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2019年10月の13件の記事

2019年10月31日 (木)

「いつも自然体で!」~女優 秋吉久美子さんの話

先日、NHKラジオ深夜便で「私のアート交遊録 いつも自然体で!女優 秋吉久美子」(2019/10/24放送)を聞いた。
秋吉久美子という女優は、相当昔から知っているが、この放送を聞いて、彼女がこれほどの“才女”とは知らなかった。恐れ入りました。

<NHKラジオ深夜便「いつも自然体で!」~女優 秋吉久美子>


この番組のテキスト(文字版)は(ここ)にあるが、福島県の磐城女子高の出身だそうだ。
ここは言わずと知れた受験高校。そこでもかなり奔放だが優秀だったらしい。
番組を聞きながら、wikiで彼女の経歴を読んで見ると、自分の今までの思い込みが真実から大分ずれていたことに気付いた。つまり、秋吉久美子という女優は、単なる舌足らずの可愛い子ちゃん(失礼!)だと思っていたが、なかなかの才女だったのだ。
そもそも両親が優秀だったらしい。

話が飛ぶが、昔、下の息子が小学生のとき、中学受験の日能研という塾に通ったことがある。その塾に入る試験のとき、その日能研から言われたのが「勉強させて東大に入れようなんて思っても、両親が東大出でなければ絶対にムリ」という話。
それをいまだに覚えている。つまり、血は争えないということか、トンビは絶対にタカを生まない、ということらしい。

話を戻すと、彼女は相変わらずの話し方だが、その根性は凄まじく、40歳で女優業を一旦止めて英米に渡り、英語の勉強と映画の編集の勉強をしたという。
そして53歳で早稲田の大学院に入り、修士として卒業。
そのきっかけが、「両親を亡くして、両親が一番喜ぶことは何だろうと考えたところ、高校を出て女優になった道をもう一度学問の場に戻ってやり遂げる、そして貢献することをしようと思いました。」だという。

191031akiyoshi そして面白かったのが(27分頃)。「頭を使い過ぎるとカルシウムが無くなるんでしょうか、爪がボロボロになって、レポートを出す時に教授から「何だ君のその汚い爪は。それでも女優か?」と叱られた。「そんなこと、修士論文のことを考えたら、構っていられません」と言ったら、「爪を切りなさい」と言われた。帰りにコンビニで爪切りを買って切った。そのとき「本当に端的に今私がやらなければいけないことを教えてくれた」と、人生での掴みがその時にあった。」という部分。

何とも深い話である。深い人生経験である。
女優として大成していても、この前向きな生き方。単に女優の道だけで終わろうとしない人生観。

まさに目からウロコ。
カミさんがよく、「お笑い芸人の人たちも、高学歴の人が多い」と言うが、人は表面だけ見ても分からない。
自分の人を見る目はまだまだ未熟だと悟った。

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2019年10月28日 (月)

山梨・真木温泉小旅行

カミさんと息子と3人で、山梨大月の「真木温泉」(ここ)に行ってきた(2019/10/25~26)。これはそのメモ。(ここに書いておくと、後々結構便利なのである!)
なぜ真木温泉かというと、“とある事情”で「当八王子からなるべく近い所」で「なるべく高級な旅館」という条件に最初に合致したため。

“そもそも”は、本屋でたまたま買った「おとなの温泉宿 関東甲信越ベストセレクション100」という雑誌に載っていたから。それに、「一度は泊まってみたい至極の温泉宿」というタイトルが気に入った。どれどれ、一度体験してみるか・・・が今回の目的。高級旅館とはどんなものか・・・だ。それに場所が大月なので、中央高速で1時間もかからない。

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このところの台風による雨で、天気がすこぶる悪い。でも前から予定していたので、愛犬メイ子は実家に預かって貰って決行。
1日目(2019/10/25)は土砂降りの雨。高速道路も冠水している場所があり、トラックが水しぶきをあげて前を走る。少し怖い。
途中で寄った談合坂SAでも大雨。さすがに空いている。こんな天気ではどこに行っても仕方が無いので、旅館に直行。

Net情報で、この旅館への道は狭いと聞いていた。よってナビゲでは無く、旅館から送って貰ったFAXに従って進む。それでも狭い道。まだ3時過ぎなのに、森の中の道は暗く、ヘッドランプを点ける。

後で仲居さんに「ウワサには聞いていたが、ここへの道は狭いですね~」と言ったら、「山梨はどももこんなモンですよ」だって。「良くこんな場所に作ったね」と言ったら「ここの土地を持っていたオーナーの趣味で!?」
やっと旅館に着いたが、旅館の前に流れている川は、大雨の影響でまさに激流。車を駐車場に置いてから、わざわざ見に行ってしまった。

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予約した部屋は、“露天風呂付き和室10畳+6畳+2畳+広縁11畳(特別室)(ここ)”。さすがに広い。息子専用!の寝室もある。
それに、露天風呂が広い。まあ露天と言っても、窓が開くという部屋。でも冬は寒いだろう。
各部屋には33万円のマッサージチェアが付いている。風呂上がりには、有り難い。食事は、奥の上部にある「斐路炉亭」というところで食べる。ここが結構上の方。つまり階段で上がる。よって車椅子では無理。旅館全体が、アンチ・バリアフリー。

