2020年1月16日 (木)

「接客時のマスク着用は禁止」はあり?

中国・武漢で新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎が発生し、日本でも患者が見付かったとか・・・。でもまだインフルエンザのニュースは少ないな・・・。
先日、こんな記事があった。

「(ニュースQ3)「接客時のマスク着用は禁止」あり?なし?
 従業員は接客の際、原則としてマスクの着用は禁止です――。そう決めた小売店がある。マスクは表情を隠して店員の印象を悪くするのか、それとも病気の予防のために認められるべきか。インフルエンザの季節に、論争が巻き起こっている。

 ■イオンは統一規則
 「マスクは外してね」
 流通大手イオングループ傘下の東北地方のスーパーで働く女性(30)は先月下旬、マスク姿で出勤すると同僚に注意された。気管支が弱く、毎日マスクをつけて売り場に立っていたが、これまでは何も言われたことがなかった。
200116masuku  その日、従業員にはある文書が示されていた。「接客時のマスク着用はお客さまとの円滑なコミュニケーションの妨げになり、原則禁止」とあった。女性はマスクをつけなくなったが、「お客さまもマスクで病気を予防するのに、なぜ私たちだけつけられないの」との思いが残る。
 実はイオンが12月13日、グループの全企業に対し、接客時のマスク着用を原則として禁じる通達を出していた。イオンによると、店員の表情がわかりにくく、声も聞こえにくくなり、体調不良の印象を与えてしまうことが理由だという。マスク着用に賛否両方の意見が寄せられていたため、グループ各社が判断に迷うと考えて初めて統一ルールを作成した。
 ただマスクを着用してもよい例外として、(1)風邪などでせきやくしゃみがひどい(2)花粉アレルギーなどがある(3)そのほかの理由で上司に申し出がある――といったことも定めていた。

 ■SNSで批判の声
 ところが、「禁止」ばかりが徹底されてしまう現場もあり、SNSでは「母が困っている」「妻が怒っている」といった批判の声が広がった。東北のスーパーで働く女性も、「『禁止』の空気が広がっていて、マスクをしたいと上司に言いにくい」。イオンの広報担当者は「例外規定の周知も含め、各企業や各職場ごとに柔軟に対応してほしいと、改めて説明している」と話す。
 若い世代では、自分の表情を隠すためにマスクを日常的につける人が増えている。SNSには「マスク姿に悪い印象はない」などと肯定的な意見が多いが、「冷たく感じる」という反対派も。さらに家電チェーンやコンビニエンスストアでも「マスクは禁止」との投稿があったが、朝日新聞の取材では全店の統一ルールではなかった。広報によると、各店舗ごとの取り決めの可能性はあるという。

 ■予防用「印象悪い」
 マスクで風邪を予防できるのか。厚生労働省は「のどの保湿はできるが、すき間などからのウイルス侵入は防げない」とする。
 ビジネスマナー研修などを手がける名古屋市のアイキャリア代表取締役の太田章代さんは、マスクをつけると印象が悪くなるため、接客業では基本的に着用すべきではないという立場だ。ただ風邪をひいた人は例外で、「『風邪気味なのでマスクで失礼します』とひと声をかけると、印象がよくなる」と提案する。
 一方で、風邪の予防のための着用は勧めない。中高年は、マスク姿での接客を失礼だと感じる人たちが多いからだ。「接客マナーの原則は相手の気持ちを一番に考えること。ただ、若い世代はマスク姿の店員への抵抗感が少ないので、マナーも変わるのかもしれません」(佐藤恵子)」(2020/01/07付「朝日新聞」P29より)

そもそも自分は、マスクNG派。外に出る時に、カミさんは必ずマスクをして、忘れた時は、出先で改めてマスクを買い求めるほど・・・。もちろん風邪予防だが、あまり効果が無いと言われていても、安心を買うのだろう。

自分も以前、通勤でマスクを使った事があったが、何よりもマスクで顔を隠しているので、不思議な安心感を覚えたのを思い出す。
香港のデモでは無いが、マスクは顔を隠す、という効果(目的)もある。これをどう見るか・・・。上の記事の店員さんは、接客業なのでお客に失礼という話だが、自分的には、これは納得。とにかく、マスクで相手の表情が分からないと、こっちが不安になる。

ふと、こんなことを思い出した。準現役のとき、ある見習い社員さんが、契約期限が来て辞める時、定時後に挨拶に来た。そのときに、マスクをしていた。よって相手の表情が分からない。まるで命の無い人形と挨拶をしているようで、「マスクを外せよ」と言いたくなったことがあった。
繰り返すが、マスクで顔を隠している人と話すのは、相手の表情が分からないため、こっちが不安になることを前提に、やはり考えるべきでは?
病院は別として、一般の接客業は、やはりマスクは、避けた方が良いと自分は思うのだが・・・。

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2020年1月14日 (火)

