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2008年3月19日 (水)

石川さゆり「津軽海峡・冬景色」~歌謡曲のアレンジの妙・・・

前にも このblogに書いているが、自分は「良い音」で歌謡曲を聞くのが好きである。演歌でも何でも、音が良くなければダメ。よって、同じ曲でも編曲(アレンジ)・録音時期が違うもの(レコード会社が違う等)は、全て別の曲として収集している。
だいたいにおいては、初リリースの録音(編曲)がベスト。印象的にも、初リリースされた時のアレンジは、誰の耳にもその音が滲み付いており、そうそう評価は揺るがない。しかも、後で録音する際は、編曲者が自分の個性を出そうとするので、とかく馴染めない場合が多い。
その中で、新録音の方に惹かれた数少ない盤に、石川さゆりの「津軽海峡・雪景色」がある。もともとは日本コロムビアの録音(編曲は作曲者である三木たかし」:1977年=昭和52年発売)だが、レコード会社の移籍にともなって2000年に発売されたテイチク盤(編曲は今泉敏郎)は、オリジナリティは保ったまま輝きを増しており、素晴らしい録音(編曲)だ。オリジナルの編曲が染み付いている耳にも、違和感は無い。少し聞いてみよう。

<石川さゆり「津軽海峡・冬景色」~テイチク録音2000年>(CDはこれ

ちなみにオリジナルも少し聞いてみよう。

<石川さゆり「津軽海峡・冬景色」~コロムビア録音1977年>

何度聞いたか分からないこのようなスタンダード曲も、改めて新録音で聞いてみると、なかなか新鮮で良いものである。これは、いわば音楽の「リニューアル」である。

しかしクラシックの世界では、再録音は日常的である。特に指揮者は長寿な人が多いので、オーケストラやレーベルを変えて再録音する。ワルターがステレオで全ての曲を改めて再録音したのをはじめ、カラヤンの「運命」など、Netで調べてみると7回位録音しているらしい・・。

話は変わるが、我が家も築20年・・・。そろそろ外壁や屋根が傷んできた・・・。手遅れにならないうちに、そろそろリニューアルでもしようか・・・?
カミさんや息子共のリニューアルは無理だけど・・・・(ン???)

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コメント

学生時代はジャズを聴く毎日でした。大学の軽音楽部へ
入り、勉強より音楽ばかり。
先輩はプロになり、紅白に出たくらい。その頃は歌謡曲を
少し見下して、、。
しかしレコード会社に行った同僚は、もし外国で懐かしの音楽は演歌だと。この曲の
歌詞も素晴らしい。メロディーも。やはり歌詞で光景が浮かぶのは、プロの仕事ですね。

投稿: でんでん | 2022年3月10日 (木) 21:41

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