北京旅行の斜め見物記(5)~北京の交通事情など諸々
08/4/25~4/29まで北京に行ってきたが、これはそれを斜め?から見た見物記である。
<北京の交通事情>
中国の道路の広いこと・・・・。実際に車が走るのが2車線でも道路幅は5車線位ある・・? これは土地が国有のため、計画的に道路を作る事が出来るから?
北京に着いて、ガイドさんにまず言われたのが「中国は右側通行だが、右折はいつでも出来る。乱暴だと思うだろうがルールで許されている」ということ。それに「交通ルールよりも“力”だ・・・」。だから右折の車と歩行者のせめぎ合いの猛烈なこと。人が横断歩道を渡っている中へも、右折車が「どけ!」とばかりに進む。歩行者も集団で車を取り囲んで止めてしまう。だから車の鼻先と人との間は常に数センチ。でも意外とぶつからない。まさに、人も車も「そこのけそこのけ・・・」。それに、赤信号だろうが「皆で渡れば怖くない」を地で行っている。自分達もそれに慣れて、皆が渡る時に一緒に付いて行くことにした。
タクシーは非常に便利だった。初乗りが10元(150円)。メーターなので安心。言葉はなかなか通じなくても、ホテルから出発する時は、ホテルマンに予め地図と行きたい場所を言うと、タクシーの運転手に行き場所をちゃんと指示してくれるのでありがたい。それにタクシーを道ばたで手軽に拾えるので、運転手にガイドブックの写真や地図を示して、何とか目的の場所に行ける。
しかし、車の台数を減らそうと、国は地下鉄・バスの利用を進めており、地下鉄は何と定額で2元(30円)。これは安い。何度か乗ったが、何せ路線が少ないのが弱点。
<JTB事情>
自分達はJTBファンではあるが、ツアーで土産物屋に行くのは何とかならないものか・・・。一緒の人たちもそれは諦めており、粛々と従う・・・・。しかし、一日中歩き通しで疲れているのに、夕方5:30~6:10までの土産物屋巡りには参る。早くホテルに帰りたいのに「我々の真珠は・・・」というたどたどしい日本語の説明を聞かされる。仕方なく、黙って聞いていると、「何色に見えますか?ハイその人!」と聞いてくる。これは説明のテクニックとして訓練されているのだろうが、聞かされるほうはツライ。誰も買わず、相手にしない。結局、隅のテーブルで、ガイドも一緒に、皆で6:10になるのを待ち、やっと帰れた。しかし、出口を巧みに隠し、出口を探して客がウロウロするサマは、資本主義の国と同じだな・・・と思った。
それにどの国でも同じだが、ツアーのガイドがマッサージ屋へ誘う。疲れたので自分が知っている所へ紹介しよう・・・と。たまたま前日に90分の足のマッサージに行ったので、相場が分かった。定価168元(2700円)のを250元(4000円)と言っていた。
それにガイドが配る「カタログショッピング」。バスに乗ると、ガイドがお土産のチラシを配って注文を取る例のものだが、これも相場が分かった。昼食で止まっていたバスに女の子が「シルクバック」を売りに来てカミさんが買ったのが一つ10元(一般の店でも10元で売っていた)。それを5個で100元。ちょうど2倍だ。菓子などは提携しているので安いと言っていたが、どうだろう?
<北京旅行で感じたこと色々・・>
北京の警備はスゴイ。空港だけでなく、何処に行っても警官だらけ。北京飯店近くの歩行者天国に、夜も繰り出したが、歩いていると直ぐに警官に出会う。本屋に入っても、ショッピングモールに入っても、入り口には必ず警官や警備の人が居て、入ってくる通行人を監視?している。だから、我々観光客にとってみるとかえって安全? 道を尋ねる人も居り、国によって監視されていると思うより、我々の身の安全を監視してくれている・・・と思ったほうが楽か?
それに、だんだんと北京オリンピックが近くなりムードも盛り上がる。ビールにもオリンピックのマーク・・・。
とにかく、何から何まで“デカイ”中国だが、その中国の“おおらかさ”を感じたのが、書店での立ち読み。これが「立ち読み」ではなくて「座り読み」なのだ。たくさんの人が、通路に座って堂々と本に読みふけっている。店員も意に介さない。日本では考えられないが・・・・。
それと、中国で日本語を話す人の多いこと・・。日本では、英語は話しても中国語を話せる人は少ない。いくら店員で必要があっても、中国語を話せる人がどの位いるか・・・。それが中国では、例のJTBがツアーで寄る土産物屋でも、全員が日本語を話す。その熱心なこと・・・。(もっとも、北京飯店では日本語は一切通じなかったが・・・)
しかし、中国での中心は英語。私立の学校では、授業は英語で行い、英語漬けにするそうだ。
中国でのモラルは今ひとつか・・・・? 市中に意外と公衆トイレがあるのにはビックリしたが、中がいただけない。一度、緊急避難で公衆トイレに入ったが、4つある個室のうち、使えるのは一つだけ。残りは故障中で使用禁。残った一つもドアのカギが壊されていて無い・・・。公衆のものを大切にしないのは日本以上のような気がした。
円から元への交換レート。元は中国で変えたほうが良いと聞き、北京飯店の24H自動交換機で両替。交換レートは15.5円だったが、まあまあか。でも小額のコインまで出てくる律儀な交換機に感動。
ガイドさんが、「北京の空は青くない。でもオリンピックの時は、7月20日頃から操業停止となるので青空が戻るはず」と言っていたが、それは本当かも・・? と言うのは、日曜は空が青かったのだ・・・。でも平日になると、やはり青空は無くなった・・・
まあ、今回2回目(昨年の5月は上海)の中国旅行だったが、まずはオリンピックの無事な成功を祈り、来年はまたカミさんに付き合って、中国のどこかに行く事になりそう・・・。
しかし、カミさんの中国語には助けられた。食事も朝食以外は全部自前。ガイドブックやblogのコピーを片手に、評判レストランに突入・・・。それでも何とかなったのは、カミさんの度胸と同時に、中国語を話す“CASIOの電子辞書”のおかげか・・・。
詳細は下記のblogをどうぞ・・・
(参考blog)
エムズのひとり言「北京の料理とお助けグッズ」
(関連記事)
北京旅行の斜め見物記(1)~万里の長城・北京飯店・・
北京旅行の斜め見物記(4)~胡同めぐり・宋慶齢故居・東郊市場
(memo)
08/4/25 地下鉄「建国門」ニューオータニJTB→タクシーで建外SOHO 夕食「皇城老媽」で→「ドラゴンフライ」で全身マッサージ
08/4/26 「十三陵」→「神路」→「八達嶺万里の長城」→夕食 建国門「呉越水郷」→「東方大班」で足マッサージ(11.4km)
08/4/27 「天壇公園」→「天安門広場」→「故宮博物院」→「頤和園」→夕食「四川飯店」(18.8km)
08/4/28 「胡同めぐり~宋慶齢故居」→地下鉄「大望路」新光天地で飲茶→「東郊市場」→夕食 銀錠橋で創作中華(13.1km)
08/4/29 散歩「菖蒲河公園」→「天安門」→帰国(7.8km)
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