ウィーン・フィル編曲の「ラデツキー行進曲」~ニューイヤーコンサート2020

今年の元旦(2020/01/01)の新聞にこんな記事があった。

新年恒例の行進曲変わる? ウィーン・フィルが楽譜一新
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が元日のニューイヤーコンサートで演奏するヨハン・シュトラウス1世作の「ラデツキー行進曲」の楽譜が、今年から一新される。アンコールの最後での手拍子は毎年の恒例となっており、クラシックファンにはおなじみの曲だ。楽譜の一新には、ナチスが絡む歴史との決別の意味が込められている。
 これまで使われてきた楽譜は、オーストリア出身の作曲家レオポルト・ベーニンガー(1879~1940)の編曲による1914年版。ベーニンガーは32年、隣国ドイツで台頭していたナチスに入党し、党の文化・音楽活動に協力したことで知られる。
200114radetzky1  楽団長でバイオリニストのダニエル・フロシャウアーさんによると、「ベーニンガーの楽譜を今も使っているのか」という質問を受けることがあるといい、対応を考えるために、楽団が楽譜や記録を詳しく調べてきたという。
 その結果、楽譜は戦後になってパートごとに手書きで書き加えられており、打楽器パートがかつてのシュトラウス楽団が演奏した通りになっていたり、いくつかの楽器が演奏されていなかったりすることがわかった。現在演奏されている音楽はベーニンガーのものではなくなり、時を経てウィーン・フィルの音として完成されていた。
200114radetzky2  そのため、楽団内で話し合い、過去に書き加えられた内容を反映して楽譜を一新することを決めたという。フロシャウアーさんは「ベーニンガーの名前を除くことが重要だった」と語る。ドイツなど欧州では「非ナチ化」として話題になった。楽譜が一新されても、演奏される曲の聞こえ方に大きな変化はないという。
 新しい楽譜は、12月27日に本番会場のウィーン楽友協会であったリハーサルから使用が開始された。
 楽団司書を務めるフロリアン・ウィーニンガーさんは「ずっと演奏してきた現状のものを新版に落とし込んだということです」と話す。ニューイヤーコンサートの最後で聴衆が手拍子で参加する現在の形になったのは、テレビ放送が始まってからだという。
 これまで使われていた楽譜の一部は写真撮影が許されたが、新しい楽譜の撮影は不許可。現在は一般に公表しないことになっているが、将来は出版することを検討中だという。
 ワルツなどで新年を祝うニューイヤーコンサートは、世界中のクラシックファンの注目を集める行事で、2002年の元旦は小澤征爾さんが指揮した。
 2020年は、ラトビア出身のアンドリス・ネルソンスさんが指揮する。日本ではNHKで放送される。(ウィーン=吉武祐)」(2020/01/01付「朝日新聞」より)

それで、1月11日の再放送を録画してみた。それがこれ・・・

<ネルソンス/VPOの「ラデツキー行進曲」~ニューイヤーコンサート2020>

比較として、定番のボスコフスキー盤を聞いてみよう。

<ボスコフスキー/VPOの「ラデツキー行進曲」>

ウーン。「楽譜が一新されても、演奏される曲の聞こえ方に大きな変化はないという。」とある通り、違いは良く分からない。
それよりも、楽譜がオリジナルから変わっているという。wikiにはこうある。
「 現在演奏されているものは、長年にわたって手を加えられてきたものであり、原典版とは大きく楽器法や音の強弱などが変化している。自筆譜は紛失したとみられていたが、1978年4月に破棄されて断裁される寸前だった楽譜の山の中から発見された。1987年当時楽譜を所有していたロイス・ベック教授は、オリジナルの楽器編成のほうが「現行のそれより香り高く透明で、軍隊行進曲というよりもロッシーニの序曲のように聞こえる」と発言している。ちなみに、このオリジナル版の『ラデツキー行進曲』は、2001年のニューイヤーコンサートの冒頭を飾る曲としてニコラウス・アーノンクールにより演奏されている。」

なるほど・・・。ニューイヤーコンサートの「ニューイヤーコンサート2001」は、Youtubeにも挙がっていないので聞けなかったが、まあ超有名曲でも、なかなか奥が深いものである。

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2020年1月12日 (日)

NHK SP「認知症の第一人者が認知症になった」長谷川和夫を見て

珍しく、カミさんが「見るぞ!見るぞ!」と言っていた番組があった。それがNHK SP「認知症の第一人者が認知症になった」(2020/01/11放送。2020/01/16 AM0:55再放送)。

NHKのHPにはこう紹介がある。
認知症の第一人者が認知症になった
“君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する”かつての先輩医師の言葉を胸に、自ら認知症であるという重い事実を公表した医師がいる。認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変え200112hasegawa るなど、人生を認知症医療に捧げてきた医師だ。NHKはこの1年、長谷川さんとその家族の姿を記録し続けてきた。認知症専門医が認知症になったという現実をどう受け入れ、何に気づくのか。カメラには、当事者としての不安、家族の葛藤…その一方、専門医ならではの初めての気づきも記録されている。認知症になったら、不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり、殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには、他者との絆が重要であること…。
人生100年時代を迎え、誰もが認知症になりうる時代。長谷川さんが気づいた新たなメッセージを届け、認知症新時代を生き抜くための「手がかり」と「希望」を紡ぐ。」(NHKのここより)

番組を見ていて、気になった部分をメモしてみる。

(ナレーション)そして今、認知症になった夫を支える日々。それはようやく訪れた夫婦2人だけの時間でもありました。
(奥さん)「とにかくあまり嫌な思い出を作らないようにしようと思いますよ。また上の空に行って「あの時は」なんていうことになると困るから。「のんびりできてよかったね」くらい言えるようにね」(18分過ぎ)

