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2007年3月 8日 (木)

ブッダの遺骨が日本に実在する

ブッダの遺骨が日本に実在するという。
中村元の「原始仏教~その思想と生活」という本を読んでいるが、その中にブ『ッダの遺骨が日本にある』という記述があり、ビックリ。
曰く・・・

「1898年にカピラヴァットゥから約13キロ隔たったピプラーワーというところで、イギリスの駐在官ペッペが一つの古墳を発掘したところ、その中から遺骨を納めた壺が発見された。それには世紀前数世紀の文字で「釈尊の遺骨」である旨が銘刻されているから、それは歴史的人物としてのゴータマ・ブッダお真実の遺骨である、と断定してよいであろう。
この遺骨は仏教徒であるタイ国の王室に譲りわたされたが、その一部が日本の仏教徒に分与され、現在では、名古屋の覚王山日泰寺に納められ、諸宗交代で輪番する制度になっている。」(P43)

へえ~・・・・だ。知らなかった・・・・
確かにネットで検索すると、色々と出てくる。
中でも「紫雲寺」のHPにある「仏教夜話」に当時の事情が詳しく書いてあり、勉強になった。(タイ王国大使館HPにも紹介がある。他に写真もある)
明治33年にタイ国王から贈られ、それを納めるための超宗派の寺院が名古屋に建立され、それが日泰寺(日本とタイ)であるという。

別にブッダの遺骨を崇拝するつもり無いが、今まで遙か彼方にあったブッダという存在が、この話で急に自分にとって身近に感じられるようになったのは不思議である。ブッダは、まさに歴史上の人物である。

日泰寺は、東本願寺の4.5倍の敷地に、今の金にして1000億円規模を費やして建てた寺院というので規模は大きい。そのうちに、一度は訪ねてみたいものだ。

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