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食事は、大部屋の食堂で食べるのかと思っていたら、各個室だった。こんな天気なので、自分たち以外の客は居ないのでは?と思っていたが、仲居さんに聞いたら、10組ほど泊まっているという。全体で16部屋なので、平日にしては結構泊まり客が多い。
料理はさすがに多い。息子用にステーキを1人前追加したが、これが結構大ぶり。宿泊コースに、ステーキ付きがあり、これを頼もうと思ったが、とても食べれないだろうと思って、一人分だけ追加した。「これが3人前も来たら大変だったな」と笑ったが、これが勘違い。
帰るときに精算したら、ステーキ代が税込6800円。通りでステーキが立派だった。宿泊コースにあったステーキとは別だったようだ。追加を頼む時に値段を確認しなかったツケ。

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焼きたての岩魚が出たが、これが結構おいしかった。まあ満腹満腹。

食後、旅館の中を少し歩いたが、やはり売店の規模は小さかった。大旅館との違いだ。

でも、部屋付の露天風呂は結構良かった。寝る前に皆で順に入ったが、極楽極楽。ずっと入っていても安心。すぐ隣が部屋なので・・・。
長時間入っていると、「お父さん大丈夫?」と心配して見に来るかと思って入っていたが、完全に無視された。

2日目(2019/10/26)は快晴。ビックリしたのは、前を流れている川の水。これが清流に戻っていた。
朝食後、散策。赤い橋を渡って、細い道を上っていくと、上に集落があった。そこの一軒で見晴台付のコーヒーのサービス。少し遠いが、見事な富士山が見えた。

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帰りは、天気も良いので道の駅に寄ることにした。まずは「道の駅つる」。カミさんは買い物が目的。見ると、すぐ近くに「リニア見学センター」(ここ)という施設があるというので、息子とちょっと行ってみた。

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玄関に行くと、バスからたくさんの人が降りて入って行く。でも、中に入ってみると、まあそんなもの。特に感激はしなかった。

さて次は「道の駅どうし」。ここは山をひとつ越えるため、30分ほど走った。途中で富士山が見えた。
さてランチ、と思ったが、メニューで売り切れが多い。どうも団体客が来て食べてしまった??
少し付近を散策してから帰路に。

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店の人に聞くと、道志から相模湖インターへの道は不通になっているので、都留に戻った方が良いとのことで、同じ道を戻った。

かくして、2日間の温泉小旅行は無事に終わった。
今回の目的の、「高級旅館とは?」の解は、“確かにガッカリすることは無かった”ということか?
もう我々も歳だ。健康年齢も超えつつある。つまりは、健康で小旅行を楽しめるのも時間の問題で、いつ行けなくなるか分からない。
足腰が動いて行ける今の内に、お金はかかってもゆっくりできる所にどんどん行こうと思った。

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2019年10月24日 (木)

愛犬・メイ子がオムツをした日

我が家の愛犬・メイ子(本名メイリー)がとうとうオムツをするようになった。
きっかけは、飼い主とのイジワルの応酬の結果。

あと2ヶ月で17歳になるメイ子は、人間で言うと84歳。しかし、毎日しっかり食べ、しっかり散歩をして、そしてイジワルをする。
そのイジワルとは、トイレエリア以外でのオシッコとウンチ。
このところ、エサが合っているのか、下痢はしなくなったので、困るのがオシッコ。

朝起きてみると、キッチンや居間に水たまり。買い物で外出したときも、帰ってみるとこのイジワル。それを我々が「イジワル」と思うのは、トイレエリアから微妙に外してオシッコをするから。
微妙に外すようになったのは、特にこの数か月。エリア、つまりオシッコシートを敷いてている場所の、ギリギリの所でオシッコをする。だからシートの裏側がビチョビチョ。
こっちも負けるものかと、トイレエリアの外側に広くオシッコシートを敷く。すると、最初はまんまとそのシートにするので、こっちの勝ち! しかし、しばらくすると、外側に敷いたシートの縁にする。だからまたシートの裏がビチョビチョ。

これを毎日やっていると、シートがたくさん要るだけで無く、少々ノイローゼ気味になってくる。朝起きると、どこかに水たまりは無いか?ウンチが落ちていないか?
外出から帰ると、メイ子の行動範囲を見て回る。すると最近はほぼ確実にイジワルの証が・・・

そして、床のウンチに気付かずにスリッパで踏んづけて、床に点々とウンチの跡が付いたりすると、自分が怒鳴る!「いい加減にしろ!」
下痢の時はもっと悲劇。床に点々と水様便が・・・。それを片付けるのは、忍耐!?

