「運命」冒頭の聞き比べ~48種(1/7)
この記事は、ベートーヴェンの「運命」の、指揮者による演奏方法の違いの比較のため、第一楽章の冒頭を集めた「聞き比べ」である。
楽譜は、作曲者の“意思”であり、指揮者は作曲者が“意図”していた事を“具現化”する単なる橋渡し役に過ぎない・・と、昔、何かで読んだことがある。
それに忠実なのがトスカニーニであり、テンポも非常に正確だ、とも・・・。(実際にはかなり揺れていると聞くが・・・)
それに対し、今回聞き比べてみて、つくずく指揮者による違い(=解釈の違い)で、様々な演奏になる事が分かった。
「運命」の冒頭ではないが、次の演奏をどう捉えるか・・・(後半のオーボエの演奏・・)
デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(CDはこれ)の「運命」第一楽章の真ん中である。(1997年の録音)
楽譜で指示したテンポ・演奏の強弱がベートーヴェンの「意思」だとすると、それを指揮者が勝手に「解釈(=自分はたぶんベートーヴェンがこのように演奏したいと思って書いたと思う・・・)」と称して変えてしまう事は、ベートーヴェンに失礼かもね・・・
しかし、色々な演奏を聴くと、確かにベートーヴェンの意思とは関係なく、自分の心に食い込んでくる演奏があるのも確かだ。
まあ楽譜で伝えられる事は限られているので、作曲者の意図の“行間”を指揮者が(解釈と称して)補填している・・・と考えれば良いか・・・?
それでは「運命」の冒頭の部分の特徴のある演奏を、以下に聞き比べてみよう。「運命」のダ・ダ・ダ・ダーの聞き比べである。
しかし、「運命」もここまで違うと、確かに人それぞれ好みが出てくる・・・。
自分は、フルベンの1947/5/27盤を別格とすると、ワルターが好きだな~。
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*<ニキッシュ~ワルター>までのMP3ファイルは(ここ)(30MB)、<フルトヴェングラー>のMP3ファイルは(ここ)(20MB)に置きました。zipファイルです。ダウンロードされたい方はどうぞ)(08/6/15追加)
(1)<アルトゥール・ニキッシュ/ベルリン・フィル1913年11月10日録音>58秒
多分「運命」の最古の録音。電気録音が出来る前のラッパ吹き込み。ゆっくりしたテンポで間(ま)が大きく、フェルマータも長い。フルトヴェングラーに似ている・・・。否、フルベンがニキッシュに似ているのだ。(1855年生まれ)~第1楽章全曲
(2)<リヒャルト・シュトラウス/ベルリン国立歌劇場管弦楽団1928年録音>
あの大作曲家のリヒャルト・シュトラウスの指揮する「運命」である。ポリドール45014~7。自分が学生時代の1968年に録音した9.5cmのオープンテープから録った音なので、音質は大変に悪い。(07/9/14追加)~第1楽章全曲
(3)<ウィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1937年5月4日録音>51秒(CDはこれ)
メンゲルベルクは凝った演奏をするので有名。SP録音。ものものしくて、音をひとつずつ置いている感じ。(1871年生まれ)
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(3/7)クレンペラー/ライナー/フリッチャイ/ベーム/コンヴィチュニー/マゼール/カラヤン:3種
(4/7)ショルティ/バーンスタイン/ブーレーズ/クライバー/朝比奈隆/小澤征爾:3種/アズマ
(5/7)アバド:2種/アーノンクール/アルブレヒト/ノリントン/ガーディナー/インマゼール/ラトル:2種
(7/7)第一楽章終結部:メンゲルベルク/トスカニーニ/フルトヴェングラー:2種/クライバー/ノリントン/インマゼール/ティーレマン
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