竹内まりやの「駅」
帰りのバスの中で、いつものNHKラジオ深夜便「アンコール特集・竹内まりや デニムのように~私と音楽と人生と(H19.8.31放送)」(07/12/29放送)を聞き、竹内まりやという人の、気品のある話しぶりに聞き惚れてしまった。(正月休みにMP3で録り貯めた「ラジオ深夜便」を通勤途中で聞いているのである)
ほとんど知らない人の事を書くのも気が引けるが、少なくてもこの話は素晴らしい。特に年齢が50歳を越えているという話を聞いてから、すっかり「同胞?」に思えてきた。(何せ“まりや”か“まりあ”か分からないので、NETで調べている状態・・・)
夫が山下達郎だと・・・。どこかで聞いた名前だが、自分は良く知らない。竹内まりやの歌も、知っているのは「駅」という曲だけ。これはウチのカミさんが大好きなので、一緒に聞いている位・・・。他の曲も、聞いてみたが、残念ながら自分にはフィットしない。(失礼)
でも今日聞いた番組での話は好きだ。何しろ滑舌(かつぜつ)が良い。まるでアナウンサーのような滑らかな話しぶり。しかも話し方が上品だ。それに夫婦仲の良さが、話の中に滲み出ている。
帰ってカミさんに言うと、夫が山下達郎だということは百も承知。しかし山下達郎という人は、風貌がかなり“個性的”らしい。「子供がどちらに似るか心配だ・・・」という。(余計なお世話だが)。 NETでHPを見てみると、なるほどこれは心配だ・・・。(失礼!自分の事は棚に上げて・・・?)
この番組でも、最後に1987年の作という「駅」で締めくくっていた。この歌はやはり年配の人からリクエストが多いそうだ。
<竹内まりや「駅」>
「駅」
作詞・作曲:竹内まりや1)見覚えのあるレインコート
黄昏の駅で胸が震えた
はやい足どり まぎれもなく
昔愛したあの人なのね
懐かしさの一歩手前で
こみあげる苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ
あなたがいなくてもこうして
元気に暮らしていることを
さりげなく告げたかったのに・・・2)二年の時が変えたものは
彼のまなざしと私のこの髪
それぞれに待つ 人のもとへ
戻っていくのね 気づきもせずに
ひとつ隣の車両に乗り
うつむく横顔見ていたら
思わず涙あふれてきそう
今になってあなたの気持ち
はじめてわかるの 痛いほど
私だけ愛してたことも3)ラッシュの人波にのまれて
消えてゆく後ろ姿が
やけに哀しく心に残る
改札口を出る頃には
雨もやみかけたこの街に
この歌の詩がなかなか良い。自分は殆ど歌詩を聞かないが、この歌の詩は味わっている。このストーリーは切ない・・・・。
ふと、カミさんがこの歌が好きなのは、自分の体験から来ているのかな・・・?と、少し心配?になった・・・?
でもこのトシになると、こんな話があるだけ、日々の生活に変化があって面白いかもね・・・。まあウチには関係ないが・・。 ・・・ン? ・・・だよネ!
| 1
コメント
私もこの二人は名前は知っていても曲は知りません。去年You-tubeなる動画サイトで松たか子の主だった曲に遭遇。「みんなひとり」だったか「みんなひとりぽっち」だか忘れたがなかなか良い。歌詞が良い。人に言ったら竹内まりやがプロデュースだから良いに決まってると言う。そんなもんかなと納得。一度お聴き下さい。
投稿: なんだかんだ | 2008年5月 4日 (日) 14:59
こんばんは~
今日は暑かったですね。
この「駅」見切りのネット友達の間で大変話題になりました。
『Denim』発売がきっかけでしたが『Denim』も大変素敵な曲で おじさんおばさんへの応援歌なのですが やはり この「駅」に対する思い入れは 男性も女性もすごくて 特に男性は件のテレビを見た人が多く 竹内まりあに魅せられて 山下達郎に嫉妬するとおっしゃってる方もいらっしゃいました。
大人の切ないストーリーがあって こういう恋に覚えのある人にもないひとにも しみじみとした思いを抱かせる名曲ですね。
レパートリーが多岐にわたっていて 検索機能まで付いていて PC音痴の見切りにも大変見やすいブログで 毎日お邪魔するのが楽しみです。
少しずつ聴かせて頂いています。
投稿: 見切り発車 | 2008年7月 5日 (土) 19:48
見切り発車 さん
この曲はカミさんが大好きで、いつもカーラジオから鳴るので、一緒に乗る息子がノイローゼ・・?