(ナレーション)長谷川さんは日帰りでさまざまな介護を受けられるデイサービスに通うようになっていました。妻瑞子さんの負担を減らすためでした。実は長谷川さんはおよそ40年前、認知症のデイサービスうぃ提唱し実践した一人です。家族の負担を減らし認知症の人の精神機能を活発化させる。利用者が一緒に楽しめる場所の重要性を訴え続けてきました。
利用者全員で行うゲームに参加することになった長谷川さん。しかし、この日笑顔はありませんでした。
「医者のときはデイサービスに行ったらどうですか。そういうことしか言えなかったよね。少なくとも介護している家族の負担を軽くするためにも非常にいいいだろう。素朴な考えしか持っていなかったよ。何がしたいですか?何がしたくないですか?そこから出発してもらいたい。ひとりぼっちなんだ俺、あそこに行っても」
かつて自ら提唱したデイサービス。そこで感じた孤独。
(娘さん)「あのさ、デイケアさ、あしたでやめるんでしょ?」もう嫌になったらしいんですよ。
「あんまり行きたくないけどね」「行ってもつまんないの?」「そう」「でも自分が聖マリアンナ(病院)で始めたことでしょ、デイサービスって。家族のためにもデイサービスを始めた方がいいって。「そうだね、デイサービスに行けば、瑞子の負担が軽くなるのは確かだからさ」「でもやめちゃうの?またおばあちゃん大変じゃない。それについては?」「しょうがない」・・・(29分過ぎ)

200112hasegawa1 (まりさんは、けがで家に引きこもりがちにならないよう、長谷川さんを外に連れ出すようになりました)「私と一緒のときは手をつなげるから、つえのほうがいいね」「まりがいてくれるから助かるわ」「でもちょっとうるさい時あるでしょ」「そりゃあるけど」・・・(39分過ぎ)

「夢と現実との間の境目がよくわからなくて、夢の中のことが現実に起こっている気がしてはっきりしないことがある」
(今後に備え、長谷川さんは、有料老人ホームの利用を考え始めていました。2泊3日の体験宿泊です。「我慢。早く帰りたい」と漏らす長谷川さん。ある思いを何度も口にしました。「ここにいるよりもごちゃごちゃしている俺の戦場に帰りたい。戦場に帰って自分で闘いたい。自分の戦いを」「帰ってきたよ」(妻)「もっとごゆっくりなさればいいのに(笑)」
帰宅して真っ先に向かったのは論文を書き続けてきた書斎でした。「ここへ来ると落ち着くんだ」・・・(41分過ぎ)

1日の終わりに必ず伝える言葉ができた。「ありがとね瑞子」「ありがとう」「(妻)ハハハ・・・」
認知症とは何か。長谷川さんは今、こう言います。「余分なものがはぎとられちゃうわけだよね。認知症になると。(認知症は)よくできているよ。心配はあるけども。心配する気付きがないからさ。神様が用意してくれた一つの救い」・・・(46分過ぎ)

ふと自分にあてはめてみた。そして悟った!?
・自分もデイサービスは無理だな。
・手をつないで介護してくれる娘がいなかったのは残念。
・自分も有料老人ホームの利用は無理だな。しかし一人で生活が出来なくなった時は・・・
・実際に死に向かっているときは、意外と鈍感になって怖くないのかも・・・

6年前に、老人ホームで亡くなったお袋は、「(老人ホームにいると)何もする事が無いのでぼけてしまう」と言っていた。毎日、する事があるのは大事・・・

さて長谷川和夫さんについては、前に「「だいじょうぶだよ―ぼくのおばあちゃん」~長谷川和夫氏の話」(2018/12/07ここ)という記事を書いた。
認知症が進んでいる状態でも、講演活動など、認知症について自らの体験を発信をされている。
認知症が進んでも人の前で講演が出来るのは、長年の蓄積か?
我々もいつ後を追うか分からない。歳をとることは、周囲に迷惑を掛けること。耄碌とはかくも大変な事・・・

(関連記事)
「だいじょうぶだよ―ぼくのおばあちゃん」~長谷川和夫氏の話 

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2020年1月10日 (金)

スリランカからクレジットカードを使われてしまった話

先日、自分が主に使っている楽天カードからこんなメールが届いた。
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Subject: 楽天カードから緊急のご連絡
Date: Tue, 7 Jan 2020 +0900 (JST)
From: 楽天カード株式会社 <info@mail.rakuten-card.co.jp>
To:
【重要】楽天カードから緊急のご連絡
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【重要】楽天カードから緊急のご連絡 2020/01/07(火)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日頃より楽天カードのクレジットカードをご愛顧賜り誠にありがとうございます。

楽天カードでは、会員皆さまのカードご利用内容について、
第三者による不正利用が発生していないかどうかのモニタリングを行っております。

本メールは、現在お客様がお持ちのクレジットカードのご利用内容について、
第三者により不正利用された可能性が高いと、弊社の不正利用検知システムにより
判断いたしましたので、緊急でお送りさせていただいております。

カードのご利用内容について、至急確認したいことがございますので、
下記連絡先までお電話でご連絡をいただきますようお願いいたします。

なお、ご契約のカードは、第三者による不正使用の可能性が高いため、
既にカードのご利用を一旦停止する対応をとらせていただいております。

ご不便とご心配をお掛けしますが、何とぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。
============================================
<ご連絡先>
楽天カード株式会社
信用管理グループ モニタリングチーム
■電話番号 : 092-303-5631 (24時間・年中無休受付)
============================================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■このメールの送信アドレスは送信専用となっておりますので、
 本メールへのご返信はご遠慮いただきますようお願いいたします。
■電話でのご連絡より先に、メールが届く場合がございます。
■誠に勝手ながらこのお知らせメールの配信停止はいたしかねます。
 あらかじめご了承ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元  楽天カード株式会社  https://www.rakuten-card.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
====
迷惑メールのフィルターを突破してくるメールもあるんだな。と思って削除していたら、同じメールが、カミさんのアドレス宛にも届いていた。
ふと気になって「092-303-5631」をググってみた。するとどうもホンモノの楽天の電話番号らしい。