だからこんな話も出る。「メイ子~。いつまで生きているんだ~?」「ここまでイジワルをするのなら“絞める”ぞ!」

先日、それを見かねた“飼い主の”カミさんが言った。「少し考えるから・・・」
191024meiko1  それで買ってきたのが、ユニチャームのマナーウェアというSSSサイズのオムツ。恐る恐るしてみたのが先日(2019/10/19)だった。これがバッチリ。外れない。そして漏れない。
さすがユニチャーム。オシッコシートもユニチャームだが、赤ちゃん用の日本製のオムツを、中国の人が旅行できて買って帰ると聞いた。それほど優秀。オシッコシートも、取り替える時、オシッコを吸収してずっしりと重いが、臭わない。漏れない。日本の技術の優秀さを改めて認識していた。それが今度はオムツで実現。しかも外れない。
ユニチャーム製だったので、安心はしていたが、まさにその通り。しかし、なぜか、トイレエリアにウンチが・・・。
どうもオムツには、固いウンチを収納するスペースは無さそう。だから外にポトリ。でもまあ、これはご愛敬。今のところ、ちゃんとトイレエリアに落ちているので。
しかし今後、下痢をしたときにどうなるかは心配。

そう言えば、前に、下痢で困った時に、オムツをしたことがある。しかしこの時は惨敗。下痢がシッポの穴から外に噴出して、どうにもならなかった。それでオムツはNGと思っていたのだが、今回の成功のカギは、オムツの大きさ。前に買ったのはSSサイズだった。だから外れた。でも今回はSSSサイズなので、しっかりとはまって落ちない。見直した。

191024meiko2 しかし、メイ子本人の落胆ぶりは目を覆うばかり。初めてしたときは「我ながら信じられない!」「とうとうそんな歳?」というように、ずっとうなだれていた。でも、段々と慣れてくると、まあ普段取りに元気を回復したように見える。そして、いつものトイレエリアで、少々高位置でのオシッコスタイル。

ともあれ、17歳を前に、オムツをするようになったメイ子。これでどれだけ我々のストレスが消えたか・・・。
毎日2~3回交換するオムツはずっしりしているが、オシッコシートはほとんど汚れない。

高齢犬は、白内障などで目が見えなくなったり、足が弱ったりで、世話がなかなか大変。でも我が家の高齢犬は、イジワルが出来るほど頭は回っている。歩くのもヨタヨタしながらも、トイレに行く。居場所のソファーにも何とか登る。でも、最近はよく転ける。でもそれはご愛敬。

最近は、自分の語調も穏やかになった。「メイ子。絞めるのは止めたので、もう少し長生きして良いよ」と言っている。
今回はカミさんの文殊の知恵だが、(メイ子のイジワルに)「勝った!」と喝采する飼い主の亭主ではある。

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2019年10月21日 (月)

NHKドラマ「令和元年版 怪談牡丹燈籠」のテーマ

最近、カミさんとドキドキしながら見ているドラマがある。
NHK BSの「プレミアムドラマ 令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」(BSプレミアム2019年10月6日(日)~10月27日(日)午後10時00分~)(ここ)である。
NHKのサイトにはこう解説がある。
191021botandourou 「恋焦がれて死んだ美しい娘の幽霊が、カラン、コロンと下駄の音を響かせ、夜ごと愛しい男を訪ねる怪談「牡丹燈籠」。実はこの「お露・新三郎」の怪談話は、初代三遊亭圓朝による長編落語のほんの一部にすぎません。原作は、お露の父・平左衛門とその忠臣・孝助、お家乗っ取りを企む希代の悪女・お国と、その間男・源次郎、強欲な町人夫婦・伴蔵とお峰…。男女の色と欲が生々しく交錯するドロドロの人間ドラマであり、20年にもわたる壮大な敵討ち、因果応報の物語になっています。その不朽の人間愛憎劇を、令和元年の新たな視点と演出で、初めて完全映像化します!」ここより)

このところ、ドラマはあまり見ていなかったが、カミさんがこれを見付け、録画していた。その第1回をカミさんが見て、あまりのオドロオドロらしさからか、「見るのを止めた方が良いかな?」と言う。それで、自分もどれどれ・・・と1回を見てみた。
なるほど、怖い。特に幽霊との同衾のシーンは、あまりにリアルで目をつむりたくなる(ここ)。でも、良く出来たドラマ。

カミさんに言わせると、20年間の歴史を今回のドラマでは4回で終わらせるというので、無理では?とのこと。でも、今晩見た第3回を経て、来週の第4回で終わる。
作りは、さすがNHKのドラマである。映像が実に美しい。そして内容的には、やはり地上波ではなくてBSで放送するドラマである。

そしてエンディングのタイトルバックに流れるテーマが何とも美しい。

<NHK「怪談牡丹燈籠」のテーマ>

10月に怪談とは、益々涼しくなるが、名作として世に残るドラマになるような気がする。
録画があるので、ブルーレイディスクに録って、残しておくことにしよう。

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2019年10月19日 (土)

ラジオドラマ「幽霊シッター」~逃げ場が無くなった時

だいぶん前だが、FMシアター「幽霊シッター」(2019/09/14放送)を聞いて、なぜか心に残った。

<FMシアター「幽霊シッター」>

NHKのサイトにはこう解説がある。
第47回創作ラジオドラマ大賞佳作受賞「幽霊シッター」
【NHK FM】2019年9月14日 午後10時~午後10時50分(全1回)
【作】渡辺由佳 【音楽】榊原大
【あらすじ】
2018年度放送作家協会とNHK共催の脚本コンクール「創作ラジオドラマ大賞」佳作作品のドラマ化。
香苗(35)は夫と別れ、生後9ヶ月の赤ん坊・若葉を連れて、いわくつきのアパートに引っ越してきた。ある夜、娘の夜泣きに手こずっていると、なんと見たこともない女が子どもをあやしているではないか。女はこの部屋に居ついている幽霊の成美(享年28)だという。
最初は幽霊シッターに警戒する香苗だったが、成美の有能なシッターぶりに心を許し、二人はいつしか強力タッグに。香苗の職場復帰後初のプレゼンも、成美の助けで何とか乗り切ることが出来た。
しかし、ある日、香苗は20年以上前の成美の死にまつわる悲しい事実を知ってしまう。そして、香苗は成美のために少しでも役に立ちたいと奔走するのだったが…。」ここより)

