仏教でいう「苦」
ひろ さちや氏の「仏教が教える老いを楽しむヒント」という本に、次のような言葉がありました。
・・・・仏教でいう苦とは本来「思うがままにならないこと」という意味なのです。・・・老も病も思うがままにならない。・・・人間はその思うがままにならないことを、何とか思うがままにしようとする。それが苦しみなんですね。
では、どうしたら苦しみから逃れられるのか。思うがままにならないことを、思うがままにしようとすることが苦なのだから、思うがままにしようとしなければいいだけのことです。
老いたくない、長生きしたい、ボケたくない・・すべてが思うがままにならないことです。だったら。そこは仏さまにおまかせして、自分であれこれしようとしないのがいい。それが苦から自由になるということなんですね。そして、思うがままになることをしっかりとやるのです。
大切なのは、何が思うがままにならないことであり、何が思うがままになることであるかを、しっかりと明らかにすることです。・・・・
どうしようもない事はどうしようもないのだから放っておく。実はこれが大変に難しいのです。しかしこの境地になれれば、自分も随分とストレスから解放されるのでしょうが・・・・
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コメント
ひろさちや氏の本に救われて、仏教に興味が湧きました。
般若心経、生き方のヒントという本でした。
投稿: たかはし | 2011年11月 5日 (土) 12:08