映画「フラガール」に参った
先日(07/10/6)、フジテレビ「土曜プレミアム」で放送された、映画「フラガール」を見た。なかなかの映画であった。
そもそも自分は、この映画を見る気は全く無かった。しかし、HDDに録画したおいたものをカミさんが見て、「久しぶりに泣けた(実はいつも泣いているのだが・・・)。しかも『ALWAYS』なんかと違って(失礼)、泣かせようとするイヤらしさがない」と、自分にも見ろと“命令”してきた。それで、今日の昼に見た、というわけ・・・。
常磐ハワイアンセンターという名前は昔から知っていた。でもそれ以上については知らなかったし、知ろうともしていなかった。物語は、その常磐ハワイアンセンターのオープンまでのフラガールの実話である。
物語の背景は、常磐炭坑閉山による失業という切実なもの。まさにリストラ(クチュアリング=企業再構築)である。雇用確保のための新規事業。夕張市の例を見るまでもなく、この手の成功は、非常に難しい。素人が新しい事業に挑戦するのだから難しいのは当然だ。それを見事に成し遂げただけに、この物語のテーマは重たい。
見ながら、この感動はどこから来るのかと考えた。それは「目的に向かって突き進む一体感」であり、「達成感」かなと思った。
この映画での目標は、1966年1月のオープニング舞台。それに向かっての努力と団結・・・。(しかもこの時代、誰もハワイに行ったことが無いはずなのに・・・)
映画を見終わって、ネットで色々と調べてしまった。そしたら案の定、この映画は昨年度の映画の賞を沢山貰っていた。
そして「常磐ハワイアンセンター」を調べたら、現在は名前を「スパリゾートハワイアンズ」に変更していた。HPにあるヒストリーも面白い。(ここにあった「ISO9001認証取得=サービス品質の国際基準認定」というのも面白い)
また、主人公のダンスの先生は、今でもご活躍とか・・・・
でも“ハワイ”という着眼点は良い・・・。前にも書いたが、自分は海外ではハワイが大好きだ。気候が良く、海と空の真っ青な色が好きだ。何も考えないと、直ぐにまたハワイに行きたい・・・と思う。
巷(ちまた)に溢れている「リストラ(本来の意味での事業再構築)」。その先駆者としてリストラ(事業再構築)を成功させたこのプロジェクトには、世のサラリーマンを代表して(これはオーバーだが)敬意を表したい。
そして世の会社では、この“団結力”や、後が無い“背水の陣での真剣さ”を見習わなければ・・と思った。
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