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2007年10月10日 (水)

ブラザーズ・フォーの「グリーンフィールズ」と「グリーンスリーブス」

昨日に続き、フォークソングの話だ。
昔のフォークソングで良く歌ったのは、1960年代にヒットしたブラザーズ・フォー(The Brothers Four)である。
「グリーンフィールズ」「遙かなるアラモ」「七つの水仙」「イエロー・バード」「グリーンスリーヴス」「北京の55日」「500マイル」・・・・と、名曲がたくさんある。
そのハーモニーの素晴らしさ。声が皆同じ質で、実に良くハモる。まあ、男声四部合唱だが・・・
実は、“日本人”の自分が唯一英語で歌えた歌が、このブラザーズ・フォーの歌であった。なかでも「グリーンフィールズ(Green Fields)」と「グリーンスリーブス(Greensleeves)」は、しみじみとしていて好きな曲だ。少し聞いてみよう。

<ブラザーズ・フォーの「グリーンフィールズ」>

同じような曲だが、「グリーンスリーブス」という曲もしんみりしていて良い歌だ。これはイングランド民謡である。

<ブラザーズ・フォーの「グリーンスリーブス」>


Greensleeves


Alas, my love, you do me wrong,
To cast me off discourteously.
For I have loved you for so long,
Delighting in your company.

Greensleeves was all my joy
Greensleeves was my delight,
Greensleeves was my heart of gold,
And who but my lady greensleeves

今日通勤の帰り、駅でバスを待ちながらMP3で聞いていたら、昔覚えた英語の歌詞が口に出て来るではないか! よって、まだそれほどボケていないことが分かった!?

ところで、「ブラザーズ・フォー」がウィキペディアにない。それほどまでに“既に忘れ去られた存在”なのだろうか?
団塊の世代では、誰もが知っている懐かしい曲の数々なのに・・・・

まあ“昔に生まれて良かった”と思うこの頃ではある。

(2008/12/22追記)
昨日(2008/12/21)、NHK BS2で放送された「ブラザーズ・フォア 2008 東京」を見た。1958年結成のブラザーズ・フォアの50周年のライブである。さすがに結成当時のオリジナルメンバーは、ベースのボブ・フリックだけ。もう70歳なので仕方が無い。現在のブラザーズ・フォアの歌を聞いてみよう。

<ブラザーズ・フォア「グリーンフィールズ」>
  ~「ブラザーズ・フォア 2008 東京」より

<ブラザーズ・フォア「グリーンスリーブス」>

  ~「ブラザーズ・フォア 2008 東京」より

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コメント

初来日は昭和34か35年の大手町・サンケイホール。前から二列目で聴きました。はっきり言っていつも超うまくはない彼ら。牧歌的でハーモニーが良い。適度にバンジョーが効果的だった。「グリーンフィールズ」も良いけど軽快な「ブルー・ウォーター・ライン」も乗れる。
翌年の映画「アラモ」の公開で「遥かなるアラモ」と「グリーン・リーブス」が見直された。ただ映画では無論彼らのではないが彼らと思っている人がいる。どこか哀愁が漂う。仕事である街に昨日も出掛けた。あそこの商店街のアーケードはいつも彼らの歌を流す。聞き惚れる。なれど買い物はした事ない、ゴメン。

投稿: なんだかんだ | 2008年5月 2日 (金) 01:28

今日、透析室で新型コンソールのテストをやっていた。今までのものはピーという音だけだったが、こんどのコンソールはミュージックである。突然流れ出したメロディーに懐かしさを覚えた。あのグリーンスリーブスではないか! もう40年近くなると思うがブラザースフォーのカセット(でかいやつ)を買って車でよく聴いたものである。看護師たちが、『これ、なんという曲だろう』といっていたので、すかさず『グリーンスリーブスだよ』といってやった。まだ、頭はボケていないらしい。

投稿: 透析患者K.I | 2008年12月23日 (火) 18:42

透析患者K.Iさん

コメントありがとうございます。
透析とは大変ですね。先日放送された「ブラザーズ・フォア 2008 東京」の客も、もちろん50年前のファンばかり。皆青春を思い出して・・・
でも、ダーク・ダックスにはかないませんが、50年歌い続けられるというのは大変な事ですね。

投稿: エムズの片割れ | 2008年12月23日 (火) 20:53

ありがとうございます。こんなにゆっくり何回もこの曲を聴けるなんて感動です。心が喜んでいるのを実感してます。

【エムズの片割れより】
音楽は、心の潤滑剤ですよね。
疲れた心も、音楽は癒してくれる・・・
音楽で“心が喜んで”貰えるとは、筆者として何よりです。

投稿: 工藤 愛子 | 2017年1月 2日 (月) 15:33

私がこのグループを知ったのは、中学生の時に英語の授業でパフを聴いてからです。それからピーターポールマリーのパフも聴きましたが、最初のパフが、ブラザーフォアだったので、違和感感じたことを覚えています。私はイングランドダン&ジョンフォードコリーのファンなので、おそらく世代が違うかもですが、さわやかなハーモニーは牧歌的で、非常に心地ようですね。

【エムズの片割れより】
1960年のヒット、というので、もう60年も前の歌なんですね。
何度聞いても、オリジナルの音源は、ハモった歌声が素晴らしい!

投稿: コマチ | 2020年10月 5日 (月) 15:05

NHK特集「ルーブル美術館」への投稿以来5年ぶりのコメントです。イヤーッ本当に数十年ぶりにブラザーズフォーのグリーンフィールズを聴きました。実は私も初めて英語で歌えた歌です。小学生の頃オヤジが買って来たレコードを電蓄の前に座って最低100回は聴きました。当時は歌詞がよく理解出来なかったけど音だけで空で覚えました。ワンス、ゼアワーグリンフィールズ、キストバイザサン・・・今60年ぶりに聞いてもちゃんと歌詞が出てきます。
なつかしかったと同時に、その頃の生活の情景があれこれ思い出されてきました。

【エムズの片割れより】
それはそれは、ご無沙汰しました。
音楽は、聞いた当時に心を持って行ってくれる、不思議なメディアですね。

投稿: 有ちゃん | 2020年10月 5日 (月) 23:36

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