この物語の原点は、子育てで、母親が自分の時間が全く無くなったこと。そして悲劇は起こる・・・。少しだけホットしたくてトイレにこもったとき、赤ちゃんが・・・

話は飛ぶが、同じくNHKラジオ深夜便「シリーズ 心の健康からだの健康~人生を全うさせる希望の力」医師…玉地任子(2017/12/5初放送、2019/10/04再放送)でこんな話があった。
在宅ホスピスの苦労と、夫の看取りの経験である。

<「人生を全うさせる希望の力」医師…玉地任子 より>

例によって、この番組をテキスト化しているHPから、この部分を引用すると・・・
「夫は元気で東京の病院に通っていましたが、平成23年5月、お寿司を食べていたら、喉になにかつかえる様で苦しいと言った4日後に、スキルス胃がんで肝臓に転移していると言われてしまいました。
必死に出来ることはしないといけないと思いました。(在宅治療)
夫は9月に亡くなるが7月まで仕事をしていました。
昼夜逆転があり、寝ようと思う頃夫が目が覚めて、いらいらしたり背中さすったり足を揉んだりして、私を寝させてくれませんでした。
穏やかだった人が凄い形相になったり、耐えられなくなり、亡くなる前の2カ月は凄く苦しみました。
悩みながら(もやもや感があり)も穏やかな別れをしました。
がんと分かった後も、主人は仕事をしている時には何ともないように患者に優しく元気に仕事をしていて、吃驚しました。」ここより)

人間も死を前にすると、人格までも変わってしまうようだ。これは歌人の河野裕子さんの場合も同じだったらしい(ここ)。
しかし、ガンなどの場合は、将来(終わり)が見えている。しかし、介護や子育ての場合は、終わりが見えない。だから心が追い込まれる。特に夫などの協力者がいない場合は・・・

逃げ場が無くなったときの、人間の状態について、つい考えてしまった。
何とも、切ない幽霊の物語である。

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<<当サイト推薦番組>>

「ザ・ベストテレビ2019」第一部 BSプレミアム 2019年10月20日(日)午後0:00~4:29(4時間29分)>
▽午後0:06ごろ~地方の時代・映像祭賞「菜の花の沖縄日記」(沖縄テレビ放送)
▽午後1:06ごろ~文化庁芸術祭賞・ギャラクシー賞「ETV特集 静かで、にぎやかな世界」(NHK)
▽午後2:25ごろ~民放連賞テレビ報道番組「葬られた危機」(名古屋テレビ放送)
▽午後3:28ごろ~民放連賞テレビ教養番組「拉致と言えなくて」(テレビ金沢)
【司会】三宅民夫,千葉美乃梨,【ゲスト】森達也,梯久美子,ヴァージル・ホーキンス

「ザ・ベストテレビ2019」第二部 BSプレミアム 2019年10月21日(月)午後1:00~4:01(3時間01分)>
▽午後1:04ごろ~放送文化基金賞「NHKスペシャル 消えた弁護士たち」(NHK)
▽午後2:07ごろ~ATP賞「BS1スペシャル テロリストの母と呼ばれて(アマゾンラテルナ/NHK)
【司会】三宅民夫,千葉美乃梨,【ゲスト】森達也,梯久美子,ヴァージル・ホーキンス

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2019年10月17日 (木)

この国の浅さ・・・~商業捕鯨、身体障害者の雇用、そして“温暖な気候”でのマラソン

今日(2019/10/17)の朝日新聞夕刊を見ていたら、こんな記事があった。
「(取材考記)商業捕鯨31年ぶり再開 国費51億円、特別扱いの根拠は 大日向寛文
 9日夕、自民党本部。31年ぶりに再開した商業捕鯨を盛り上げようと、鯨肉の試食会が開かれた。国会議員ら約230人を前に、「クジラのことなら最優先の街」とアピールする前田晋太郎・山口県下関市長。私は首をかしげた。
 その5日前の朝、私は下関港の岸壁にいた。商業捕鯨を終え、3カ月ぶりに帰港する捕鯨船団の母船の出迎えを取材した。「さぞかし盛大な歓迎を受けるのだろう」との予想は裏切られた。集まったのは数十人で、半分以上が報道陣。前田市長の姿は無かった。
 駆け付けた数少ない市関係者の一人が、鯨類研究室の石川創(はじめ)室長だ。「鯨塾」を毎月開き、捕鯨史を伝えてきた。だが、市はこの研究室を今年度末で閉める予定だ。
 下関が捕鯨で栄えたのは1899年以降。近代捕鯨法を導入した会社の出張所ができてからだ。
 江藤拓・農林水産相は「頑張って日本の食文化を守っていただきたい」と商業捕鯨にエールを送るが、本当に日本の伝統的な食文化と言えるかどうかは、怪しい。
 和歌山県太地(たいじ)町のように古くからの捕鯨文化が受け継がれてきた地域は確かにある。だが、全国で広く鯨肉が食されたのは、終戦後の約20年の期間とされる。
 鯨肉がみんなの大好物だったかどうかも、怪しい。1951年、東京都立衛生研究所が都内の小学生1万5千人に給食での肉の好みを尋ねたところ、「嫌い」が最多だったのは鯨肉(23.22%)だった。その後、豊かになった国民は、自ら牛肉や豚肉、鶏肉を選択し、鯨肉から離れていった。
 11月に予定される天皇の代替わりに伴う大嘗祭(だいじょうさい)は、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。五穀とはコメ、麦、アワ、豆、キビ。かつて庶民にとって高嶺(たかね)の花だったコメが余る幸せな時代だ。アワやキビを食卓に戻す運動は、寡聞にして知らない。
 商業捕鯨は、独立採算が大前提のはず。だが政府は今年度、漁場調査などの名目で「調査捕鯨」時代と同じ51億円の国費を投じる。
 これまで日本は、反捕鯨国に対して「なぜ鯨だけを特別視するのか」と反論してきた。商業捕鯨を再開した今、同じ問いが今度は自分たちに向けられることになる。(東京経済部)」(2019/10/17付「朝日新聞」夕刊p9より)

