ウィーン・フィルに女性が居た
元旦恒例の「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2007」をNHK TVで見た。ウィーン楽友協会大ホールからの中継である。
夏に行ったホール(ムジークフェラインザール)が色々な角度から写し出されて、そう、そこそこ・・・・・と懐かしかった。
しかしあの黄金に輝くホール全体の色調を(と言うより、照明は電灯色・・・)、かなり押さえた色バランスの絵作りだった。カメラのホワイトバランス調整が大変だったろう・・・。
ここで二人の女性を見つけた。ヴァイオリンとビオラに・・・。“ウィーン・フィルに女性が居るわけがない・・・”と思ったのも、自分の浅はかさ・・・
ネットで検索してみると、既に97年に楽団員の総意で女性の入団が認められように規約が改正されたそうで、ハープ奏者が入団第一号を果たしたという。その後ヴィオラにも採用されたというからホンモノだ。
また団員もウィーンっ子だけと思ったら大間違いらしい。
また、何とブログに“新日フィルのチューバ奏者、杉山康人氏がウィーン国立歌劇場管弦楽団に採用されることになったというニュースをやっていました。(03-6-25)”というからオドロキ。~ネットで調べると、オーディションに合格した、という記述はあるが、ウィーン・フィルに入団した、という記事は見つからなかった。06年にはクリーブランド管弦楽団に入団したらしい・・・
それと、このNHKの番組で“コントラバスの位置が管楽器の後部に配置されるのは、ウィーン・フィル独自の伝統・・・”のような解説があったが、知らなかった・・・
東京公演でもそうだったのかな?
また、オーケストラの左右奥に、観客が座っている。
夏にウィーンに行ったときのコンサートでもそうだった。しかし、これはサントリーホールのような、客席が舞台を囲むビンヤード型のホールなら分かるが、普通の雛壇に観客・・・?
これは、ニューイヤー・コンサートのような、お祭りのコンサートだけの現象なのだろうか・・?
ともあれ、一度は世界の著名ホールには行ってみるもの。なぜか観客も隣人のような気がして来る(失礼)のは、自分の勝手な思い込みなのだが・・・
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