サラサーテ自演の「チゴイネルワイゼン」
音楽の中で、クラシックを聞くようになったのはいつ頃だったのだろう・・・? 我が人生の最初の頃を思い出してみると、サラサーテのチゴイネルワイゼンが頭に浮かぶ。前にこのblogでも書いた。
思い出してみると、小学校6年の時に皇太子・美智子さんの結婚式があって(1959年(昭和34年)4月10日)、TVブームが起きた。
その頃は、家にTVは無かったが、ほどなく我が家にも白黒TVが入り、フジテレビで渡邉暁雄指揮の日本フィルの演奏会を毎週食い入るように見たのを思い出す。(毎週土曜日の3時頃だったかな~・・)
自分のレコードの歴史は・・・・?と思い出すと、その当時(1960年代初め)、ソノシートというビニール製のレコードがあって、本屋で売っていた。そのソノシートで、一番最初に買ったのが朝日ソノラマの?「世界のマーチ」。自衛隊音楽隊が演奏したマーチ集だ。それに続いて買ったのが(会社名は分からないが)、ビゼーの「アルルの女」組曲。これらが小学校6年~中学1年の頃。
そして初めて買った“固いレコード”が、ハイフェッツのチゴイネルワイゼンと言うわけだ。
ここで1904年に録音されたというサラサーテ自身の演奏による「チゴイネルワイゼン」を聞いてみよう。何と100年前の演奏である。
<サラサーテ自演の「チゴイネルワイゼン」>
変わったところで、マリンバによるチゴイネルワイゼンもある。
レコード芸術という雑誌があるが、その付録のCD(97年8月)で聞いてトリコになったのがマリンバ(木琴)の演奏。
前にTVで見た時に、その圧倒的なスピードにビックリしたものだ。到底人間ワザとは思えない・・・・。大御所は神谷百子と高橋美智子という二人である。
「アラベスク」というアルバムに入っている神谷百子のチゴイネルワイゼンのサワリを少しだけ聞いてみよう。
<神谷百子(マリンバ)の「チゴイネルワイゼン」>
ともあれ音楽の世界も広い。まあクラシックについても自分の心に残っている音楽を少しずつメモって行こう。
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コメント
またまた珍しいものを聞かせていただきました。マリンバの演奏もすごいものですね。まさか2人で1音おきに叩いているわけではあるまいし……。私が最初にステレオを買った初期のレコードが、ハイフェッツのこの曲で、モノラル録音でした。
ハイフェッツを聞いて詠んだ中島敦の短歌があります。
颯爽と さても颯爽と弾くものかな
息もつがずに ツィゴイネルワイゼン
投稿: 志村建世 | 2007年6月 6日 (水) 22:56