8)中国 蘇州の寒山寺に行った
中国 蘇州の寒山寺に行った。
07/4/27から5/1まで、4泊5日でカミさんと上海・蘇州に行ったが、今回は07/4/29に行った蘇州・寒山寺の紹介である。
寒山寺は1500年前に創建された禅宗寺院で、幾たびかの火災に見舞われ、現在の仏閣は200年前に再建されたものだという。そしてその再建時に、仏閣の配置で、正門を西にして、火災の時に運河の水を取りやすくしたのだという。
このお寺は、日本の援助が多く、賽銭箱にも日本からの寄付だという日本人の名前が記されてあった。
また裏の小さな鐘楼には、何と伊藤博文の名前。明治33年?とかの記載があった。一緒に行った人が「伊藤博文は日本の初代総理大臣だよ」とガイドさんに言っていた。
ガイドさんから「鐘楼に登って3回鐘をつくと、願いが叶う」と言われたので、5元で鐘をついてきた。さて願いが叶うかどうか・・・
中国の仏像は、どれも金ピカ。何故かとガイドさんに尋ねたら「これらのお寺は、お金がある。よって毎年のように金箔で補修をしている。よって造った当時と同じように光っている」のだという。
そうすると、日本のお寺はどこも貧しかったので、金箔が剥げて木がムキだしになった・・・・。という事になる・・・
(このお寺だけは、ガイドさんから撮影を止められたので、あまり撮っていない。やはり仏像を撮るのは良くないのかな・・・・?)
中国の拝み方をガイドさんから教わった。仏さまの前に設置してあるマット?にひざまずき、中腰で手を合わせてから両手をマットに付けて、頭をマットまで付けてひれ伏す。これを3回繰り返すのだそうだ。日本のように、単に手を合わせているだけの人は居なかった。
このお寺は、「月落ち烏啼いて霜天に満つ・・・・」の漢詩で有名だそうだ。
この漢詩は、唐の詩人張継(ちょうけい)が詠んだ「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」で、中国の教科書に載っており、中国の人は全員知っている有名な漢詩なのだとガイドさんが説明してくれた。(もちろん自分は知らなかった。「国破れて山河あり・・・」位なら知っているが・・・・)
しかし、初めて行った中国のお寺であった。
中国は日本の仏教の手本であるが、何よりお参りしている中国の人の真摯さに打たれた。
日本のような観光風の人は少なく、皆熱心にお参りをしている。
よって必然的に、自分も中国流のお参りのマネ(失礼)をしてみる事になった。
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