恐る恐る電話してみた。
「このメールは迷惑メールとは違いますよね」
「もし信用頂けないようですと、カードの裏に書いてある楽天の連絡先に問合せ頂いて、確認後に再度お電話頂いても結構です」
「分かりました。信用します」
「ではご本人様確認をお願いします。フルネーム、先年月日を・・・。はい確認できました。今回は、家族カードで確認をお願いします。家族カードで登録されている奥さまはいらっしゃいますか?」
「はい」
「ご本人様で間違いありませんか。第三者による不正利用の懸念がありまして確認のご連絡をさせて頂いています。1月に入ってから楽天カードをご利用されましたか?」
「使っていません」
「1月5日23時44分にGENIE DIALOG BILLINGという会社で570円ほどの履歴が上がってきていますが、ご利用されましたでしょうか?海外のサイトになります。次に・・・・・・、1月6日の・・・・・・(5件で数万円)」
「使っていません」
「ご本人様のご利用で無いお取引は、第三者による不正利用と考えられます。今回決済が通ってしまっていますが、ご本人様のご利用では無いため請求にならないように対応しますのでご安心下さい。これ以上の不正利用を防ぐために現在お持ちの家族会員様の楽天カードだけを完全に停止致します。ご希望であれば、番号を変えて再発行も可能ですがいかがなさいますか?」
「怖いので止めます」
「では今回で脱会ということで処理致します。今回の不正取引は、明細には表示されますが、こちらの方でご請求にならないように対応しますので、よろしくお願いします。」
「親会員さまのカードは不正利用とおぼしき取り引きはありませんでしたのでご安心下さい。何かご質問は?」
「今回は、カードの番号とパスワードが漏れてしまった?」
「今、この時点では明確な原因は分からないんですが、可能性として一番大きいのは、利用可能なクレジット番号や有効期限を、第三者がランダムに不正に見つけ出している可能性がありまして、番号総当たりで試す手法がありますので、そちらで今回家族カードの番号と有効期限だけが引き当てられてしまったようでございます。まったくカードをご使用されていない方でも、ランダムにカード番号を作られてしまうと、防ぎようが無い。」
「ではよろしくお願いします。」

数十年カードを使っているが、初めての体験で怖い・・・
200110credit1 PCで利用履歴を見てみると、「利用国LK」とある。これはスリランカだという。スリランカ・ルピーで使用しているため、変換レート0.610 で、円で請求されていた。

200110credit2 それにしても、怖い。と同時に、カード会社も、ハッカーとイタチごっこをしているらしい。
実害は避けられてとしても、一度不正利用されてしまうと、カード番号を変えざるを得なくなるため、クレジットで支払いを登録している物を全て変更しないといけないので大変。
そういえば、無料のクレジットが何枚かあることを思い出した。これらも、無料だからと言って放っておくと、あらぬ被害が来るかも知れない。そこで、これを機に、本当に使用しているカード以外は、電話で全て解約してしまった。

そもそもウチのカミさんは現金主義。カード不要論者。今回の家族カードもほとんど使っていないので、実害はなかった。
しかしこれから、益々日本もカード社会になっていく。
少なくても、自分のカードの使用履歴だけは、確認を怠らないようにすべきと思った事件ではある。

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2020年1月 8日 (水)

芸能人の薬物逮捕とその作品

今朝(2020/01/08)の朝日新聞の声の欄に、こんな話があった。
(声)どう思いますか)薬物と芸能作品
 芸能人が薬物関連の容疑で逮捕される度に、出演作の上映や放映が中止され、過去の作品が回収されることが、近年、恒例になりました。今年はその余波で、NHK大河ドラマの放映開始が2週間、遅れます。
 昔は違いました。例えば1980年代の人気歌手、故・尾崎豊さんは、薬物使用で有罪判決でもCDの回収は無し。逮捕の約半年後に新曲も出ました。
 本人が法的に裁かれるのは当然ですが、作品はどう、扱われるべきでしょうか。
 「作品は作者と別」の声と共に、割り切れない思いのご投稿も。芸能とテレビの歴史に詳しい立命館大の飯田豊・准教授(メディア論)と考えます。

 ■作品すら否定は「臭いものに蓋」
 経営コンサルタント 男性(東京都 69)
 過去1年を振り返ると、NHK大河ドラマに関係する俳優2人が、麻薬取締法違反容疑で逮捕された。双方とも撮影・放映が中止され、巨額の損害賠償が話題を大きくしている。
 私はNHKの放映中止、撮影し直しという方針に反対である。俳優が薬物に手を出すこと自体は、他の薬物犯罪者と何ら変わるものではなく、犯罪だ。しかし、罪を犯した者が作り出すものは、別物であろう。
 例えば、今年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で沢尻エリカ氏が演じ、生みだしたものは、沢尻氏本人の姿ではなく、織田信長の正妻「濃姫」である。濃姫を処罰する必要はない。これまで撮影した分はそのまま放映し、その後の部分は新たな役者で撮影し、放映すればよいだけだ。
 薬物問題は当人の問題として、粛々と法的に処理すればよい。「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い」では、単なる「臭いものに蓋(ふた)」の思考停止にならないか。

 ■「ドーピング」は芸術でもダメだ
 無職 女性(岐阜県 70)
 今年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送開始が、出演俳優が麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたことを受け、2週間延期された。残念だが、やむを得ない措置と思っている。
 くしくも延期発表前日の昨年11月25日、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題で進展があった。世界反ドーピング機関が、ロシア選手団を五輪など主要大会から4年間除外する制裁案を発表したのだ。「無実」を証明できた選手のみ一個人として出場できる。その後、案は正式に認められたが、真っ当な判断だと思う。
 俳優の場合、薬物使用が演技の質を向上させたかどうかは分からない。ただ、ルール違反の薬物を使用した点は、ドーピングと共通している。
 薬物について、芸術には寛容でスポーツにはルール厳守を求める機運が、社会にはありそうだ。しかし、どちらも違反を許してはいけない。芸能関係者はことの重大さを肝に銘じて欲しい。

