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2007年11月14日 (水)

五輪真弓の「窓」

昨日(07/11/13)の日経夕刊に「五輪真弓さん 12年ぶりオリジナルアルバム」という記事が載っていた。(P18)

「前作で一通りやりつくした気がして、同じタイプの歌はもう作りたくないと思っていた。けれどここ2~3年、新しいことが出来そうな気がするようになりました」
「家族が第一」という生き方を変えるつもりはない。「家族がまずあって、そこから歌が生まれるのなら歌っていきたい。それも時代を駆け抜けるのではなく、長く残る歌が歌えれば」と力を込めた。56歳。

五輪真弓は、昔、夢中になって聞いた。CDも買った。「窓~せめて愛を」「潮騒」「恋人よ」「風の詩」「時の流れに」「ウィンド・アンド・ロウズィズ」等々。
最初に買ったのが「窓~せめて愛を」。1985年2月16日とある。それから立て続けて買った・・・。しかしもうあれから20年以上経ったのだ。前の団地に居るとき、ブルーバードの車内で良く聞いた事を思い出す。またちょうどCDが普及して来た頃で、五輪真弓の歌は海外録音で音が良かったせいか、世のオーディオ族にもてはやされたものだった。

それなのに、今は聞かなくなった・・・・。全部の歌をMP3化したが、五輪真弓はまず聞かない・・・。何故だか分からない・・・・。
ふと、全部の歌をチェックしてみた・・・。結構良い歌があるではないか・・・。1曲選ぶとすると・・・・、やはり「窓」か・・・

<五輪真弓 「窓」>


「窓」
 作詞・作曲:五輪真弓

待ちつづけて夜が更ける
膝の上で子供が泣く
汚れない涙よ
眠りなさい夢をごらん
御伽話読んであげよう
あの人は帰らない

椅子にもたれ
煙草を吸えば
あの人の真似と気づく
愛はまだ消えない
眠りなさい夢をごらん
窓の中はあたたかいはず
外はもう冬仕度

待ちつづけて時はめぐり
いつか覚えた花の剌繡
いつのまにか女ね
眠りなさい夢をごらん
窓のあかり消しはしない
あの人が帰るまで
あの人が帰るまで

話は変わるが、クラシック音楽の世界で、フルトヴェングラーはいつの世でも輝いているが、カラヤンの名は聞かなくなった・・・・。
自分が学生時代以降、あれほどドイツ・グラムフォンで数々の録音をして、世にもてはやされていたカラヤンが、消・え・た・・・・。
なぜだろう?? 結局商業主義だけで、人の心に届かなかった??
五輪真弓はそれとは違い、世の中が変わっていって“時代が過ぎ去った・・・”という事か・・・?
まあ自分も、会社を辞めれば直ぐに名前は消えるだろうけど・・・(五輪真弓と関係ない??)

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コメント

この曲は知りませんでした。
美しい歌声。
ラジオ、CD向きの顔(失礼)
天は二物を与えず。
別の代表曲で
「マラソンびと」って歌詞
発想に驚きました。
最近見ませんが、彼女は結婚してるのかな。
旦那さんに似た子がいいな(重ねて失礼)
鉄仮面女って言われたそうで。
悪口ばかりですが、歌唱力は抜群。

投稿: でんでん | 2010年4月 8日 (木) 22:50

この曲は初めて聞きました。有難う御座いました。人が年を重ねると言うことは、いろいろな重ね方があるのでしょうが、彼女の場合は、それが彼女にあっていたようですね。カラヤンは音の職人ではなく、音の商売人だったのでしょう。音楽の目的をフルベンとは異なったところにおいていたのではないでしょうか?そういう意味では彼女もまた音の職人のようですね・・・。

【エムズの片割れより】
しかし最近見かけなくなった五輪真弓。これはどうしたのでしょう。時代の要請から?
シンガーソングライターも、長い間、世に認められ続けるのは難しいのかも・・・

投稿: 中野 勝 | 2011年7月21日 (木) 04:15

五輪真弓さんの曲はメーカーで音声の回路開発をしていた時に、スピーカー開発の担当者から音声の評価には五輪真弓だといわれそれからフアンになりました。「MAYUMITY」なんかはジャパニーズソウルといった感じでよくレコードで聞いております。
最近オークションで「窓」のレコードを落札しました。高音質との触れ込みに魅かれまして。

【エムズの片割れより】
自分の記憶では、オーディオマニアが評価用に使っている、という評判を聞き、「恋人よ」(1980年)というアルバムを買ったことがあります。この頃から、録音の良さでは定評がありますね。「窓」は自分も持っていますが、廃盤ですか・・・・

投稿: くにちゃん | 2012年9月27日 (木) 14:58

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