早稲田の斎藤投手の父親は偉い
先日(07/4/7)の朝日新聞スポーツ欄(P19)のコラム「佑&愛 6」を読んで、早大に進んだ斎藤投手及びその父親の考え方は偉いと思った。曰く・・・
「・・・斎藤自身は将来の青写真を、こう描く。『プロ野球選手が目標ですけど、それが終わった後の、第二の人生も考えて。もちろん、野球で活躍して一生暮らせればいいですけど。教員とか、メディア関係も』
地に足の着いた考えは、親の人生哲学が投影されている。父の寿孝は『プロ野球選手の寿命は1軍でプレーするクラスの選手でも10年ぐらい。佑樹には、引退後の長い人生を考え、一般社会で生きていける人間になるための勉強を大学でしっかりしてほしい』・・・」
まったく同感だ。父親として、一時の流行に浮かされていない。冷静に現実を見つめている。何よりも「売れるときに売っておこう・・・」という刹那的な考えが無い。立派だ。
このコラムでは、以下の“事実”にも言及している。
「・・・ドラフト制度が始まった65年から03年までを調査した『日本プロ野球のドラフト制度に関する研究』によると、高卒、大卒、社会人出身のうち、1軍の試合経験なしに引退する選手の4分の3が高卒だ。投手の場合、1軍経験なしに引退するのは高卒は37.3%と、大卒の15.9%に比べて高い。執筆者の一人、日体大スポーツ局の黒田次郎は『近年、高卒の平均在籍年数は4年に満たない。大学卒業前の若さでお払い箱になる計算だ』と指摘する。・・・」
(プロ将棋の世界でも、26才で4段に昇段できなければ退会とか。将棋以外の世界で生きていく為には、この位で止めさせなければ・・・という心遣いとのこと)
何でもこの斎藤投手というのは、06年の甲子園で有名になって「ハンカチ王子」とか言われているそうだ。
自分は、このテの浮いた話は大嫌いなので、全く感心が無かったが、このコラムを読んで感心した。まさに父親の教育の成果・父親の人生観の現れなのだろう。
ヤンキースの松井選手も人格者で立派だが(松井選手の父親は歌手まがいなので嫌いだが)、これから早大の斎藤投手がどの様な人生を歩んでいくのか、少し関心を持つことにしよう。
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コメント
斉藤君の両親の考え方に賛成です。最愛の息子の将来を考えたら日体大の黒田次郎氏のデータから大学からでもプロは遅くない。また大学でいろんな経験を積んでからでも遅くはないと思う。人間的な幅を大きくしてね!!
投稿: ハンカチ王子 | 2007年5月12日 (土) 21:01
ハンカチ王子もすでに大学3年。20勝はしたけど同じ年のマー君とはだいぶ離れましたね。やはり朝日新聞で書かれているように大学にいって正解かも。。。
投稿: ハンカチ王子2世 | 2009年5月 6日 (水) 20:21
齋藤の同世代もそろそろプロ入りか迷っているのでしょうね。彼は客寄せパンダで終わるのではないか???
投稿: いじり じゅん | 2009年7月 1日 (水) 21:30
いよいよ甲子園大会が始まる季節ですね。3年前の夏、一高校球児が優勝することにより、その後の人生がこれほどまでに変わるとは??誰も予想しなかったと思います。両親がしっかりした考え方を持っていたからハンカチの今があると思います。マー君との比較はせずハンカチなりに地に足をつけてがんばって欲しいですね
投稿: 夏野 順三 | 2009年7月 9日 (木) 22:00
サイトウくんもいよいよ最終学年ですね。マー君とはもう比較が」できないほどになってしまいましたね。人気者なのでどこかには入団すると思いますが実力は7勝するかどうかでしょう。。
投稿: 岡部哲也 | 2009年10月15日 (木) 22:30