NHKドラマ「蔵」のサントラ
今日は、12年前(1995年)のNHK金曜ドラマ「蔵」のサントラの紹介である。このドラマはNHKの歴史に残る名ドラマであったが、深草アキの作曲・演奏であるサントラもまた心に残った。
原作はもちろん宮尾登美子であり、その宮尾登美子がCDの巻頭に「美しくも悲しいこの旋律、どうぞあなたの胸の奥ふかく、しっかりととどめてください。」という言葉を寄せている。
またCDの解説には大山勝美という人が「『魂をゆすぶられる音』を久しぶりに耳にして、私は胸をときめかし感動した」と書いている。
少し聞いてみよう。
<NHKドラマ「蔵」エンディングテーマ>
<同じく「蔵」より「賀穂」>
自分がこのCDを知ったのは、96年6月24日付の、「ドラマ『蔵』の音楽で注目~秦琴(しんきん)で深草アキが公演 26日赤坂で」という新聞記事であった。その新聞にはこうある。
「プログレッシブ・ロックバンドのベーシストを経て、16年前に中国の古楽器である三弦の秦琴と出合った。今では、『まず楽器ありき。僕の存在はその後。弦に指がなじんで、よく鳴ってくれるようになった」と言うほど、独自の世界にのめり込んでいる」
この秦琴という独特の音色・・・・。それがドラマに非常にマッチしている。
「秦琴という不思議な楽器は甘く切ない音色を響かせる。もともとは古代中国の楽器だが、それを古道具屋で見つけ、独特の音が出るように組み立て直したのは深草アキである。したがって秦琴は、中国の楽器というより、深草アキの手によって現代的に生まれかわった日本の楽器といえよう」(CDの解説より)
写真で見ると、秦琴はギターというよりバンジョーの様な格好をしている。
しかし、自分独特の音を作り出し、それにマッチした音楽を作り出す音楽家。シンガーソングライターとは良く言うが、深草アキのような音楽家は何というのだろう・・・
日本は世界に冠たるコンテンツ(音楽・芸術・・・)王国だという。この様な音楽が聞ける日本に生まれて、ラッキーだったよね。
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コメント
松たか子の名演技が目に浮かびますが、こんな音楽だったかと、改めて聞きました。
投稿: 志村建世 | 2007年9月10日 (月) 16:35
ある人の誘いで長崎県は波佐見町の陶磁器の里、中尾郷で開催の桜陶祭に行って来た。谷川沿いの狭い急坂と入り組んだ路地にそこここ小さな工房が並んでいる・・隠れ里。どこからともなく沈丁花が匂い、目を上げると満開の桜、小さな庭に連翹や菜の花、そして道端に陶磁器の極彩色や群青、遠くに佐賀の明峰八幡岳が霞んでこれを極楽浄土と言わずして何を浄土と言おう。疲れて帰ってまた開いたエムズのかたわれでふと見覚えのある表題。あった!!昔一夜限り見たドラマの忘れがたい音楽、そう、秦琴の音。ありがとうエムズさん。
【エムズの片割れより】
何とも散文詩のようなコメントで・・・。反論無し。
投稿: yakata1578 | 2011年4月 2日 (土) 15:47
こんにちは。私は日本人ではないが、私はこのメッセージを書き込むためにトランスレータを使用しています。非常に困難で、私はあなたのウェブサイトを見つけました。私はどこでもこのサントラを探しています。あなたはどのようにそれを見つける方法を教えてもらえますか?私は昔のテレビシリーズを見て、私は音楽を愛した。あなたは私を助けてくださいませんか?
【エムズの片割れより】
現在でもAmazonでCDを売っています。
http://www.amazon.co.jp/gp/switch-language/product/B00005ETWY/ref=dp_change_lang?ie=UTF8&language=ja_JP
また中古品もたくさん売っています。
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B00005ETWY/ref=dp_olp_used?ie=UTF8&condition=used
このCDが手に入ることを祈っています。
投稿: Eydpotter | 2012年5月 5日 (土) 18:02
どうもありがとうございます。私はインターネットのどこかで音楽を聴くことができる方法もありますか?私は日本に住んでいないと彼らは私の国にCDを送りますかどうか知りません。ので、
投稿: Eydpotter | 2012年5月 7日 (月) 14:38
どうもありがとうございました。それはあなたなしでこの美しい音楽を楽しむことは不可能だったでしょう。再びありがとうございました。
投稿: Eydpotter | 2012年5月 8日 (火) 15:47