旧聞に属するが、世界を敵に回して捕鯨を再開する必要性があったのかどうか、はなはだ疑問。
そもそも鯨肉は、牛や豚肉の代替品でしか無かった。だから廃れた。それを何を今さら・・・。
大学1年の時(1966年)、大学の近くで間借りをした。つまり食事無し。いつも学校の帰り道で、定食屋に寄った。頼むのはいつも「鯨カツ」と「イカフライ」。これには、「鯨肉の天ぷら」と「イカの天ぷら」もあり、交替で頼んだ。つまり、トンカツは高価なので食べられなかっただけ。そんな鯨肉を今さら税金を付けて!?・・・なのである。

191017ikezawa 話は飛ぶが、さっきカミさんからこの言葉を聞いた。調べてみると1年も前の記事からだった。
「池澤夏樹さん。 「誰も言わないから言っておく。 官公庁がこぞって身体障害者の雇用数をごまかすような国にパラリンピックを開催する資格はない。」 2018/9/5「朝日新聞」夕刊 終わりと始まり より」

そして、今回の東京五輪のマラソンを札幌で開催、という話。
今朝のTV朝日のモーニングショーでの玉川さんの発言。スポーツ報知の記事によると、
玉川徹氏、マラソン札幌開催検討で「ある意味ウソをついたことに…」五輪立候補ファイルに「温暖」の記述

 17日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、国際オリンピック委員会(IOC)が16日に東京五輪の猛暑対策として陸上のマラソンと競歩を札幌開催に変更する案の検討に入ったと発表したことについて伝えた。
191017toukyogorin  コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏(56)は「なんでこんな事態になったのか、原点は何かと考えると、2013年の招致委員会の時の立候補ファイルというのがあるんです」と指摘。同ファイルの「理想的な日程」の項目を読み上げ「『この時季の天候は晴れる日が多く、かつ温暖である。アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である』と書かれている。これを世界に訴えて東京に招致したんです」と話した。
 つづけて「温暖っていう言葉を辞書で引いたんですけど『あたたかい』なんですよ」とあきれたように言うと、羽鳥慎一アナウンサー(48)も「あたたかいじゃないですね『ものすごく暑い』ですね」と同調した。
 玉川氏は「これを聞いて、今、日本人の中でその通りだって言える人が何人いるか。ある意味、ウソついたってことになるんじゃないでしょうか」と見解を示していた。」(2019/10/17付「スポーツ報知」ここより)

この「大会の全体的なコンセプト - Tokyo 2020」(ここ)という文書を覗いてみると、確かにその記述はあった。
まさに、目的を遂げるためには、世界に対してウソを付いてでも・・・と見える。

同番組で小林信也さんは「これは、僕は日本も東京もオリンピックも救われた決断なんじゃないかと思いますね。突然この時期、という意見もありますけど、夏を経験され、そしてドーハの世界陸上であれだけの棄権があって、この時期ならば恐らく多くの人たちが受け入れるという、ある意味、絶妙なタイミングではないかなと思いますね。」と指摘していたが、まったくその通り。

むしろ、日本側から先に札幌で、と言い出すべきだったのかも。もちろん、メンツ丸つぶれで言い出すわけは無いが・・・

でも世界は見ている。世界から見る合理性で、サマータイムの議論まで出ている日本のウソを・・・。誰も責任を取ろうとしない日本のウソを・・・。

確かに世界では独裁国家が林立して、独裁者が闊歩する時代に突入している。そして日本もまた、それを理想として追いかけているように見える。
何から何までデタラメな日本。今の子どもたちに、これらをどう説明するのだろう?「ウソをつくな」と誰が言えるのだろう。

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2019年10月16日 (水)

「Amazonプライム・ビデオ」で映画を見た日

今日は、ビデオ・オンデマンド(VOD)で初めて映画を見た。我が家のストリーミング視聴のデビューの日である。
オンデマンドで映画やTV番組を見ることは、昔から知ってはいたが、ほとんど興味が無かった。それほど映画を追いかける事も無いし、TVドラマにはまるヒマも無かったので。

