小柳ルミ子の「ゆうぐれの里」
昨夜(07/10/16)、NHK総合で放送された「歌謡コンサート~平尾昌晃大ヒット曲選」を見た。
前にこのblogでも書いたが、実は自分は平尾昌章の曲が大好きなのである。昨夜はその特集。どれも知った曲ばかりだったが、その中でも布施明と昔の小柳ルミ子は好きだった。「・・・だった」と言うのは、昨夜のTVもそうだが、今の小柳ルミ子は好かん・・・。
昔の小柳ルミ子の歌は、可憐で良かった。編曲は殆どが森岡賢一郎だった。 「お祭りの夜」のEPの裏面の曲だが「ゆうぐれの里」という曲がある。今では完全に忘れ去られた曲だが、これは好きな曲だった。山上路夫作詞、平尾昌章作曲、森岡賢一郎編曲で1971年9月の発売。デビュー曲「私の城下町」に続く第2弾である。少し聞いてみよう。
<小柳ルミ子「ゆうぐれの里」>
「ゆうぐれの里」
作詞:山上路夫
作曲:平尾昌晃
編曲:森岡賢一郎1)つるべ井戸からくみ上げた
冷たい水はもう秋の色
わたしの髪に赤とんぼ
羽根をやすめる
ゆうぐれの里
お嫁にゆく日は近いのに
遠いまちで なれないまちで
暮らせるかしら2)白い障子をはりかえて
残った花火はもうしまいましょう
石けりをした野の小道
みんな想い出
ゆうぐれの里
お嫁にゆく日は近いのに
遠いまちで なれないまちで
暮らせるかしら
この頃の曲は、伴奏にチェンバロ?を使った曲が多かった(まさか大正琴ではないよね)。最近ではこのような哀愁を帯びた曲はもう無い・・・・
昨夜の小柳ルミ子も、あれから36年か・・・。声も充分に出ていなかった。布施明の現役パリパリはいつもの事として、梓みちよもチャンと声が出ていたのにはビックリ。
歌手も、歌う場が連続していないと、ツライらしい・・・
カンバックといえば、森昌子にはぜひ頑張って欲しいな・・・。同じ昨日の午後、NHKhi「BSふれあいステージ演歌いっぽん勝負-森昌子-」という番組で森昌子をやっていた。
カラオケをバックに昔の持ち歌を歌っていたが、20年のブランクはさすがに大きく、聞いていて可哀想になる・・・・。もう1年位経てば、昔の声が出るようになるだろうか?それとも、もう無理か??
小柳ルミ子と違って、昔の姿(可憐さ)をまだ保っている人だけに、ぜひ復活して欲しい(声が・・・)歌手である。
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編曲者「森岡賢一郎」
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コメント
テレビは、ほとんど見ないのですが、昨日、この番組を見ました。
平尾昌章、若いですね、彼のようなふけ方が理想なんですが。
年金の手続きをするということが、還暦の証明みたいなものですから、私も、あと4年で60歳で、15年間の公務員生活時代の年金、少しだと思うのですが、頂けるそうです。
でも、昨日の平尾昌章を見ていると、人間、働けるうちは働き続けるべきだと再確認しました。
ポチッ、ポチッとしてから、帰ります。
投稿: エカワ | 2007年10月17日 (水) 23:33
ふれあいステージでの森昌子さんは、痛々しかった。
この収録の2日後には、緊急入院している。最後まで歌えるか体調の心配で、自信のない歌唱になっていたのでは。
復帰後のアルバム「あのころ」や「綺麗」のカップリング曲「金木犀の手紙」は、今の昌子さんだから歌える低音の深みがあり、哀愁が漂う。是非、聞いていただきたい。
投稿: 彼岸花 | 2007年10月18日 (木) 08:02
エカワさん
年金と聞くと、避けていた現実が目の前にグサリ!
やはり、若さの秘訣は生涯現役で働くことでしょうね。
どこまで働く場があるか?ですが、全ては身から出たサビ・・・と自覚しています。
==========
彼岸花さん
そうですか。森昌子は入院ですか・・・
昔通り歌えないストレスですかね?
何とか乗り越えられると良いのですが・・・
早速、最近の歌も聞いてみます。
投稿: エムズの片割れ | 2007年10月18日 (木) 12:43
小柳ルミ子の変貌は ある意味では しかたないとおもいますよ。ヅカ出身で デビュー
当時の路線は彼女の意に反したものだったようです。確かに 近年の彼女の声量は 落ち
ましたね。でも 同期の近年の天地真理に比べれば
雲泥の差ですよ(笑) 私は彼女(ルミ子)が たまに出るTV番組を チェックするか たまに往年のヒット曲(CD)を 聴くぐらいのファンですが、やはり ナベプロ時代の彼女の方が
よかったですね。
投稿: ひこわん | 2009年5月13日 (水) 09:36
久しぶりにコメントさせていただきます。
残念ながら平尾昌晃氏が亡くなられました。2007年10月17日付の貴兄の記事については、全く同感です。『ゆうぐれの里』は私の最も好きな曲の一つです。布施明さんの曲も含めて、今でも車の中で良く聞きます。ただただ残念です。
【エムズの片割れより】
平尾昌晃氏は、プロの作曲家というより、異色の経歴の作曲家でした。
でも、旋律が降ってくる天才だったのでしょうね。
自分が好んで聞く、多くの作品を残してくれました。
投稿: 樫野 | 2017年7月24日 (月) 09:07
この歌は、「私の城下町」「瀬戸の花嫁」に次ぐ名曲だと自分は思っています。残念ながら、今はこの歌を歌えないです。ルミ子さん声は繊細な声です、だから他の歌手よりもメンテナンスをしっかりしなければならなかったのに、それを怠ったのではないでしょうか。ルミ子さんのように濁りがなく透明感があるにかからず、心に響く歌声の持ち主は自分は知りません。残念です。
【エムズの片割れより】
知らなかったのですが、Netでググると、やはり小柳ルミ子は声が出ていないようですね。
それに比べて、森山良子は、専門家と共に、しっかりとボイストレーニングをしていると言っていました。
布施明も同じ歳(74)の割に、しっかりと声が出ています。
でも、往年の名歌手は、TVで見ても声が哀れな人が多く、もうTVでは見ないことにしています。
投稿: chanpei | 2022年9月18日 (日) 21:58