次世代DVDとゲーム理論
今朝(08/2/29)の日経産業新聞(P39)のコラム「次世代DVDとゲーム理論」に面白い例え話が載っていた。曰く・・・
「東芝の撤退で決着した次世代DVDの規格争い。・・・・・
・・・・・
協力して大きな市場にし、特許料収入も含めて、その分け前を確保した方が両者にとっておいしい話ではなかったのか。
戦略分析でよく利用される「ゲームの理論」に「シカ狩り」というのがある。有名な「囚人のジレンマ」は、二人の共犯者が互いに相手が自白しないか疑心暗鬼になって墓穴を掘るのだが、こちらは二人の狩人の話。協力してシカ狩りをすることもできるし単独で兎狩りもできる。獲物のシカは折半しても兎二匹よりも価値があるが、二人で担がないと下山できない。兎は一人でも難なく捕らえられる。で協力するか単独行か、狩人はどうする。合理的な選択は協力だが、山の中で相手が本当に協力するか不確実。分担任務を放り出し眼前に現れた兎を追う恐れもある。そうなると忠実にシカを追った狩人はばかを見る。
ソニーも東芝も胸に一物ある狩人。志高くシカを追いかけるよりも兎を狙った。ゲームなら両者一匹ずつ仕留めて低位満足の均衡もあるが、ワーナーの“誤射”に驚いて東芝が一気に下山。理論と商売とは違うことを証明した結末になった。」
なるほど・・・・
要は、相手を信用できるかどうか・・・。
家庭でもまったく同じ。夫婦が協力し合えば絶大な力を生むし、不信感が生まれると絶大なストレスを生む。
このように、パートナーを選ぶという事は、(上記の次世代DVDの会社間でも同じだが)実は大変なこと・・・・。
自分の場合、『そのパートナー』が「当った~!」かどうかは、あえて言葉にするまでもあるまい・・・????(← ところで、どっちなの??・・・・・)
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