伊東ゆかりの「愛は限りなく」と佐川満男の「今は幸せかい」
(なぜこの組み合わせかというと、“元夫婦”だから・・・・)
NHKラジオ深夜便(の録音)を聞いていたら「歌謡スター・思い出のヒット:伊東ゆかり集」(08/2/19)をやっていた。
何とも懐かしい歌声である。今日はその思い出話・・・
学生の頃、伊東ゆかりの歌は、同じキングだった布施明とともに良く聞いた。布施明と同様に、平尾昌章作曲の歌が多く好きだったな・・。
ネットで改めて調べてみると、伊東ゆかりは何と自分よりも半年年上だった。よって今年は自分と同じ還暦だ。そうは(=還暦に)見えないのは、さすがだ・・・。
デビュー以来、歌手と同時に俳優・タレントとしても大活躍・・・。
伊東ゆかりの曲を一曲挙げるとすると、やはり「恋のしずく」なのだが、今日は「愛は限りなく」を聞いてみよう。もちろんこの曲はジリオラ・チンクエッティの曲だが、途中でリズムが取れなくなる。最初のバラード風の部分が終わって盛り上がってくるところ=「それが愛なの・・・・それが恋か」(2:30~2:50)の所だが、何度聞いても違和感がある。4拍子かと思うのだが、拍子が取れない。これは外国の歌に無理に日本語を付けているせいかと、オリジナルのジリオラ・チンクエッティの歌を聞いてみたのだが、同じだった。この部分は素人では歌うのが難しい。でも伊東ゆかりは戸惑わないで堂々と歌っている。
最初の伴奏なしのバラード風の所を聞いていると、つくずく“伊東ゆかりは大歌手だな・・・”と思う。
<伊東ゆかり「愛は限りなく」>
その伊東ゆかりが佐川満男と結婚した時(昭和46年7月)は、何とも複雑な気持ちだったな・・・・。(特に伊東ゆかりの“大ファン”という訳でもなかったのだが・・・)
当時、佐川満男は「今は幸せかい」(昭和43年発売)しかヒットが無く、何か“格”が違うような(失礼!)気がした。・・・と思ったら、程なく離婚(昭和51年5月)してしまった。しかし、その一粒種は立派に成長して、今は「宙美(ひろみ)」という歌手として活躍中とか・・・。
この佐川満男の「今は幸せかい」を聞くと、なぜか大学のキャンパスを思い出す。色気の無い学部の殺風景なキャンパス・・・。でも、この歌も当時良く聞いたな・・・・
<佐川満男「今は幸せかい」>
「今は幸せかい」
作詞・作曲:中村泰士1)遅かったのかい 君のことを
好きになるのが 遅かったのかい
ほかの誰かを 愛した君は
僕を置いて 離れて行くの
遅かったのかい 悔やんでみても
遅かったのかい 君はもういない2)若かったのかい ふたりとも
傷つけあうのが 恐かったのかい
君は君の 心を知らず
僕は僕の 心を知らず
若かったのかい 悔やんでみても
若かったのかい 君はもういない3)今は幸せかい 君と彼は
甘い口づけは 君を酔わせるかい
星を見つめて 一人で泣いた
僕のことは 忘れていいよ
今は幸せかい 悔やんでみても
今は幸せかい 君はもういない
しかし佐川満男の、その後の俳優としての名脇役ぶりは、世の中の評価するところ。いわゆる“大歌手?”と離婚して、そのまま潰れるのではなく、歌手としては“元カミさん”に負けても、俳優として見事に活躍しているのをみると、昔「格が違うな・・」と思ったのが、大変に失礼であった。(別に、心の中でそう思っただけで、本人に言ったわけでは無いのだが・・・)
でもまあ、イギリス女王の夫君ではないが、カミさんが上位に君臨すると、亭主は何かと苦労するものだ。まあウチも同じだけど・・・・
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コメント
佐川ミツオ時代には、
「情の夢」「ゴンドラの唄」「背広姿の渡り鳥」「煙草屋の娘」「かんにんしてや」
等のヒット曲がありますね。
関西で活躍しておられるので、ラジオ番組もよく聴きます。
この間、娘さんと一緒に「ふたりの小舟」を唄われたのを、
ラジオで聴きましたが、伊東ゆかりさんの声にそっくりですね。
投稿: なち | 2008年2月22日 (金) 09:27
「無情の夢」の “無” が抜けてましたね。
投稿: なち | 2008年2月22日 (金) 09:29