「小鳩くるみ」が歌う童謡
Wikipediaで、元童謡歌手の「小鳩くるみ」(本名:鷲津 名都江=わしずなつえ)が、何と自分と同じ年であることを知った。そして、ロンドン大学大学院修士課程(MA)の学位を持ったマザーグース(イギリスで成立し伝承されてきた童歌)の研究では日本の第一人者の学者であって、現在は目白大学 外国語学部 英米語学科 教授であると知り、尊敬!!!?
昔の童謡歌手の中で、小鳩くるみは何か舌足らずで好きでなかった。それなのに、良く聞くようになったのは、いつ頃だったろう。レコードを初めて買ったのが1974年だ。26才の時か・・・(自分も小鳩くるみも)。その時「うたのおねえさん」というLPを買った。自分はその時以来のファンである。(写真はクリックで拡大)
なぜ好きか?第一に声が良い。クセの無いきれいな声・・・・。そして、素直な顔立ち・・・・
童謡歌手も色々いたが、どの人も大人になると、声が変わって、そして歌い方が変わって好きでは無くなった。唯一、由紀さおり(安田章子)を除いては・・・・
そして良い意味で変わったのがこの小鳩くるみだった。まずこの人のアルバムから、「月の沙漠」を聞いてみよう。透き通った良い声だ。
<小鳩くるみ「月の沙漠」>
「月の沙漠」
作詞:加藤まさを
作曲:佐々木すぐる
歌 :小鳩くるみ1)月の沙漠を はるばると
旅のらくだが 行きました
金と銀との くら置いて
二つならんで 行きました2)金のくらには 銀のかめ
銀のくらには 金のかめ
二つのかめは それぞれに
ひもで結んで ありました3)先のくらには 王子さま
あとのくらには お姫さま
乗った二人は おそろいの
白い上着を 着てました4)ひろい沙漠を ひとすじに
二人はどこへ いくのでしょう
おぼろにけぶる 月の夜を
対のらくだは とぼとぼと
砂丘を越えて 行きました
だまって越えて 行きました
ネットで調べてみると、やはりこの人はとっくに歌手を引退して学者生活をしているそうだ。自分の持っているLPは73年と75年の発売。よって、この透き通った声も、時期としてはまさに「うたのおねえさん」の時代、つまり25才位の時の声らしい。
レコードジャケットの写真も当然その頃・・・・・。
昔の童謡歌手がたまにテレビに出て歌うが、その歌が非常に危なっかしく、聞くに堪えない事が多い。しかし、この小鳩くるみだけは“若い頃の声のイメージ”のままで、心の中で大事にしておきたいもの。
その方が夢があるでしょう・・・・・? もうすぐ還暦を迎える「うたのおねえさん」だけど・・・。
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コメント
「月の砂漠」題名ですが、「月の沙漠」が正しいです。石が少ないでは無くて、水が少ないが正しいです。原作者からです。
FMの音や、板起しー私も色々やりました。
【エムズの片割れより】
ご指摘ありがとうございます。そうなんですね・・・。訂正しました。
調べたところ、Googleで検索すると、「月の沙漠」が36.8万件、「月の砂漠」32.8万件で、「月の沙漠」の勝ち。JASRACのデータベースでは、それぞれ8件対28件で「月の砂漠」の勝ち、でした。CDのタイトルも混在。でもオリジナルは「月の沙漠」ですね。
もちろん雰囲気も「沙漠」ですよね。失礼しました。
投稿: Sun Sun | 2010年10月 4日 (月) 01:58
パソコンをやるようになって、小鳩くるみの童謡をちょくちょく聴いているうちに、深夜ラジオに出たことを知り、楽しく、懐かしく、又興味深く聴かせて頂きました。
貴方もおっしゃっているように、現在目白大学の教授だとは私もびっくりです。
そして、彼女と私とは同期(貴方も含め)だということも初めて知りました。
彼女の歌を聴くと、透き通った声で、変な節回しもなく、素直な歌唱に好感が持てます。
由紀さおりに声の質が似ていると思いますし、子供の頃にしっかり歌の勉強をした人は大人になっても、我々素人とは全然違うなぁと認識させられます。
細かいことを言わせてもらえれば、言葉の発声の、”ふ”を例にとれば、我々は唇を横にしたまま発声しますが、彼女たちは唇を突き出すようにして、正しく発声しているようにおもいます。
とにかく、貴方のお陰で、楽しい時間を過ごせたことに感謝し、”ありがとう”と言わせて頂きます。
今回、貴方のブログを知り、めちゃくちゃ音楽好きな私としては、色々楽しめそうです。
【エムズの片割れより】
ホントウに彼女は、名前のようにいつまでもお若いですよね。(声を聞く限り・・・)だから、歳をとってもファンが多いはず!?
投稿: 尾首彰彦 | 2013年6月 7日 (金) 10:12