「小椋佳」との出会いと別れ
もちろん正確には「小椋佳のレコードとの出会い」である。
若い頃、仕事で九州に出張した際、同僚の自宅に招かれて聞かされたのが「彷徨」というレコード。帰京して直ぐに買った。74年8月末のことである。
小椋佳のHPによると、「彷徨」は’72.3.1の発売というから、まあまあ自分は小椋佳ファンの老舗と言えるかも知れない。
このアルバムの曲は全部好きだ。その頃のアルバムも。
力まない自然な歌声。心が洗われるような素直な旋律。
「少しは私に愛を下さい」「坊やおねむり「ほんの二つで死んでゆく」・・・
自分が大好きな「ほんの二つで死んでゆく」を少し聞いてみよう。しかし、この歌が出来た時、さすがに小椋佳の奥さんが「縁起でもない」と言ったそうな・・。しかし愛情満ち溢れる詩ではある・・・。
<小椋佳「ほんの二つで死んでゆく」>
「ほんの二つで死んでゆく」
作詞・作曲:小椋佳池よりも湖よりも海よりも
深い涙を知るために
あなたにサヨナラ言うのです
人の世のおとぎ話をかき集め
ほんの二つで死んで行く
あなたのまわりをかざりたい月よりも太陽よりも星よりも
遠くはるかな旅をして
あなたをさがして呼ぶでしょう
雨がふる 僕はしずくをかき集め
ほんの二つで死んで行く
あなたの小舟を浮かべたいはかない運命に死ぬ時も
ゆりかごにゆれているように
しかし好きだったのは75年までのアルバムでそれ以降の曲は、なぜか付いて行けなくなった。
時代と共に人の心(曲想)は変わって行くもの。
お互いの心も変わっていく。
小椋佳も自分も・・・・
お互いが変わって行く以上(これも“空”の思想だな・・・)、小椋佳との相思相愛?も時間と共に薄れていくのは仕方がないこと。
(ここまで書いて“ドキッ”とした。少し居間に降りて、カミさんと雑談でもしてくるか・・・)
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コメント
「ほんの二つで死んでゆく」久しぶりに聴かせてもらいました。カセットテープ時代以来です。ウルウル、です。色々楽しませて頂いています。ありがとうございます。
【エムズの片割れより】
小椋佳は、初期の歌が好きです。今でも昔の歌の方がシンプルで好きです。
投稿: 三山sanzan | 2010年9月 9日 (木) 18:00
kimuです
初めて聴きました
小椋佳さんには
障害をもつお子さんといっても
もう、大きくなられたのでしょうが・・・。
いらっしゃいます
子ども中心のミュージカルを
毎年催されてますが
そういう姿勢に共感を持ちます
彼の、タイトルは忘れましたが
網を持って蝶を追いかけた少年の歌が
好きです^^
良い曲をありがとうございました( ̄ー ̄)ニヤリ
【エムズの片割れより】
小椋佳さんの次男さんは、今は日本でも有数の琵琶作り職人になっています。TVでもその風景が紹介されています。蝶を追いかけた歌・・・。何でしたっけ?
投稿: | 2010年10月31日 (日) 10:02
「想い出してください」です
あの歌詞の中に少年の頃を歌っているのです
CDを引っ張り出して・・・^^
その中に「ほんの二つで死んでゆく」もはいってました。おぼえていませんでした><
【エムズの片割れより】
そうでした。良く知っています。どうも歌詞はあまり気にしないモノで・・・
投稿: kimu | 2010年11月 1日 (月) 14:21