マイナ保険証のひも付け解除をせずに「資格確認書」を貰う手続きをした話
昨日の12月2日から、新規の紙の健康保険証の発行が停止され、TVではそれに伴う話題が多い。
自分もマイナンバーカードに健康保険証を紐付けしてあるが、都度マイナンバーカードを持ち歩きたくないので、健康保険証と同じ機能だという「資格確認書」をもらうつもりでいた。
なぜなら、今の保険証は月1回病院で確認して貰うことで済むが、マイナ保険証は受診の都度毎回認証させる必要があるし(ここ)、3回パスワードを間違えると、ロックがかかってしまい、市役所まで行って、解除をして貰う必要がある。つまり、いつも持って歩くことが求められる。
また、受入側の病院も、例えば近くの500床の大学病院でも、カードリーダーは4台だけだという。これから増強されるだろうが、現時点では1日千数百人の外来患者の全員に、建前としてカードリーダーに通せと言う。どうも現実的では無い。
それで、自分はカードと保険証の紐付けの解除をすると「資格確認書」が送られてくるというので、解除するつもりだった。
しかし、解除をしなくても「資格確認書」が貰えることが分かり、市のHPからダウンロードした申請書を書いて、さっき市役所に持って行ったら、何の問題も無く受け付けて貰え、「今持っている健康保険証の期限が切れる前に資格確認書が送られてくるので、それまでは今の保険証を使っていて下さい」と言われてチョン!
マイナ保険証はそのままなので、今後ずっとマイナカードでの受診もできるし、政府の言っているマイナ保険証のメリットも享受できる。そして日常は、今後「資格確認書」という名の今まで通りの「紙の保険証」で受診する事が出来ることになった。
厚労省の「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」(ここ)というページにこんな記述がある。
「当分の間、マイナ保険証を保有していない(マイナンバーカードの健康保険証利用登録をしていない)方全てに、現行の健康保険証の有効期限内に「資格確認書」が無償で申請によらず交付されます。
【交付対象者】
<申請によらず交付する方>
・マイナンバーカードを取得していない方
・マイナンバーカードを取得しているが、健康保険証利用登録を行っていない方
・マイナ保険証の利用登録解除を申請した方・登録解除者
・マイナンバーカードの電子証明書の有効期限切れの方
・令和6年12月2日以降に新たに後期高齢者医療制度に加入された方や、転居等により有効な後期高齢者医療被保険者証をお持ちでない方(令和7年7月末までの暫定措置)※
<申請により交付する方>
・マイナンバーカードでの受診等が困難な配慮が必要な方(ご高齢の方、障害をお持ちの方など)であって、資格確認書の交付を申請した方<更新時の申請は不要>
・マイナンバーカードを紛失・更新中の方」
つまり、「マイナ保険証の利用登録解除を申請した方・登録解除者」でなくても「マイナンバーカードでの受診等が困難な配慮が必要な方(ご高齢の方、障害をお持ちの方など)であって、資格確認書の交付を申請した方」であれば、登録解除をしなくても申請で「資格確認書」が送られてくるということ。
(前提として、実は大きな声では言えないが、我々夫婦は二人とも、病院で受診する際、物忘れが激しいので、暗証番号を正確に入れる自信が無いのであ~る!?)
カミさんは国民健康保険。自分は高齢者健康保険である。それぞれ手続きの申請書用紙が違う。
市(一例)の「国民健康保険」のHPを見た。するとこんな記述があった。
「国民健康保険 資格確認書交付申請について
マイナ保険証を保有している方であっても、マイナンバーカードでの受診等が困難な要配慮者は、申請により資格確認書を交付します。
【申請できる方】
**市国民健康保険に加入中の74歳以下で以下のいずれかに該当する方
・マイナンバーカードを紛失したまたは更新中で、有効なマイナンバーカードが手元にない方
・マイナンバーカードを返納する予定である方
・介助者等の第三者が高齢者または障害者である被保険者本人に同行して本人の資格確認を補助する必要があるなど、マイナンバーカードでの受診が困難である方
・その他マイナンバーカードによるオンライン資格確認を受けることができない事情がある方」
そして「後期高齢者医療制度」では、
「マイナンバーカードの保険証利用について(後期高齢者医療制度)
・・・
<資格確認書の交付申請について>
マイナ保険証を保有している方であっても、マイナンバーカードでの受診等が困難な要配慮者(高齢者、障害者等)は申請により、令和7年7月中旬頃、資格確認書を郵送します。
令和7年7月31日までは、現在お持ちの後期高齢者医療被保険者証をご利用ください。」
市役所で何か聞かれた時は、「忘れっぽくて」と言おうと思ったが、何も聞かれず、ただ自分のマイナンバーカードで本人確認をしただけ。
あっけなく終わってしまった。
カミさんのマイナカードも不要だった。
実は前段階として、昨日役所に聞いてみた。「物忘れが・・・」と言うと「申請書を出してくれれば資格確認書を発行できます」と言ってくれた。
他の件でも経験したことだが、役所はキチンとした書類が提出されると、いちいち疑ったり尋ねたりしない。提出された書類に基づき、淡々と処理するだけ。
ともあれ、これで我が家は実質紙の保険証である「資格確認書」が自動的に送られてくることになったし、何かあった時は、マイナカードでの医療情報の共有もOK。
カミさんには「もうこの手のニュースは見なくて良いから」と言ってある。
今後も従来通りの受診が出来る事になり、ホットした。やれやれ・・・
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