 ■放映はダメ、でも作品は残して
 警備員 男性(愛知県 49)
 薬物問題で逮捕された芸能人が出演する映画の劇場公開やドラマ、CMのテレビ放映は、中止すべきだ。罪に問われた者を公共の場に堂々と登場させるのは、青少年の教育上よろしくない。大人の視聴者からもいぶかられるだろう。
 他方、薬物犯罪者の作品を後世に残すべきかどうかは意見が分かれそうだ。
 過去には太宰治らのように薬物に依存した文豪もいた。近年も、薬物関連で逮捕されたヒット歌手はいる。
 彼らの文章表現や演技、メロディーは、薬物の影響下で生まれたのか。ファンには気になるところだし、作品を残す可否にも関係するかもしれない。
 一方で、私は個人的に太宰が大好きだし、逮捕された中にも大好きな歌手はいる。それらの作品が永遠に失われるのはつらいことだ。
 作品はあくまでモノ。作り出した者の許されざる個人的行為とは別に、評価されても良いのではないか。

 ■表現者にもっと思いはせたい
 主婦(静岡県 40)
 私たち凡人が、現実にうんざりしたり、心が疲れたりしたときに頼るのが芸術作品だ。時に音楽を聴き、映画を鑑賞し、絵画を鑑賞して、作品を生活の彩りに利用する。そしてまた元気になり、現実世界に戻って来られるようになる。
 いつも思う。
 そうした作品を生むことは、我が身をすり減らしながらの作業のはず。表現者とは、傷つきながら自分をさらけ出し、生きる人たちだろう。そして、器用な私たち凡人は必要な時に彼らの苦しみをうまく消費するだけで、感謝にまで思いが至っていないのではないか。
 罪への罰を人の属性によって変えることは出来ない。だが表現者に対し、もう少しの敬意と愛を持てないだろうか。
 警察沙汰になった途端に同情や否定を語り、彼らの人生すら消費する社会。日々、当たり前に享受している作品が、どんな人間のどんな犠牲で成り立っているのかを、もっと想像すべきだと思う。

 ◆「その人だけの作品?」考えたい
 芸能とテレビ史に詳しい飯田豊さん CD回収までの徹底した「薬物対応」は1999年が初でその後、一般化したとみられています。
 90年代、音楽業界とテレビ局が提携して歌手を売り出す方式が一般化。同じ頃、テレビ局のコンプライアンス意識や自主規制が強まりました。不祥事を起こした芸能人を使えず、音楽業界も同調。そんな状況だったのでしょう。
 2000年代、CDの売り上げ減で業界は再編。音楽の制作・販売に加えてマネジメントも集約化され、一アーティストの活動の大半をグループ企業で担う時代に。ネットの普及が批判的な世論を促し、リスクを嫌う企業はコトが起これば活動自粛を即断、一気に作品が市場から消える体制になります。
 ただそれは、作品に触れたい人々の自由を奪います。テレビ放送はまだしも、DVDやCDまでなくすのは正当でしょうか。
 そして、音楽もドラマも、芸能人ひとりでは作れません。多くのスタッフが協力して生み出した作品を、出演者1人の不祥事で抹消することが本当に正しいのか。多くの人に考えて頂きたい課題です。」(2020/01/08付「朝日新聞」p14より)

自分は、芸能人・音楽家などの「人」と、その人たちから生み出された芸術作品は別人格のような気がしてならない。つまり、音楽家によって作り出されたCDは、音楽家から飛び立った別人格。会社などが法人であるように・・・
よって、作った音楽家がその後どうなろうとも、既に世に出た作品はその影響を受けない。別人格だから・・・。と思う。
だから、NHKの大河ドラマの作り直しの動きなどは、失笑を禁じ得ない。

過去にも、逮捕されて、その後も活躍している有名人は多い。Netでググると、こんな記事が見付かった。

「【黒歴史】逮捕歴のある意外な有名人15選! あの有名人も過去に逮捕されていた

1. 井上陽水(大麻取締法違反)
大物ミュージシャンの井上陽水さんは1977年に大麻所持容疑で逮捕されたことがあります。井上陽水さんはお酒が飲めないため、かわりにマリファナを吸ってくつろいだと自供したそうです。懲役8ヶ月、執行猶予2年の判決を受けました。

2. 研ナオコ(大麻取締法違反)
同じく大物ミュージシャンの研ナオコさんも1977年に大麻取締法違反で逮捕され、半年間活動自粛しました。

3. 美川憲一(大麻取締法違反2回)
美川憲一さんは1977年に大麻取締法違反で逮捕、さらに1984年にももう一度大麻取締法違反で逮捕され、懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の判決を受けました。

4. 錦野旦(大麻取締法違反)
スターと呼ばれたミュージシャンの錦野旦さんも1977年に大麻取締法違反で逮捕されています。ここまでの有名ミュージシャンの4名はいずれも1977年に逮捕をされているわけですね。

5. デヴィ夫人(傷害)
1992年にアメリカのコロラド州で元フィリピン大統領の孫娘の顔面をシャンパングラスで殴り、37針縫う大けがを負わせたとして傷害罪で逮捕されています。禁固60日、罰金700ドルの実刑判決が出て、34日間収監されました。

