NHKラジオ歌謡「さざん花の歌」
今朝(07/11/20)のNHKラジオ深夜便「にっぽんの歌こころの歌」は“懐かしのラジオ歌謡集”だった。そこで、何と「さざん花の歌」をやった・・・。
「白い花の咲く頃」で有名な、作詞:寺尾智沙、作曲:田村しげる の夫婦コンビの作品である。(ネットで「さざんかの歌」で調べていたら、どうも「さざん花の歌」が本名らしい)
この歌を聞いたのは、高校の頃だった。非常に叙情豊かな歌で大好きだった。
この歌は、大昔の3インチのオープンテープに入っていたので、今、老体のオープンデッキを使って、何とか再生してみた。そしたら、昔ラジオから録音したこの歌は、コーラスでの歌だった。今の今まで、この歌は伊藤久男が歌っているとばかり思っていた・・・。
今朝のアナの解説によると、歌は鳴海日出夫。この人は、昭和27年のNHKのど自慢全国大会の優勝者で、28年1月にこの「さざん花の歌」でデビューしたという。
いや~、自分は、この道では詳しいと思っていたが、鳴海日出夫という人は知らなかった。しかも、あの「さざん花の歌」がこの人の歌とは・・・・・。
これは、55年も前の録音である。実は、自分も初めて聞いたのである。歌そのものは良く知っていたが・・・・
<鳴海日出夫「さざん花の歌」>
「さざん花の歌」
作詞:寺尾智沙
作曲:田村しげる
歌 :鳴海日出夫1)さざん花は
ひそかにも 咲いている
霜白く
庭の垣根に 降りた朝
母のおもかげ しのばせて2)さざん花は
あの時も 咲いていた
幼い日
落ち葉をたいた けむにむせ
泪誘われ 泣いたとき3)さざん花は
音もなく 散っている
たそがれに
落ち葉を焚けば 流れゆく
煙り哀しい 白い花
しかし叙情歌は良い。昔から良く聞いた。それらは、もう50年以上も前の歌がほとんど・・・・。
でも、NHKの「ラジオ深夜便」という番組。相当、長期に亘って凝りそうだ・・・
(付録:どうでもよいこと)
今朝、大事件!! 新橋から高輪台への地下鉄で、泉岳寺を過ぎて次の高輪台で降りようと思ったら、周囲が明るい・・・。そんなバカな・・・と、パニくった・・・・。
駅名を見ると、何と「品川駅!!」。
ア~~。この歌に夢中になっていて、新橋で乗る電車を間違えて、泉岳寺から五反田方面に行くはずが、品川に行ってしまった・・・。こんな事、事務所がここに移転になって1年以上になるが、初めて!!
何とか会社には間に合ったが・・・。それにしても、8時過ぎの品川駅の、ごった返していること・・・! 周囲に店は無くても、現在のすいている田舎駅(高輪台)で良かった・・・
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コメント
meichyan さん
新しい領域を開拓されましたネ。昔を思い出しながら拝聴しています。私も十数年前から“ラジオ深夜便”を聞いています。毎月 最終土曜から日曜朝に掛けての目玉 五木寛之さんの「わが人生の歌がたり」も本を買って読みました。「Yの昭和史」のネタになりました。
ヤ ク オ
投稿: ヤ ク オ | 2007年11月21日 (水) 16:32
ヤクオさん
「ラジオ深夜便」は、さすがに夜中に聞くことは出来ませんので、パソコンでMP3に変換して自動録音し、朝起きるとそれを携帯プレヤーにコピーして電車の中で毎日聞いています。
本屋で「ラジオ深夜便」に関する雑誌が色々出ているので気付きましたが、これから団塊の世代が野に下って、この様な世界が広がるのかもしれませんね。
投稿: エムズの片割れ | 2007年11月23日 (金) 11:34
鳴海日出夫氏がNHKのど自慢大会で「白い花の咲く頃」を歌って優勝したときのラジオ放送が、奇妙にもわたしの高校生一年生の時のほんとに微かな記憶としていまだに残っています。よほど印象深かったのではないかと思います。翌年のプロデビューの曲「さざんかの歌」も記憶の片隅にはありましたが、まさかこのサイトで完璧に聴かして頂けるとは本当に夢想だにしませんでした。管理人さんに文字通り感謝・感謝です。
余談ですが、わたしは時には廃盤や発売停止になってしまった「無名曲」をカラオケで発掘・マスターして歌うのを唯一無二の趣味にしている変わり者ですが、「さざんかの歌」のような記憶の奥に沈み込んでいた名曲を紹介して頂いて感激ひとしおです。ありがとうございました。
投稿: オーロラ | 2010年5月15日 (土) 02:51
