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2006年7月 3日 (月)

温故知新?~戸籍の場所を訪ねた

昔から一度行ってみたい場所があった。実家の戸籍の住所である。

今日はたまたま会社の創立記念日(本来は7/1)で、半ドンだったので、会社の帰りに何処かに寄ろうと思っていた。
美術館等は月曜日で全部休みだったので、前から行ってみたいと思っていた実家の戸籍(自分も結婚して新戸籍を作るまでは同じ)の住所を訪ねてみた。

場所は、墨田区両国1-7-*。
両国駅を降り、 相撲の国技館を後に、地図を頼りに歩いていくと、
戸籍の住所は両国橋のたもとだった。

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あった!!
その住所の所には、どこかの会社のビルが建っていた。

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まあ、他人にとっては全く面白くない話だが、ここは自分にとっては意味のある場所なのである。
10年前に亡くなった親父が子供の時にここで過ごし、小学校1年の時に関東大震災(1923年(大正12年)9月1日午前11時58分)に遭って家が焼け、その後祖父が勤めていた“氷屋”の会社の不況・整理に伴って田舎に引っ越してからは、ここの住所だけが戸籍として残ったという。

帰りに同じ番地の所を回ってみると、変な建物がある。
「春日野部屋」と看板が掛かっていた。
しかし、それらしいのは入り口だけで、上はマンション風。
現在の相撲部屋は、どうもお相撲さんが全員マンションの個室に入っているようだ。

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それにしても、日本の戸籍制度は面白い。
自分は全く行ったことがないのに、「自分の戸籍は・・・」と一生その住所を大切にする場合がある。

たぶん親父もその後は行ったことが無かっただろうし、お袋に至ってはそこがどんな所か興味も無い。
何かで昔読んだが、“皇居の住所を戸籍にしている”人も居るとか・・・。

まあ戸籍は、「引っ越しても変わらない住所」以上の意味は無いのかも知れないが、今回は自分のルーツの一欠片として、少し興味を抱かせる場所であった。

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