6. 蛭子能収(賭博)
漫画家・タレントの蛭子能収さんは1998年に麻雀賭博の現行犯で逮捕され、4ヶ月活動自粛となりました。この逮捕に際して「もうギャンブルは一生しません。賭けてもいいです」とコメントしたという話があるようです。

7. 板尾創路(淫行)
お笑いタレントの板尾創路さんは1994年に14歳の女子中学生との淫行に及んだとして逮捕されています。淫行での逮捕は同じく吉本興業所属だった山本圭壱一さんが即解雇されるなど重い処分を受け、長きに渡ってテレビに復帰もできませんでしたが、板尾創路さんは解雇には至らず、罰金30万円の処分を受けました。

8. 江頭2:50(わいせつ物陳列罪)
全裸パフォーマンスなど、過激な芸風で人気の江頭2:50さんですが、トルコで全裸パフォーマンスを披露した際にわいせつ物陳列罪で逮捕されてしまったことがあります。罰金の支払いのみで釈放となりましたが、その金額は当時の日本円にしてわずか75円でした。

9. 草彅剛(公然わいせつ罪)
国民的アイドルグループ・SMAPの草なぎ剛さんも逮捕歴があります。2009年に東京・赤坂で泥酔して全裸で騒いでしまい、公然わいせつ罪の現行犯で逮捕されています。起訴猶予処分となり、約1ヶ月の活動自粛後に『SMAP×SMAP』の収録で復帰しました。

10. 掛布雅之(酒気帯び運転)
ミスタータイガースと呼ばれた元プロ野球選手の掛布雅之さんは、現役晩年の1987年の開幕前に飲酒運転で逮捕されてしまいます。前年は極度の打撃不振に陥ってしまい、復活を期したシーズンでしたが逮捕が尾を引いたのかこの年も不振が続いてしまい、翌年には引退となりました。

11. 坂上忍(酒気帯び運転・器物破損)
タレントとして活躍する坂上忍さんですが、1995年に飲酒運転をして道路わきの電柱に衝突。逃走を図りましたがパトカーに追跡され、現行犯逮捕されました。

12. YOSHIKI(酒気帯び運転・スピード違反)
X JAPANのドラマーであるYOSHIKIさんは1994年にアメリカのロサンゼルスで、飲酒運転とスピード違反により逮捕されています。1日のみ収監され、1000ドルの罰金を支払いました。

13. 島袋光年(児童買春禁止法違反2回)
人気漫画「トリコ」の作者である島袋光年さんは2002年に児童買春禁止法違反で逮捕され、起訴された翌日に再び児童買春禁止法違反で逮捕されています。同じく人気漫画「世紀末リーダー伝 たけし!」の連載中の事件だったため、連載は未完結のまま打ち切りとなり、単行本は絶版となってしまいました。

14. 稲垣吾郎(公務執行妨害・道路交通法違反)
国民的アイドルグループ・SMAPの稲垣吾郎さんも2001年に逮捕されたことがあります。駐車違反を取り締まられている最中に車を急発進して現行犯逮捕となり、その後約5ヶ月間は活動を自粛しました。

15. 尾崎豊(覚せい剤取締法違反)
「15の夜」などのヒットで知られる伝説のミュージシャン・尾崎豊さんも1987年に覚せい剤取締法違反で逮捕されました。勘違いされやすいのは、窃盗容疑ではなく覚せい剤取締法違反での逮捕だということです。盗んだバイクで走りだしたのはあくまで歌詞であって、実体験というわけではありません。」ここより)

例えば、もし井上陽水がピエール瀧(ここ)や沢尻エリカのように、人だけでなく、それまでに世に出された作品群までもが抹殺されていたら、と思うとゾッとする。
百歩退いて、逮捕された1977年以降は干されたとしたら、世には「断絶」「陽水II センチメンタル」「氷の世界」「二色の独楽」「招待状のないショー」の5作品しか出なかったことになる。wikiにある、その後の14アルバムは世に存在しなかった!?

上に挙げられた俳優など有名人も同じ。その後の活躍を見るに、抹殺するには惜しい。

もちろん違法は悪い。しかし、「その後」の復活を認める器量も大事。
本人の努力次第で復活出来る道もある、という温かな日本でありたいもの。

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2020年1月 6日 (月)

そごう・西武の炎鵬の「逆読み」広告が面白い

夕食を食べながら、フジテレビを見ていたら、「大逆転のPR動画が話題 巨漢に挑む小兵・炎鵬を起用」(18時過ぎ)という話題が、何とも面白かった。
その動画がこれ・・・(ここ

この話題をググっていたら、こんな記事が見付かった。

もはや絶体絶命...からの大逆転! そごう・西武の「逆読み」広告が秀逸だと話題に

たびたび話題となる趣向を凝らした広告。2020年になって早々、ツイッターで注目を集めたものがある。
それがこちらだ。

「大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。」

これは、そごう・西武(東京都千代田区)の広告に掲載されたコピーだ。20年の元旦に新聞やウェブで公開したもので、力士の炎鵬晃さん(25)をイメージキャラクターとして起用している。

200106enho 一見すると、広告の「主人公」が相撲の取組中に追い込まれるというネガティブな文章。しかしその下には「文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。逆転劇が始まります」と書かれている。

逆転劇とはどういうことか。指示通りに下から読んでみると、以下のようになる。

「土俵際、もはや絶体絶命。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
今こそ自分を貫くときだ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
それでも人々は無責任に言うだろう。
どうせ奇跡なんて起こらない。
わたしは、その言葉を信じない。
大逆転は、起こりうる。」

