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2007年4月23日 (月)

D.カーネギーの「人を動かす」(5/5)

D.カーネギーの「人を動かす」の紹介第5弾、最後だ。

改めてこの抜粋を読んでみて、つくずく『人(男)と人(男)との関係の根幹は“メンツ”だな・・・』と思った。(男はメンツを失わせると、絶対にうまく行かない。逆に、メンツさえ保っていれば、何とかなるもの・・・・)

しかし詰まるところ、当BLOGの第一声で書いたそれ恕(じょ)か、己の欲せざるところは、人に施すなかれ」が全てなんだろうな・・・?
(しかし現実は・・?)
自分は会社で、常に言っている。「売られたケンカは買う」「理不尽は一番嫌いだ」・・・・
そこには『仏教的な穏やかさ』は全くない。『人とうまくやろう・・・』というカケラもない。
前の会社(親会社)に居た時とは比べられない位、闘争的になっている。何か(ネジ?)が外れたのか?

結局自分の場合、今更ながら『頭』と『口(クチ)』とがまったく連動していない事が分かった。
残された20年?(人生80年として)で、自分の体は「心と体(=頭と口)」がチャンと一体で動くようになるのだろうか?
とにかく本稿の結論は「カーネギーさんは別世界の人(宇宙人?)」ということだ。

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デール・カーネギー「人を動かす」より(5/5)~(原文通り)

4. 人を矯正する法
4-1.ますほめる
・「我々は、誉められた後では、苦言も大して苦く感じないものだ」(P216)
・「ますほめること」(P222)

4-3.遠まわしに注意をあたえる
・「・・・数人の従業員が煙草を吸っているのに出くわした。彼らの頭上には“禁煙”の掲示が出ている。シュワップは、その掲示を指して“君たちは、あの字が読めないのか”と言っただろうか。シュワップはそんなことは絶対に言わない。その男たちのそばへ行って、一人一人に葉巻を与え、“さあ、みんなで外へ出て吸ってきたまえ”と言った。もちろん彼らが禁を破って悪いと自覚しているのを、シュワップは見抜いていたが、それには一言も触れないで、心づくしの葉巻まで与え、面子を立ててやった・・・・」(P223)
・「遠回しに注意を与えること」(P224)

4-3.自分のあやまちを話す
・人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、よく失敗をするがと前置きをして、それから相手の間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをせずにすむものだ」(P226)
・「謙遜と称賛は、我々の日常の交際にも、大きな効果を発揮することが出来るはずだ」(P228)
・「まず自分のあやまちを話した後に、相手に注意を与えること」(P228)

4-4.命令をしない
・「ヤングは決して命令的なことは言わなかったそうだ。命令でなく、暗示を与えるのだ。“あれをせよ”“そうしてはいけない”などとは決して言わず“こう考えたらどうだろう”“これでうまく行くだろうか”と相手の意見を求めた」(P229)
・「命令をせず、意見をもとめること」(P230)

4-5.面子をうしなわせない
・「相手の面子を立てる!これは大切なことだ。自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじって行く。相手の自尊心などは全く考えない。人前もかまわずに、使用人や子供を叱りとばす。もう少し考えて、ひとこと二言思いやりのある言葉をかけ、相手の心情を理解してやれば、その方がはるかにうまく行くだろうに」(231)
・「人の面子を立ててやること」(P233)

4-6.わずかなことでもほめる
・「なぜ、鞭のかわりに肉を、批評のかわりに称賛を用いないのだ? たとえ少しでも相手が進歩を示せば、心からほめようではないか。それに力を得て、相手はますます進歩向上するだろう」(P234)
・「たとえわずかなことでも。惜しみなくほめてやること」(P237)

4-7.期待をかける
・「相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点を備えている事にして、公然とそのように扱ってやるがよい。良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないように努めるだろう」(P239)
・「悪人と付き合わねばならない時は、彼を尊敬すべき紳士と見なして取り扱うことだ。それ以外に、彼に立ち向かう方法は無い。紳士扱いされると、彼は紳士として恥じないように非常に努力を払う。そして、人から信頼された事に非常な誇りを感じる」(P240)
・「期待をかけてやること」(P240)

4-8.激励する
・「子供や夫や従業員を、馬鹿だとか、能なしだとか、才能がないとか言って、ののしるのは、向上心の芽をつみ取ってしまうことになる。その逆を行くのだ。大いに元気付けて、やりさえすれば容易にやれると思いこませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば、相手は、自分の優秀さを示そうと賢明に頑張る」(P242)
・「激励して、能力に自信をもたせること(P243)

4-9.喜んで協力させる
・「婦人は、近所の悪童たちにひどく悩まされた事があった。庭に侵入して芝を荒らすのだ。おどしたりすかしたりしてみるが、さっぱり効き目がない。そこで彼女は悪童の大将に肩書きを与えて権威を持たせてやった。“探偵”という肩書きだ。そして、芝生への不法侵入者を取り締まる役を仰せつけた。この策は見事に効を奏した。探偵は裏庭で焚き火をして鉄棒を真っ赤に焼き、それを振りかざして不法侵入者たちを追っ払った」(P247)
・「喜んで協力させること」(P248)

・・・・・・

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(関連記事)
D.カーネギーの「人を動かす」(1/5)
D.カーネギーの「人を動かす」(2/5)
D.カーネギーの「人を動かす」(3/5)
D.カーネギーの「人を動かす」(4/5)

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