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2007年5月25日 (金)

山田太一のドラマ「星ひとつの夜」が良かった

さっき(5/25 PM9~11)、フジテレビで「山田太一ドラマスペシャル・星ひとつの夜」を見たが、期待に違わず良かった。いつもの山田太一だった。

ストーリーは上記のフジテレビのHPにあるので記さないが、いつもの山田太一らしい心の暖まる物語だった。
山田太一独特の、短い言葉を投げ合う会話のテンポも健在。悪い人が誰も出ない、という安心感?も、いつもの通り。ハッピーエンドも・・・

上記HPの筋書きには書いていないが、主人公が殺人の罪で11年刑務所に入ったが冤罪だという・・・。その真犯人は・・・?
カミさんとTVを見ながら、「浮気をされた奥さんが真犯人じゃないの・・?」という言葉も出たが、「山田太一だからそれは無いね」が結論。

「彼女はちゅらさんだよ。分かる?」と言われて良く見ると、「本当だ、ちゅらさんだ。でもキャラキャラしていないね。」「それはそうだよ。あの頃は若かったから・・・!?」。(国仲涼子からは“そういう役だから仕方が無いでしょ!”と叱られそう・・・)

HPによると、山田太一が描きたかったのは・・・・
今の時代は近代主義、人間主義で、努力すれば何でもできる、技術が進歩して何でもできるという風に考えられがちですが、それは浅薄な考えだと思います。現実はいくら努力してもうまくいかないことが多く、自分ではどうにもできないことに直面した人物・・・心の芯に沈黙がある人をドラマで描くことが大事なのではないかと思いました。」とある。
確かにこの世には理不尽な人生が幾らでもある・・・・

だいたい自分が脚本家を選んでドラマを見るなど、昔は一切考えられなかったが(それまでは役者で選んでいた?)、今ではカミさんから教育されて、脚本家で番組を選ぶようになってしまった。
でも山田太一のドラマは、何よりも安心して見ていられる。でも前に、最後に主人公が死ぬドラマを見て、「山田太一も変わったね」という話をしていたが、今日のドラマで「山田太一はもとに戻った」が我が家の評。
取り留めのないことを書いているが、山田太一には今後も心が暖かくなるドラマをたくさん期待したいな~

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