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2008年1月29日 (火)

1000年前の世界の大都市・・・

昨日(08/1/28)の日経朝刊(P5)に「紫式部の時代には」というコラムがあり、面白く読んだ。
今年は「源氏物語千年紀」だそうで、紫式部の時代(寛弘五年=1008年)から今年はちょうど千年目という。

このコラムの、1000年前の世界の大都市についての記述を読んで、ヘエーと思った。曰く・・・

「・・・その平安京が当時、世界屈指の大都会だったことは、あまり知られていない。
過去4千年の世界の都市人口を推計した米国の歴史家ターシャス・チャンドラーによる西暦1000年の世界ランキング(人口順)は次の通りだ。

①コルドバ(スペイン)   45万人~イスラム王朝の首都
②開封(中国)       40万人~北宋の首都
③コンスタンチノープル=現イスタンブール(トルコ)30万人
④アンコール(カンボジア)20万人
⑤平安京(日本)     17.5万人
⑥カイロ(エジプト)    13.5万人
⑦バグダッド(イラク)   12.5万人
⑧ニシャプール(イラン) 12.5万人
⑨アル・ハサ(サウジアラビア)11万人
⑩アンヒルワーダ=現パタン(インド)10万人

それに比べて、パリ(2万人)やロンドン(1.5万人)は田舎町だったという。

現在の東京も世界の大都市だが、1000年も前の平安京も世界の大都市だったとは・・・・。日本は、明治になってちょんまげを棄てるまで、西欧から比べると文明が遅れていたとばかり思っていたが、意外や意外、平安時代の人は頑張っていたのだ・・・。

それでどうした?
まあそれだけの話だけど・・・・

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