「梅原猛の授業 道徳」を読んだ
「梅原猛の授業 道徳」を読んだ。2年くらい前に「仏教」も読んだが、「道徳」はそれ以上に、何か心が洗われるような気がした。それは本に書いてある文言から、と言うよりも、梅原猛という人物から来る“気“なのかも知れない。
品格があり、熱意がある。そして持論を展開しながらも、人間的な暖かさを感じる。
また授業という、いわゆる“ライブレコーディング”なので迫力がある・・・・
しかしAmazonを覗いてみたら、書評でだいぶん厳しい意見もある。
“この種の本は、著者と同種の精神論が好きな人だけのためのものだと思う”と書き込んでいる人がいたが、確かに思い込み的な内容もあり、ハナに付く人もいるだろう。この手の本は、人によってフィットする人とそうでない人に分かれると言うことだ。まあ自分はその内、フィットした者・・・・ということだ。
昔、カミさんが「“隠された十字架”が良い」と言っていたので「梅原猛」という名前は知っていたが、読んだのは先の「仏教」に続いて2冊目。
改めて、ネットで梅原猛氏の略歴を読んでみた。やはり立命館大の教授や京都市立芸術大の学長を経験している教育者だ。この人間的な深みはここから来ているのだろうか?(内容については、追って書いてみようと思うが・・・)
中で、自分の生い立ちについても触れている。日経の「私の履歴書」で書いてくれないかな・・・、と思ってネットで検索していたら、既に01年5月に書いていた。本になって出ていないかと調べていたら、「神殺しの日本」という06/9発刊の本に日経「私の履歴書」の加筆修正版が載っているという。(グッドタイミング!それを教えてくれる“ネット”はすごい・・・・)
早速この本や、授業シリーズ最後の「梅原猛の授業 仏になろう」、そして代表作の「隠された十字架」を読んでみようと思いAmazonに頼んでしまった。
(タネを明かせば、この「道徳」もカミさんが読みたいというので買ったもの。しかし“時間が無い・・・・”と読まないので自分が読んでみたもの。でもこの人には惹かれたな・・・・。この勢いで数冊読んでみよう)
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