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2007年4月16日 (月)

D.カーネギーの「人を動かす」(3/5)

D.カーネギーの「人を動かす」の紹介、第3弾だ。

今日、お茶の水駅前の本屋でこの本を手にとって見たら、346ページ。
自分の持っている本は291ページ。1972年発行の550円。
つまり、抜き書きしたページ番号を幾ら書いても、今売っている本とは違うということだ。
でもまあ良いだろう。

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デール・カーネギー「人を動かす」より(3/5)~(原文通り)~続く

3.人を説得する法
 3-1.議論を避ける
・「議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしか無いという結論に達した。その方法とは-議論を避けることだ」(P126)
・「議論したり反駁したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。しかし、それは空しい勝利だ-相手の好意は絶対に勝ち得られないのだから」(P128)
・「誤解は、議論をもってしては永久に解けない。気転、外交性、慰撫、そして、相手の立場で同情的に考える思いやりをもってして、はじめて解ける」(P131)
・「自己の向上を心がけている者は、喧嘩などする暇が無いはずだ。おまけに、喧嘩の結果、不機嫌になったり自制心を失ったりする事を思えば、いよいよ喧嘩は出来なくなるはずだ。こちらに五分の理しかない場合には、どんなに重大な事でも、相手に譲るべきだ。こちらに十分の理があると思われる場合でも、小さな事なら、譲ったほうがいい。細道で犬に出合ったら、権利を主張して咬みつかれるよりも、犬に道を譲ったほうが賢明だ。たとえ、犬を殺したとて、咬まれた傷は治らない」(P131)
・「議論に勝つ最善の方法は議論を避けるにありと心得ること」

3-2.誤りを指摘しない
・「自分の考えることが55%に達する自信もないとすれば、そういう人間に他人の間違い指摘する資格が、はたしてあるのだろうか」(P132)
・「そもそも、相手の間違いを、何のために指摘するのだ」(P132)
・「人を説得したければ、相手に気付かれないようにやることだ。誰にも感づかれないように。巧妙にやることだ。“教えない振りをして相手に教え、相手が知らないことは、忘れているのだと言ってやる”これが秘訣だ」(P133)
・「・・・だから、他人の間違いを指摘するようなまねは一切しないことに決めた」(P134)
・「相手が誰であろうと、口論をしてはいけない。相手のまちがいを指摘して怒らすようなことはせず、外交的手腕を少し用いるということだ」
・「相手の意見に敬意を払い、決して相手の誤りを指摘しないこと」

3-3.誤りをみとめる
・「自分に誤りがあるとわかれば、相手の言う事をさきに自分で言ってしまうのだ。そうすれば、相手には何も言う事が無くなる。十中八、九まで、相手は寛大になり、こちらの誤りを許す態度に出るだろう」(P147)
・「自分の誤りを直ちに快く認めること」

3-4,おだやかに話す
・「腹が立った時、相手を思いきりやっつければ、さぞかし胸がすくだろう。だがやっつけられた方は、同じように胸がすくだろうか?喧嘩ごしでやっつけられて。気持ち良くこちらの思い通りに動いてくれるだろうか」(P153)
・「もし、相手が拳をかためてやってくれば、こちらも負けずに拳を固めて迎える。だが、相手が“お互い良く相談してみようではありませか。そして、もし、意見の相違があれば、その理由や問題点を突き止めましょう”と穏やかに言えば、やがて、意見の相違は思ったほどでもなく、互いに忍耐と率直さと善意を持てば、解決できることがわかる」(P153)
・「おだやかに話すこと」

3-5.“イエス”と答えられ問題をえらぶ
・「はじめに“イエス”と多く言わせれば言わせるほど、相手をこちらの思うところへ引っ張って行くことが容易になる」(P166)
・「相手が“イエス”と答える問題を選ぶこと」

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D.カーネギーの「人を動かす」(1/5)
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