高田郁の「みをつくし料理帖」と上田秀人の「奥右筆秘帖」を読む
喜寿を迎え、相変わらず読書三昧の日々だが、最近高田郁の「みをつくし料理帖」全12巻と上田秀人の「奥右筆秘帖」全12巻を読んでみた。
きっかけは相変わらずのミーハーからだが・・・
最近、ChatGPTで遊んでいる。これが結構楽しい。
「ミーハーとは?」と送ってみた。回答は、
「「ミーハー」とは、日本語の俗語で、流行や有名人、話題になっているものにすぐ飛びついて、あまり深い考えを持たずに熱中する人を指す言葉です。軽い気持ちで人気のあるものを追いかけることが特徴で、「流行に敏感な人」「追っかけ」などの意味合いも含まれます。もともとは軽蔑的な意味合いが強かったのですが、現在ではそのニュアンスが弱まり、親しみを込めて使われることも多くなっています。」
だって・・・
たまには、読んだことが無い作家の時代小説を読んでみようかと、宝島社の「この時代小説がすごい!2022年版」という本を読んでみた。
するとそこに「2001-2021年の20年を振り返る 21世紀版文庫書き下ろしランキングBEST15」という記事があった。
まさにミーハーな自分にとって、格好の本選びの記事。見ると上田秀人や高田郁という人の本がたくさん売れているらしい。そこでこれらを読んでみることにした。
良く読んでいた佐伯泰英の続きで、まずはチャンバラ小説。
まず上田秀人の「奥右筆秘帖」12冊を読んだ。自分はExcelで本毎に5点満点の評価を付けているが、3が3冊。自分の評価としては非常に低い。どうも自分にはこの作家は完全マッチングはしないようだ。
一緒に「百万石の留守居役」シリーズ全17巻も買っているが、いつ読むか?
そして断トツの評価を受けているのが、高田郁の「みをつくし料理帖」。
NHKのドラマや映画で知ってはいたが、料理がテーマの本なので、サーテどうするか・・・
でもま、評判が高いようなので、読んでみるか・・・
読み始めると、第1巻が自分の評価で5点満点の6点。なるほど評価が高いはずだ。面白い。
料理の作り方には興味が無いが、まあストーリーとしては満足。
この女流作家は、佐伯泰英の「月刊佐伯」と違って年に2巻の発行で、10巻の発行に5年かかっている。最終巻の5年後に特別巻を出しており、内容的にはここまで読まないと物語は終わらない。
発行数が少ないだけに、シリーズものは「あきない世傳 金と銀シリーズ」全15巻の2つしか無い。まあこれも買っておいたが、さていつ読もう。
売れている作家ということで、読んではみたが、今まで読んだ藤沢周平や山本周五郎、清張、そして司馬遼太郎などの本に比べ、読後感が何か軽い印象。薄い印象。
まあ買ってしまったシリーズは一応は読むが、やはり大作家の本に戻ろうと思うこの頃である。
●メモ:カウント~1440万
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