7月の末に、Amazonプライムに登録した。年間5千円はちょっと高いが、Amazonの通販を利用する上で、めんどくさいのを避けるため。プライムに登録すると、確かにツーカーで送られて来て、ストレスは無くなった。
同時に、VODで映画などが見られることは知っていたが、試すことはしていなかった。先日、ふと手持ちのディーガでAmazonプライム・ビデオを覗いてみた。なるほど、色々あるな・・・。でも居間では見られないな・・・
191016amazon それが、昨夜、ふと手持ちのTVのREGZA(Z810X)でメニューボタンを押してみると、何と「Amazonプライム・ビデオ」のボタンがある。ファームのアップデートで出来たらしい。押してみると、無料の映画がたくさんある。テレビに表示される暗証番号を、AmazonにログインしたPCで入力するだけで、そのTVが登録される。これは簡単。
テレビで見られるのなら、居間のテレビでも見たい。自室と居間の2台のテレビを登録した。

今日、カミさんにそのことを話すと、興味を示した。カミさんはディズニーの「ファインディング・ドリー」や「マレフィセント」、そして「シュレック」などが好き。それでこの10月18日公開の「マレフィセント2」も見に行くと張り切っている。前にWOWOWで「マレフィセント」を見たのが2015年。それからのファンだ。
それで、試しに「マレフィセント」を検索してみると100円で見られるらしい。実験と復習を兼ねて見てみることにした。
それが、実に快適。字幕が出ないのが気にくわないが、絵もキレイだし、途中のトラブルも無い。まあ最初にスタートするときは、伝送路が確立していないためか、解像度が悪い絵が出るので、いったん戻して再度スタートする必要はあるが、まあご愛敬。

午後に「マレフィセント」の復習と、夕食後に、カミさんが前から気にしていたという「サムライマラソン」という映画を見てしまった。自分は良く分からなかったが、これは今年の映画らしく500円だった。

でも、まさにコタツで横になりながら見られる映画は格別。何より、時間の制約無しで、自分の見たい時に見られるのと、手間が要らないのが良い。
ふと「砂の器」と検索したら、無料で見られる事が分かったので、ちょっと見てみた。これも復習するか?
でもテレビでの検索は面倒。いちいち一文字ずつ文字を入れないといけない。よって、PCで検索と予告編を見て、全編見たい映画が見付かったら、テレビの大画面で見ることにした。
時代が変わった。昔はビデオ店に行ってDVDを借りた。それが郵送でDVDを借りる宅配レンタルになり、そしてオンデマンド。
前は手続きや設定が煩雑で、何よりもPCで見る映画など、相手にしていなかったオンデマンドだが、テレビに内蔵(ソフトのアップデートで対応)されてくると、格段と身近になってくる。
余生がどの位あるか知らぬが、あまった時間、映画館に行かないで、寝そべって見る映画も乙なもの。まあヒマな時に覗くとしようか・・・

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2019年10月15日 (火)

「電車内で大股開き」は注意する?

先日の朝日新聞の記事である。
(声 どう思いますか)電車内で大股開
大股開き注意するとセクハラ?
 主婦(埼玉県 71)
 空(す)いたJRに乗車時のこと。席の向かい側で、スカートの制服姿の女子高生3人が座り、おしゃべりしていた。その1人に目をやり、びっくり! それ以上は開けないだろうというぐらいの大股開きで座っていたのだ。
191015suwarikata  彼女たちと同年代だった約60年前、学校や家庭で座る姿勢を教えられた記憶はない。それでも「ひざをそろえてくっつける」という「正しい座り方」は身についていた。
 しかし彼女に「ひざをつけて座りなさい」なんて言ったら「女性差別、セクハラだ」と言われるかもしれない。「女性だって足を広げて座る権利はあるのでは」と。私の考え方は女性差別、セクハラになるのだろうか。(9月5日=要旨)
     ◇
 ■品のない姿、注意で気づき感謝
 会社員 女性(神奈川県 43)
 高校時代の経験を思い出しました。当時通っていた女子高の修学旅行で、札幌に行った時のことです。市内の地下鉄に友人数人と乗り、空(す)いていたので座っていつも通りおしゃべりに夢中になっていました。
 すると前に座っていたご婦人が慌てた様子で私たちの方へ近づき、「足を閉じて座りなさい。見えているよ」とおっしゃいました。下着が見えるほどに足を開いて座っていたことに初めて気付き、恥ずかしくてすぐに座り直しました。
 私は異性の目がない環境で「品」よりも「楽」な生活態度が身に付いてしまっていました。注意を受けなかったら、いつまで品のない姿をさらしていたのか。気付かせてくださったご婦人に大変、感謝しています。私の経験からすると、大股開きを注意してくださる方に「女性差別だ、セクハラだ」とは感じないのではないでしょうか。当時の私のような女子高生が少しでも減ることを願います。

