映画「明日の記憶」を見た
先日の日曜日(7/1)の夜にTV朝日で放送された映画「明日の記憶」を、HDDに録画しておいたので、今日それを見た。思ったよりも良く出来ていた。
この映画は、映画館でやっていた時も意識はしていた。そしてDVDでレンタルが開始された時も分かっていた。しかし今まで見なかった。
何故か? ・・・少し怖い気がしたので・・・
主人公は49才でアルツハイマー病に冒され、記憶が壊れていく。そしてそれを奥さんが支える・・・・。
絵に描いたようなストーリーだが、何かテーマが怖い。いつ自分がそうなるか分からないので??
この映画を見た人は皆心当たりがあってドキッとするらしく、放送の次の月曜日、同僚から「昨夜、アルツハイマー病の映画を見たが、自分にも色々と当てはまるので、自分もそうではないかと疑ってしまった・・・」という雑談が出る始末・・・。
そう言えば、自分も10年ほど前に、パスワードが出てこなくなり、ドキッとして脳神経外科に行ったことがあったっけ。(臆病なもので・・・・)
その時に、同じ様なテストをされ、笑われて帰らされた。まあラッキーだった訳だが・・・
映画そのものは、あまり汚い場面が無く(下(しも)の話とか・・・)、きれい事の映画だったが、自分にとってはそれがむしろ救いだった。あまりにリアリティがあると見ていてツライので・・・
ラストシーンでは“とうとう奥さんの顔も分からなくなる。でも奥さんはそれを受け入れて気を取り直す・・・”という場面で映画は終わった。施設も含めて、ストーリー的に“その後への救い”があったのは、見ていてホットした。もう一度書くが、“あまりにリアリティがあると見ていてツライ・・・”
しかしどの家庭も、この様な逆境の時に“家庭の実力”が出るのだろうと思う。一見平和そうな家庭も簡単に崩れたり、逆に毎日ドタバタやっていた家庭が団結したり・・・
我が家も、その内に同じ様な事態にならないとも限らない。いや、なるだろう。
その時は、「看護している人が不幸(限界)なら、看護を受ける人の状態はもっと悪くなる」という話もあるので、“出来る限りはやるが、限界を超えた時には施設や外部の力を借りてやろう”というのが、どうも我が家の結論らしい。
(カミさんが「男の人は、下(しも)の世話になるとからきし弱い」と言うが、自分もそれは認める・・・。でも、取りあえずは忘れてしまおう。「怖いモノには蓋」が我が家の家訓なので・・・。まあ「起こった時はその時だ」・・・)
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