寺子屋に入った
先日、(現代版の)寺子屋に入った。東方学院という。
「東洋思想の研究およびその成果の普及」が目的!!の寺子屋で、東大名誉教授だった中村元博士が創設した。(創設が昭和45年というから、自分がちょうどサラリーマンになった年だ)
考えてみると、会社以外の団体に入れてもらったのは初めて。まさに“恐る恐る”行ってみた・・・。
まず先週開催されたガイダンスで、居られる先生方の“立派さ”に圧倒された。
どうも、大学院を出て、大学の先生に就職が決まるまでの中継ぎで居られる先生も多いらしい。
あまりにアカデミックで「失敗したかな・・!?」と心配になった。
講義の数は大変に多いが、ほとんどが平日の昼間なので自分には無理だ。
先生方の話では、講座によっては生徒が1~2名の所もあり、まさにマンツーマンとの事。それでいて授業料が一科目年間で4万円(別に入会金が3.5万円)。まさにボランティアのかたまり。これは創設者の中村元先生の理念なのだろう。
先日の第1回の講義。古いマンションの一室・・・。。
自分の選んだ講義は、数少ない夜間の講義。東大名誉教授の先生と、生徒15人で教室はもう満杯。そのうち5人は女性。年齢的には(自分も含めて)ほとんどが初老の人達だった。
講義は来週から。授業は、何だか先生が当てた生徒が順番にテキストを朗読する形で進めて行くらしい。先生は、これが自分のやり方だと言っていた。(先生に当てられるなど、大学以来だ)
しかし先生は76歳らしいが、まだまだお元気。
テキストは中村元著「仏典をよむ」だとか・・・。
これは先日、自分が散々読んだ本だし、元となったNHKの放送録音も何度も聞いている。このブログにも前に書いた。奇遇だがこれなら自信があるぞ・・・。
さてさて、今後はどうなるのだろう? 週一回のペースはちょうど良いが、どこまで皆に溶け込めるかが心配だ。(他人のなかに入って行くのは全くの苦手。自信は無い。弱ったけど仕方がないな・・・)
しかし、大学以来はじめて入った学校。(つまり40年近く、会社生活に埋没していて別の世界を知らないのだ)
これはまさに、2~3年後??に見えている“定年後の時間のつぶし方”の足慣らしなのである。
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