 ■性別関係なくマナー違反では
 塾講師 女性(京都府 47)
 女性に限られた良識やたしなみという問題ではないと思います。状況から、下着が丸見えであったことが推察されます。女性であろうが男性であろうが、公共の場で下着を見せるのはマナー違反ではないでしょうか。
 また別の問題として、混雑している車内で大股開きで座っていたなら、一人でも多くの乗客が座れるように足は閉じるべきでしょう。これも男性か女性かは関係ありません。もしズボンをはいた女性が空(す)いている車内で大股開きで座り、誰にも迷惑をかけていないなら、「はしたないから足を閉じなさい」と注意するのはそれこそ大きなお世話かもしれません。しかし、「下着が見えていますよ」「混んでいるから詰めて座りましょう」と注意するのはセクハラでも女性差別でもないでしょう。
 ご投稿から察する限りの状況では、女性差別やセクハラの問題ではなく、公共の場でのマナーの問題だと思います。

 ■枠組みはめ込むと性差別にも
 浪人生 男性(千葉県 18)
 電車内での大股開きといった迷惑行為は、性別問わず注意すべきだと考えるし、注意できる人は素敵だと常々、思っている。とはいえ、空(す)いた車内だったら、目くじらを立てるほどではないかもしれない。
 「男だから」「女なのに」などと単純な枠組みをはめ込もうとすると、時代に逆行し、性差別になり得る。そういう私も以前、女性の友人に冗談のつもりで「ちゃんと化粧してこいよ」と言ってしまったことがある。
 その時、相手は笑い流して何も指摘しなかったが、思い返しては「あぁ、ステレオタイプのジェンダーロール(社会から期待され、求められる性別役割)を押しつけてしまった」と悔いる。
 ひとくくりに規範を定めるのではなく、相手を一個人として認め、その上で本人の意思や選択を尊重したい。開いていた足を閉じることもしかり、化粧もしかり。これが自分なりに出した結論だ。

 ■逆に教えられることもある
 無職 男性(熊本県 52)
 一方的な短い注意ではなく、対話しながらだと、相手の心に残ると思います。例えば「私は性別関係なく注意するよ。スコットランドの民族衣装で男性用スカートもあるし」などと加えれば、セクハラにならないのでは。「その姿勢がくせになっちゃうと、シートに1人分、座れなくなるよね」などと「他者へ迷惑になる」ことをさりげなくアピールする手もあるでしょう。
 2年前、自転車に乗っている女子高生たちが信号待ちしている時、私は「ごめんなさい、スカートの中が見えている」と伝えました。相手は友人と顔を見合わせ「今はほとんど全員、アンスコをはいてるんで、謝らなくていいですよ」「でも私たちじゃなかったら、エロおやじと思われたかも!」と朗らかに笑われました。下着は見られないように、スカートの下、下着の上にアンダースコートや短パンなどをはいているようです。注意しつつ、逆に教えられることもあります。

 ◆注意は言葉の花束にも
 マナーコンサルタントの西出ひろ子さん
 考え方や感じ方は人それぞれ。自分以外の全員を不快にする行為はNGですが、「車内で足を開いているより、足を組んで座る人や化粧する人の方が嫌」と思う人もいる。答えは一つではないのです。
 注意されない振る舞いは大事。ポイントは「TPPPO」。Time、Person、Place、Position、Occasionで、時や相手、場所、当事者の立場や場合に応じて自分の言動を変える。それがマナーの神髄です。
 注意する方は誤解されたり、嫌われたりするリスクもあるので、言い方や表情が重要です。「こうしなさい」と怖い顔で押しつけるより、「ごめんね、でも心配で」など「相手ファースト」の気持ちで伝えれば、納得されたり感謝されたりしやすくなります。注意された人は「自身のことを気付かせ、磨く機会をくれた」と前向きに。互いの気持ちのあり方で注意は「言葉の花束」にもなるのです。」(2019/10/09付「朝日新聞」P12より)

この記事が気になったのは、中学時代のある光景が目に浮かんだから。
中学の何年生の時かは忘れたが、社会科の授業の時、男の先生だったが、女生徒に対し、椅子に座る時はこう足を閉じて、両足を横に流して座りなさい。と自分で見本を見せて注意した。なぜかその光景を今でも覚えている。
実はその時、自分は何でそうするのか全く分かっていなかった。その時の女子中学生も、なぜそう指導されたか、何人が分かっていたか・・・
たぶん、教壇から見る女生徒の足が、大股開きだったのだろう。中年の男の先生は、それを見かねたのだろう。もちろんセクハラなどという言葉が無かった時代のことである。
でも、男である自分が何故か覚えている・・・。

しかし女性に注意できるのは、年配の女性だけだろう。男はとてもそんな勇気は無い。
視点を変えて、もし自分の孫娘が大股開きをしていたら、どう注意する?
やはり自分から直接注意することは無いだろう。婆さんかママに言って注意させる。でもママがその気が無いと、これはもうお手上げ。やはりこの手のエチケットは母親が教えるしか無い。母親の資質次第になるのだろう。

こんな光景も思い出した。バスで駅から帰ってきた時のこと、お爺さんが優先席で大股開きで足を通路に投げ出している若い男性に座り方を注意した。すると「うるせ~。このジジイ!」
それにもめげずにお爺さんは注意していたが・・・
これも自分にはたぶん出来ない。車内でケンカになるのが目に見えているから・・・

勉強よりも何よりも、社会のエチケットは、最低限親が子どもに教えること。しかし相手が他人であれ子どもであれ、メンツを潰されると、そしてまた、その指摘が当たっているほど、注意を受けた側は反感を持つもの。これは夫婦の間でも同じ。
他人を注意するということは、いつまで経っても至難の業なのである。

