのでは?」という不安(思い込み)に対して、解をくれている・・・。曰く・・・・

「仕事を早期にリタイヤして、残りの人生を好きなことをしてのんびり過ごす―。筆者もそんな夢を見る一人だが、早期退職が必ずしもその後の健康に結びつかない可能性を示した研究が3月1日、米国専門誌に報告された。

研究対象は、ギリシア人の男女約1万7千人。1994-99年の時点で、退職しているか仕事をしているかを尋ねた。その後平均7.7年間の追跡調査を行い、生死や死因を確認した。

すると、調査開始時点ですでに退職していたグループは、仕事を続けていたグループに比べて、同年齢でも死亡率が1.51倍と高かった。退職者の中でも、退職年齢が早い人の方が死亡率も高くなる傾向があった。

米石油大手シェルの社員を調査した2005年の別論文でも、55歳で早期退職した集団は、65歳で定年退職した集団より、死亡率が1.37倍高かった。

どちらの研究も、早期退職がその後の長寿につながるという仮説に対して否定的だった。むしろ反対に、早期退職が健康の悪化と結びつく可能性をうかがわせる結果だった。

もっとも、これらの研究は、早期退職が原因で健康状態の悪化が生じたのか。あるいは逆に、健康状態の悪化が原因で早期退職を余儀なくされたのか、十分区別できない。・・・・・・・

とはいえ、退職に伴って生じる生活の大きな変化が、体や心の健康にさまざまな影響を及ぼすのは確かだろう。退職に向けて十分に備えることの大切さをうかがわせるデータと言えそうだ。(東北大学公共政策大学院教授 坪野吉孝)

結論は簡単だ。如何に人間、生き甲斐を持って暮らせるか・・・だろう。それは分かっている。自分の課題は、バカの一つ覚えの「会社員」をリタイアした後、その他の生活を知らない、否、知ろうとしていない所に問題があるのである。

このblogも、「(会社員以外の)世界探し」をテーマに始めたものだ。それから、何ともう2年にもなる。
それで見付かったか?? いやいや、
まだまだ見付かったとは言えない・・・。

別に長寿が目的で会社員の延長をしている訳ではないが、会社員をリタイアした後、どうしたら充実した毎日を送れるか・・・、それが自分の課題なのである。(「濡れ落ち葉」に、カミさんも逃げるだろうし、メイ子(我が家の愛犬・・)だって逃げるだろうな・・・・)

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コメント

連日お邪魔しますが、今日も一言・・・。
寿命が50から80に延びたのだから、この30年間を計画的に使わなければ、ボケるのは当然ですね。私の場合70まで幸い軽い仕事が出来ました。70代は海外旅行や朝食会で色々な分野の方のお知恵をいただきました。偶然、ICの発達が平行し、60代はワープロの時代、70代はパソコンの時代、80代はインターネットの時代となりました。正にブログやグーグルはボケ防止の妙薬です。

投稿: toriaezu3965 | 2008年4月 1日 (火) 17:22

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