鳴海日出夫という名前は記憶にありましたが、歌声を聴いたのはこのサイトが始めてでした。きれいな声の人ですね。白い花の咲く頃、私も聴いてみたかったです。夜、寝る前に鳴海日出夫の歌を聴くと気持ちが落ち着きます。声に心を静める作用があるように思います。私は歌は下手なので歌いませんが、きれいな声とメロディと歌詞が揃った歌がありましたら、またお教え下さい。楽しみにしております。
投稿: 白萩 | 2010年5月15日 (土) 23:57
オーロラさん、白萩さん
鳴海日出夫という名は、本当に最近まで知りませんでした。
それに、相変わらずこの歌は岡本敦郎の歌では?と、いまだに勘違いします。
こんな叙情歌が自分は昔から好きです。
投稿: エムズの片割れ | 2010年5月16日 (日) 21:01
鳴海日出夫氏と「さざん花の歌」について、
当時の証人としてコメントさせて頂きます。<私も当時、高校生でしたが>
鳴海氏が、のど自慢で全国優勝した時の曲は八洲秀章作曲「山のけむり」で、その前年は「白い花の咲く頃」で2位でした。彼の師匠でもあった田村しげるの曲では2位に終って翌年は師匠に相談せず、よりドラマティックな曲で文句なく優勝。このあと殆ど毎年の優勝者は伊藤久男の曲を歌うブームとなりました。プロとして本名のままデビューした鳴海氏がラジオ歌謡の時間で師匠夫妻作の「さざん花の歌」を歌唱指導するのを、私はノートに書き写して覚え、愛唱しました。
【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。そうなんですね。しかし実力派の鳴海日出夫氏ですが、残念なことに、自分はこの歌以外を知りません。鳴海さんの「山のけむり」を聞いてみたいものです。
投稿: anakamur | 2012年9月30日 (日) 19:55
鳴海日出夫の歌では八洲秀章作曲の「りんどうの花咲けば」は希にNHKで放送されることもありますが、田村しげる作曲の「やまびこの歌も懐かし」は長いあいだ聞いたことがありません。前から聞きたいと思っているのですが、どなたかアップしてくださるとありがたいです。
【エムズの片割れより】
自分も聞いたことがありません。ラジオ深夜便で、ラジオ歌謡特集があるので、やるかも・・・??
投稿: かえるのうた | 2012年10月 1日 (月) 14:45
「山びこの歌もなつかし」
少し聴いて来ました。
知らない良い歌が沢山ありますね。
http://tower.jp/item/483904/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%AE%E6%81%8B%E5%94%84%E3%80%8A%EF%BC%B3%EF%BC%B0%E7%9B%A4%E5%BE%A9%E5%88%BB%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%87%90%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%80%8B
投稿: なち | 2012年10月 1日 (月) 19:46
なちさん有難うございます。鳴海日出夫SP盤復刻、試聴1曲45秒ですが多くの曲を聴けました。投稿者皆さんの言われる、さざん花~、ポプラに~、りんどうの~、やまびこの~、全て入ってましたね。
管理人さんの5年前の記事に端を発して、一般にはメジャーと言えない歌手鳴海日出夫氏の話題でこれだけ盛り上がるとは!!
隠れファンの私に言わせて頂ければ、鳴海氏は、伊藤久男・岡本敦郎・藤山一郎の声の良い所を全て持ち合わせた歌手でした・・・
投稿: anakamur | 2012年10月 2日 (火) 21:04
なちさん 「やまびこの歌もなつかし」 何十年ぶりかで聞きました。ありがとうございました。
投稿: かえるのうた | 2012年10月 7日 (日) 16:32
昭和27年ごろラジオの前で一緒に歌ってました。当時NHKの出版部は楽譜を販売しておりましたので、今でも手元にあります。懐かしい思い出です。楽譜を音楽の先生に届けて、ピアノで弾いていただき、皆で斉唱しました。中学生の時です。
【エムズの片割れより】
昭和27年というと、自分はまだ小学校に入る1年前。そうですか・・・。あの頃、既に歌っていましたか・・・。自分は、こんな懐かしのメロディーは、すべてオトナになってから発見しました。
九州の3歳の孫娘が、歌を2回聞くと覚えて自分で歌う、とのこと。歌が好きな人生を送ってくれることを祈りました。
投稿: kunicyan | 2016年11月26日 (土) 20:44