夫婦ゲンカの極意「勝たない。勝てない。勝ちたくない。」
「勝たない。勝てない。勝ちたくない。」をご存知だろうか?
綿密なるネットの検索によって、これは「全国亭主関白協会」の唱える夫婦喧嘩の<非勝(ひかつ)三原則>であることが分かった。
先日、夕食に出てきたサフランの黄色いチャーハンを「匂いが強くて×(バツ)!」と言ったら、カミ(神)さんが猛烈な勢いで反撃してきた・・・。「いったい準備にどれだけの時間が掛かっていると思っているの? 食べなくてよろしいのよ」・・・・と。(フー・・・)
“犬も食わない話”なので詳しくは省略するが、結局「勝たない。勝てない。勝ちたくない。」を“暗誦”させられてチョン。(練習でうっかり「勝ちたくない」を「負けたくない」と言い間違ったら、それはもうエライ剣幕で・・・)
聞くと、TVのコラムやドラマでやっていた何とかという亭主関白の会の標語?だそうだ。(~調べてみたら、先日(08/2/1)、フジテレビでドラマが放映されたらしい。⇒ 金曜プレステージ『妻たちからの三行半~夫たちの(秘)離婚回避マニュアル~』」
この誓い?の言葉を覚えさせられたのが“しゃく”なので調べてみたら、「全国亭主関白協会」というのがあって、立派なHPがある(ここ)。(会長のblogも見つけた) かなり有名な?協会らしい。そこに、この言葉があった。解説に曰く・・・
『「夫婦喧嘩はたいていの場合、「ちょっと!あなた!」から始まる。
足をもつれさせないでリビングのソファーまでたどり着くのも至難のワザだが、愛妻の「ちょっと」は2、3分ではなく1時間と心得よ。
その際、心の中で唱えるのが<非勝三原則>である。
その深い意味を理解しなければならない。
①勝たない
話の内容を聞けば、ひょっとしてこのケンカ勝つかも知れないという思いが沸いてくることもあるだろう。しかし、反論をすれば1時間が2時間になるだけである。だから勝たない、のだ。
②勝てない
仮にその問題が100%、亭主に分があるとしても、敵(じゃなかった愛妻)は、形勢不利とみれば20年も前の出来心の浮気を引き合いに出すに決まっているのである。だから、勝てない、のだ。
③勝ちたくない
もし、勇気を振り絞って戦い、そのケンカに勝ったとしよう。愛妻は反省するだろうか?否、しない。次の機会にそのストレスが、5倍10倍になってはね返ってくるだけであろう。だから、勝ちたくない、のだ。
以上の主旨をよく理解すれば、<非勝三原則>の深さがお分かりだろう。
日本には素晴らしい非核三原則があり、亭主には、ちょい、情けないが、非勝三原則がある。
争わないことが、真の勇者であり、勝者なのだ。
全国の亭主たちよ、それでも戦うのか(笑)
全国亭主関白協会 会長 天野周一』
しかし世の中には、デキた(悟った)人が居るものだな・・・と感心した。実に目線が高い。視野が広い。こころが広い・・・。(天野会長は、九州久留米の55才の方だそうだ)
話は突然に変わるが、家庭の中で言ってはいけない「禁句」というものはあるのだろうか?
一般的には「当然ある。夫婦といえども他人。家庭内といえども、また親子といえども最低限のエチケットというものはある。」が正解だろう。
しかしカミさんは言う。「家の中で“言ってはいけない言葉”というのは無いと思う。それがあるのは他人。他人は何かあると去っていく。でも家族(親族)は去れない。だから失言がもしあっても、言い過ぎた場合は謝ることで許されるべきではないか(=禁句があるような緊張した家庭では困る)」・・・・と。
なるほど・・・・。(じゃあ、何でサフランで叱られる??)
またまた話は変わるが、前に部下の結婚式の主賓に呼ばれると、いつも同じ事を言ってきた。「・・・・何でも話せる明るい家庭を築いて下さい」と。
実は、自分はこれを確実に実践している! 家に帰ると自分のクチのバルブは緩み、思ったことは頭で反芻するヒマも無く、かつ何も考えずにポンポンと口から出てしまうのだ・・。でも、カミさんからいつも叱られる現実・・・。
何でも言えるはず・・・と、叱られる現実・・・・という落差を理解するために、自分も「全国亭主関白協会」に入会して、その極意を教えてもらおうかな・・・。(実に良い協会を知った・・・)
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