左上の「サイト内検索」は結構便利で、自分も良く使っています。半角と全角は区別するので、NHKとNHKは別になります。
コンセプトの一つに仏教があったのですが、最近遠くなったので、舵を元に戻しています。2500年の歴史がある仏教の世界は、素人が覗いても、あまりに広い・・・・
投稿: エムズの片割れ | 2008年7月 5日 (土) 21:17
http://www.youtube.com/watch?v=5MmYaYXLjTw
山下さんの代表曲です。
Xマスの定番。
http://www.youtube.com/watch?v=7Q5DfdRKUNk
人生、50年を過ぎたら
この曲(竹内さん)は
胸に迫るかたが多いはずと。
投稿: でんでん | 2010年4月 7日 (水) 13:30
老婆心ながら、
って女性に失礼な慣用句ですな。
http://www.youtube.com/watch?v=7Q5DfdRKUNk
↑を左から真ん中のスペースを押しながら
ずーとマウスでながすとコピーできます。
そこで、一番上のhttp//、、、を
押すと色がつきます。
それをBACKSPACE右上から3番目あたりで
ちょんと押すときえます。
そしてhttp//のところでCTRLとVを
同時に押します。
右矢印→を押すと竹内まりやさんの
絶妙な歌が流れます。
よく知っているわ、なんてかたは
ごめんなさいね。
投稿: でんでん | 2010年4月 7日 (水) 13:41
この人の歌は若いときには全く胸に響かなかったが、51歳になった今じーんと来ますね。
彼女も人生経験を通して良い歌が作れる様になったんだよね。上手く歳とっていってるって事だね。
駅は名曲に入るよね。何度聴いても切なくなる。色んな恋愛体験が有るにしろ、無いにしろ。
【エムズの片割れより】
同じような場面設定の歌で、金子由香利の「再会」という歌があります。(当blogにもあり)
両方とも、聞いていて本当に切なくなりますね。(自分には経験無いけど・・・)
投稿: あちき | 2010年7月 5日 (月) 03:28
いい歌ですね・・・同年代の友人(おじさんです)がたまにカラオケで歌います。男が歌ってもなかなか味があるものですよ。
ところで2番の歌詞の最後の「私だけ愛してたことも」という部分は、読み方によっては二通りの解釈が出来ますね。
彼を愛していたのは私だけだった=彼への愛は私の片思いだった・・のか、彼は私だけを愛してくれていた・・なのか。
解釈の自由度がある、ということも魅力のひとつなのでしょうね。ともあれ名曲だと思います。ありがとうございました。
【エムズの片割れより】
確かにそんな解釈もできますね・・・
投稿: NAOKI | 2014年2月 8日 (土) 22:12
この歌を聴き始めたのはいつ頃からかは覚えていません。ただ少なくとも結婚してから、細君のCDを通じて知ったのだろうと思えます。
この歌詞と寂しそうな歌声に、引き込まれて、以来何度も聴き続けています。
私には歌詞にある車中の人を「彼」ではなく「彼女」と置き換えて、叶わなかった学生時代の恋をそこに重ねてしまいます。不思議なものですね、住まいも勤め先も路線も全然違い、遇えるはずもないのにもかかわらず、あの頃の彼女の様子がありありと目に浮かんでくるのです。背筋のピンと伸びた、はきはきした素敵な女性でした……。
【エムズの片割れより】
自分もこの歌は、カミさんから教わりました。
実は、竹内まりやは、この歌以外はほとんど聞かないのです。
会えるかな・・とハラハラド・キドキ・・・。いつ頃からそれが無くなったか・・・
やはり結婚して(女性の)「現実を知って」から、無くなったのかも・・・
投稿: おぐな | 2015年6月20日 (土) 01:00
良いサイトを作って下さり、ありがとう。
投稿: ケイコ岩井 | 2021年10月 3日 (日) 20:14