大逆転を信じる――文章自体は変わらないのに、まったく逆の意味になってしまった。
ツイッターではこのキャッチコピーに対し、
「今年最初に触れた広告が最高でした」
「このポスター素直に『かっこいい!』って思った。発想も表現方法も秀逸」
「めっちゃイケてます」
「素敵。言葉の力感じます」
といった声が寄せられ、好評だ。

炎鵬関は「コピーの内容にぴったり」
Jタウンネットは1月6日、そごう・西武の広報担当者に広告の制作経緯を聞いた。
ツイッターで注目を集めた「逆読み」という手法を用いたことについて、担当者は、
「今回の広告のタイトル『さ、ひっくり返そう。』を効果的に表現する手法として、『ひっくり返して』下から読んだときでは、まったく違う意味になるコピーを採用しました」
と話している。ユニークなこの手法に加え、広告では「逆境も視点を変えると違った様相に見える」ということが表現されている。
広告モデルとして炎鵬関を起用した理由については、
「(炎鵬関は)現在、幕内で最軽量の力士です。しかし、ご自身は小兵であることをハンデと思わず、むしろ強みとしてポジティブに捉えており、大活躍しています。その姿が、今回のコピーの内容にぴったりだという点から、出演をお願いすることになりました」
と説明。特設サイトによれば、炎鵬関は身長168センチ、体重98キロと力士としては小柄。それを逆手に取って闘う姿を、今回のコピーに重ねたというわけだ。
担当者はツイッターで話題になったことについて、
「ご覧になられた多くの方に共感していただき、誠にありがたく存じます」
としている。」(2020/01/06付「@niftyニュース」ここより)

言うまでもなく、百貨店業界は時代の苦境にあえいでいるという。このメッセージは、自分自身に対して言っているのかも知れない。
昔の舞の海に続く小兵の炎鵬。小が大をやっつけるのは、何とも気持ちが良い。
それはどんな世界でも言えること。

暗いニュースばかりの新年だが、ちょっと心が明るくなった。

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2020年1月 1日 (水)

年賀状の終わり時

明けましておめでとうございます。
今日は、2020年の元旦。昨年は3月に兄が亡くなり、喪主を務めたこともあって、欠礼ハガキを出した。しかし、それはごく少数。
というのは、下記のような文を追記して、17年の年賀状から徐々に「年賀状じまい」をしてきたから。
「私も古希を迎え、先輩方に習い、誠に勝手ながら、年頭のご挨拶を本年をもちましてご遠慮させていただきたく存じます
勝手ではございますがなにとぞご容赦ください
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしております」

それでも、17年は14通の「年賀状じまい」を追記したが、そのうち18年に9通来た。18年には11人に出したが、19年に3通来た。そして、昨年の19年は、19通を出したが、今日5通貰ってしまった。
3年間に亘って徐々に減らしてきたが、これからも続けて行く人にだけ、昨年末に「喪中につき」の欠礼ハガキを出した。

さて、毎年困るのが、「年賀状じまい」を書き添えて、翌年にこちらからは年賀状(欠礼ハガキ)を出さなくなっても来た人の扱い。前年にちゃんと挨拶をしているのに、先方が忘れて出してきたのだから、改めてこちらからは出さない。という考え方もあるが、改めて「年賀状じまい」を出す必要があるかどうかが迷う。

200101gajyou1 話変わって、年賀状の文化は廃れつつあるようだ。Netで年賀状の発行数を調べてみると、ピークの2003年は約44億6千万枚だったのが、20年用の19年は、23億5千万枚だったという。1人当たりでは、ピーク時34.9枚だったのが今年は18.6枚。ほぼ半200101gajyou2 分だ。(グラフはここから借用)

この所の郵政3社の不祥事を見ていると、郵政とは縁を切りたいと思う。実際に、自分のゆうちょは他の銀行に振り替えて残高ゼロ。年賀状も全面的に止めたいが、親戚関係は保っている。
理由は、やはり安否確認。我が家の場合、年賀状をやりとりする親戚は従兄弟関係が主。
叔父叔母の葬儀も、お互い遠方で高齢のため呼ばなくなったので、従兄弟とも会うことはもう無い。でも昔、法事があったからこそ会うことが出来た従兄弟だった。
特に、昔、親父が初めて拡大して開催した祖母の法事が、自分が初めて従兄弟に会った最初の機会だった。
これも縁。まあ安否確認だけはしておこうか・・・

話は戻るが、昨年「年賀状じまい」をしても頂いてしまった今年の5通。仕方が無いので、改めて「年賀状じまい」の文を書き添えて出そうか・・・

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2019年12月29日 (日)

