« 「般若心経」勝手帖-03 全文 | トップページ | 不思議な漢方医 »

2006年10月19日 (木)

薬師如来の薬壺の中身・・・

先日東京国立博物館の「仏像」展に行ったが、その時にカミさんと次のような話をした。

「薬師如来の持っている壺は、薬壺だって。中に入っている薬が欲しいよね・・・・」
「だれも見ていなかったら盗んじゃうのにね・・・」
この不謹慎さに、バチが当たったらしい。

今朝、不眠症のカミさんが明け方まで眠れなくて悶々としていたときに、悟り?を開いた・・・・?という。

“薬師如来の薬壺の中には、直ぐに死ねる毒薬が入っている”
何故かというと、
“悩み・苦しみは、みな自分が作っているもの。だから自分の存在が無くなれば悩みも無くなる・・・・。だから薬師如来は死をもって病気のあらゆる苦しみから救ってくれるのでは? だから薬壺の中身は青酸カリのような毒薬だ・・・”

なるほど。まさに空の思想だ。
しかし、幾ら眠れなくて詰まらないことを考えるとしても、この様な前向きでない事を夜になって思い出すとは、何か明るくないな~・・・・。
これも不謹慎なことを言った為の、薬師如来さまからのバチかな・・・と思った。
(このエッセーも何というバチ当たりの失礼な文章か・・・・)

|

« 「般若心経」勝手帖-03 全文 | トップページ | 不思議な漢方医 »

コメント

エムズの片割れ様
 こんにちわ

またもやすっきりしない週末でございますね。
気圧の加減で身体はないています。
かなり以前の記事からお薬師様の薬壺の事にふれられていらっしゃいますね。今拝見いたしております。私は奈良の秋篠寺のご本尊薬師如来さまが大好きで、(悲しいかな伎芸天様の方が有名?)
可愛らしいお姿に小さな薬壺が包まれていますのがとても心が洗われます。
10年前までは年に2回程お逢い致しました。
4年ほど前今年の春にも伺いました。
何時もお姿の前で尋ねました。「お薬師さま貴方のお持ちの壺の中身は何なのですか?」

【エムズの片割れより】
随分と昔の記事を発掘頂いたようで・・・
16年も前の記事。
最近は、仏さまの話題から遠くなっています。
京都の天満宮巡りをしたのが、19年4月。
以来、コロナ渦もあり、出掛けなくなりました。
体力のある内に、散策したいとは思うのですが・・・

投稿: ふるかわ かずえ | 2022年9月24日 (土) 13:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 薬師如来の薬壺の中身・・・:

« 「般若心経」勝手帖-03 全文 | トップページ | 不思議な漢方医 »