「佐賀のがばいばあちゃん」の“目線”
カミさんが「読んだら?」と持ってきた雑誌の切抜きに、「なるほど・・・」と思う言葉があった。
「売れなくなって『山あり谷あり、人生大変やわ』って言うと、『谷におるのが普通なんや』と言われました。山の頂上には草も木もないけど、谷には川があって木も繁ってるやろと。確かに頂上は寂しい。下でみんなで和気藹々としてるほうが楽しいんですよね」
「お金があっても風邪はひくし腹も痛くなる。金を払えば睡眠時間が2時間で済むということもない。『いくらお金があっても3食以上は食えん』とばあちゃんが言ってたけど、その通りでした。幸せはお金の多寡で決まるのではなく、心のあり方次第だと実感してるね」
「人生は思い通りにはいかん。失敗するのが当たり前。そう言い続けたばあちゃん。だからこそ、『死ぬまで夢を持て。かなわなくてもしょせん夢だから』とも言ってました。それは、失敗してもいいんだから諦めるなということ。そう思うと勇気が湧いてくるよね」
これは、「50代からを応援!ゆうゆう」という雑誌の2月号、「島田洋七さんの生き方~生き方上手のお手本~がばいばあちゃんが教えてくれたこと~」(P30)に載っていた言葉である。
「佐賀のがばいばあちゃん」というのは前にTVで見た事がある。泉ピン子主演だった。昨年の1月放送・・・・。でも映画は見ていない。
しかしこの『信念』は、ある意味、“経験に裏打ちされた人生への開き直り・・・”のような強靭さを感じる。まさにその通りなのであ~る。
すべて「目線」だな・・・。何事も、どの視点から見るかで(考える立場・ポイントで)、その価値・意味はどうにでも変わる・・・。
でも生身の人間は、そうそうお釈迦様のようには悟れない。直ぐに人目を気にしてしまう。特にサラリーマンはそうだ。
自分も定年を迎えてから、『少しは肩の力が抜けてきたかな・・?』と思うこともあるが、現実はどうしてどうして・・・
まあ自分も(今更・・・だが)、640万部を売ったという「佐賀のがばいばあちゃん」という本でも買って、「ばあちゃんの“爪の垢”」でも煎じて飲むとするか・・・・・
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