「令和落首考 2019年後半」

前に挙げてから、もう半年も経った。例の落首考の話である。
今朝の朝日新聞。
令和落首考 2019年後半 西木空人
 川柳の始まりは、江戸期の「前句付(まえくづけ)」でした。選者が、たとえば「斬りたくもあり斬りたくもなし」といった七七の前句を出す。投句者はこれに、五七五の句を付けます。「盗人を捕らえてみれば我が子なり」などと。
 時代が下ると、付句(つけく)と呼ばれる五七五だけが独立して作句、鑑賞されるようになりました。この文芸が「川柳」と名付けられたのは、明治中期から後期のことです。
      × × ×
 「朝日川柳」も毎月、前句ならぬ「課題」を出題しています。12月の課題は「令和元年」でした。
 「延々と万歳してた八カ月」。そう、次から次でしたね。「めでたさもバンザイ連呼に呆(あき)れ果て」
 「『被災地』の文字があふれたまま師走」。日本は風水害列島と化した。7月初め「九州ばかり何故(なぜ)に大雨」と埼玉の川柳子が気遣いましたが、9月、15号に襲われた千葉から「三日間断水停電投句不可」と悲痛な投句。「老い一人ブルーシートの屋根仰ぐ」は茨城発です。
 「会心作『令和元年のフットボール』」というのもあった。ラグビーW杯における日本代表の健闘で、みなみな、にわかファンになりました。「石鹸(せっけん)が滑って思わず『ノックオン』」
      × × ×
 「今年の漢字」は「令」でした。「朝日川柳」が選ぶなら「桜」でしょうか。「一字から万事が見える桜かな」。桜を見る会をめぐるグチャグチャに、安倍政権の本質が透けて見えます。モリカケ以上に、はっきりと。
 「血税で夫婦がもてなす花の宴」。「正体を明かせぬ人を招待し」、おかしいと追及されると「来年を止(や)めて蓋(ふた)する姑息(こそく)な手」に出る。問題の招待名簿は「遅滞なく廃棄するほどヤバイもの」らしく、あげく「シュレッダーも廃棄しましたと言いかねぬ」。
 桜より大事な国会論議があるだろう、と主張する論者がいます。しかし「この国は『隠す』と『捨てる』で日が暮れる」。それで、いいはずがない。まず、桜の根っこを掘り起こすべきでしょう。「あいにくと川柳はせぬ年忘れ」。この句に、相選者の山丘春朗は「しつこいのだ」と書き添えました。
      × × ×
 「安倍さんを誉(ほ)めて入選至難なり」。選者は「そうかなあ」ととぼけましたが、触発されて以下を記します。実は6年前の本欄でも扱った題材ですが、今も、いえ今こそ大事なことと考え、一部を補足し、あえて繰り返します。
 江戸川柳に「役人の子はにぎにぎをよく覚え」。川柳の古典「誹風柳多留(はいふうやなぎだる)」初巻に載りました。前句は「運のよい事運のよい事」。
 のちに側用人になった田沼意次は、莫大な賄賂を取っていました。上に倣い、役人の収賄は当たり前という風潮。民衆はそうした役得を羨んでもいた。「役人の子」は、だから、体制批判の皮肉を込めつつも「運がよければ」なりたい憧れでもありました。
 ところが、田沼が失脚すると一転、贈収賄の取り締まりは厳格に。この句は、結果として予期以上の毒を含むことになり、後世まで記憶される名作となりました。
      × × ×
 「大勢の『なつ』よさぞかし無念だろ」京アニ放火。「お互いにブラック国と呼ぶ不幸」日韓。「唐土(もろこし)が買わぬ蜀黍(もろこし)買わされる」米の押し売りに応じる日本。「人の傘見えぬ戦車を追い払う」香港のデモ。「進みすぎ退路を断たれないように」は安保世代の老婆心。「無罪だと だったら誰が責任者」原発事故で東電元幹部に判決。
 「本気の少女 ポエムの小泉」グレタさんと環境相。「貢献度抜群のアベ引退す」巨人の。「令和初増税だけは何故言わぬ」消費税。「高級なスーツ仕立てて汚名着る」関電幹部。「『夢だらけ』どころかかんぽ『嘘(うそ)だらけ』」
 「難民が最も悼むSADAKOの訃(ふ)」「赤ひげを撃ってどうする愚か者」。緒方貞子さんと中村哲さんの死。
      × × ×
 「役人の子はにぎにぎをよく覚え」は、のちに「柳多留」から削除されたとか。痛烈な体制批判ゆえに、編者が忖度(そんたく)し、自粛した、とは「朝日川柳」初代選者神田忙人の解説です。
 本年最後の入選句。「スマホ手に御節(おせち)つついて静かなり」(大阪府 三崎伴子)。みなさま、どうぞよいお年を。(「朝日川柳」選者)」(2019/12/29付「朝日新聞」p7より)

読んでいて、実に味がある一文である。
江戸川柳だという「役人の子はにぎにぎをよく覚え」をググってみた。するとこんな解説が・・・
「「にぎにぎ」とは、手を握ったり開いたり(緩めるだけの時もある)動作で乳児が比較的早い時期に始める動作です。
物をつかむという動作の筋肉の使い方を自分で発見していく過程で現れると考えられます。
「にぎる(握る)」とは、江戸時代に役人がわいろを貰う事の隠語です。
よく時代劇で(必殺仕事人の中村主水がよくやりますが)、商売人が若干の違法行為を見逃してもらうために、わいろを渡すシーンがあります。
数両の小判を包んで周囲に見えないよう握り込み、役人の手に握らせて手渡します。
役人はすぐに袖の中に手を引き込んで、袖に落とし込みます。
わいろを袖の中に隠すので「袖の下」という言葉ができました。
役人の側から「袖の下」を要求する時、手のひらを握ったり開いたりする仕草で催促します。
この動作が「にぎにぎ」に似ているので、
「役人の子は、赤ん坊の頃から、わいろを求める仕草を早く憶える」
という意味のこの川柳ができました。」ここより)

IRの賄賂もひどいが、サクラはもっとひどい。
まさに、「のちに側用人になった田沼意次は、莫大な賄賂を取っていました。上に倣い、役人の収賄は当たり前という風潮。民衆はそうした役得を羨んでもいた。」の状態。
関西電力もそうだが、トップが賄賂を貰っているので、自分も・・・
国のトップが国民にウソをついて堂々としていられるのだから、自分も・・・

モリカケもひどかったが、今年はそれ以上にひどい。
「ところが、田沼が失脚すると一転、贈収賄の取り締まりは厳格に。」の再現を期待したい2020年である。

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«「日本の首相は「弾劾」できるのか?」