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2019年10月13日 (日)

「なぜお金持ちほどファーストクラスに乗らないのか」~品と価値

ヨーロッパに旅行に行った弟夫婦が、今回の台風19号による成田空港の着陸停止のため、日本に戻れないでいる。
5日に日本を発ち、8日間の予定でドイツ、チェコ、オーストリアを回るツアー。数えると、12日に日本着の予定。つまりは、12日は台風による成田空港の着陸停止の日。これは9月の台風15号の時に、空港内に1万7千人が足止めされた教訓による措置だという。
よって、成田12日着の便は全て欠航。
JALと旅行会社が一生懸命、日本に向かう便を探し、香港まで来て1泊して帰る案を出し、何とか12日の午後、香港までは帰ってきたが、今度は、香港から成田への便が欠航で、香港で足止めとか・・・。
成田空港は、12日11時~13日6時まで着陸禁止だったので、溜まっていた旅行客が、我先にと混んでいる??
よって、弟からまだ日本に着いたという連絡は無い。

前にカミさんが友人から、異常時(欠航)の時は、ツアー金額の高い順から処置される、という話を聞いたことがあり、そんな話を思い出した。
その友人の話によると、ツアーで日本から出発する便が欠航になったとき、金額の一番高いツアー客は、直ぐに他の便に乗って出発。次に高いツアー客は、翌日の朝早く羽田から出発する便を抑え、羽田に行ってホテルに1泊して翌朝出発した。最も安いツアー客は、そのまま成田で待機し、空いた便で行くが、既に時間がだいぶん経ってしまい、予定の観光地を幾つかパスするしか無く、「ツアーを止めますか?」との判断を迫られたとか・・・
つまり、旅行は金次第・・・(ちなみに、カミさんの友人は羽田で1泊して出発したとか)

そんな話から、こんな記事を思い出した。
なぜお金持ちほどファーストクラスに乗らないのか。お金持ちの「お金の使い方」とは

「お金持ちとなれば、旅行へ行く時にファーストクラスなんて当たり前のように乗りこなすのだろう」と思っていないでしょうか? しかし、多くの人の想像と実態の姿は往々にして異なるのが常なるものなのです。
今回は筆者の実体験、お金持ちの知り合いの話を交えてお話をします。

まずは金額の違いを見てみよう
航空会社によっては、ファーストクラスの更に上位の「スイートクラス」「ザ・レジデンス」といった航空会社独自色を打ち出したものなど、さらに細かくクラス分けがされています。しかしながら、多くの航空会社にもあるのが、
・エコノミークラス
・ビジネスクラス
・ファーストクラス
という3つの分類です。今回は日本航空(JAL)の実データを用いてクラス別に比較をしてみます。
・エコノミークラス・・・6万9,184円
・ビジネスクラス・・・50万6,001円
・ファーストクラス・・・111万2,854円
※出発時期:2019年9月下旬頃
※航空会社:JAL
※東京-ニューヨーク(片道料金)
(行き先や時期などで価格は異なります)

エコノミークラスとビジネスクラスの価格差は、7.3倍もあります。さらにファーストクラスとの価格差となると実に16倍! 「ファーストクラスに1回乗る代わりに、16回エコノミークラスに乗ることができる」と考えると、誰でも冷静さを取り戻してしまうような価格差ではないでしょうか。

筆者もファーストクラスの利用を見送った
筆者はファーストクラスに乗ったことがありません。乗ったことはありませんが、乗る必要はないと始めから思っています。
過去にヨーロッパへ行くにあたり、旅行会社でエージェントに利用する航空会社や、ファーストクラスの利用はどうかと相談をしたところ「率直に言ってファーストクラスはオススメしません。ビジネスクラスでいいと思います。価格に見合うほどの価値はありませんよ」と言われたことがありました。もちろん、そのような提案だけで決めたわけではありませんが、「旅行会社の人もオススメはしていない」というのは後々まで印象的でした。
また、私は「地上」ではファーストクラスに乗った体験があります。六本木で航空会社が「ファーストクラスの座席を体験できます」というイベントをやっていて、面白そうなのでやってみました。フルフラットでシートも寝心地がよかったのですが、「この体験を空の上でできるだけ」と思うと、10数倍の価格を出してまで買おうとは思えません。
特別料金を払ってまで「空の上で体験したいか?」と言われるとそうとも思えませんでした。100万円以上出して体験したとしても、地上で体験した感覚以上のものはないことが分かったので、あえてやろうという気持ちがないのです。

お金持ちは価値の評価に厳しい
筆者がお世話になっている2人のお金持ち、年収2億円超のIT企業社長のK氏もやはり、ファーストクラスは使わないと言っていました。
K氏は「自分は絶対にファーストクラスには乗らない。ファーストクラスの利用を、自分は“狭い機内に10時間前後座ったら100万円あげる”というオファーと捉えるようにしている。世の中にただ座るだけで時給10万円ももらえる仕事は多くない。だからこんなにコスパの悪いものは使わない」と言っていました。食事やワインを楽しめるという点においては、その内容が異なるだけでビジネスもファーストも変わらないので、その差額を支払う合理的メリットがない、ということなのでしょう。
また、K氏は機内で食事をする以外の時間は仕事をして過ごし、座りながらでも眠るのが得意だそうで、「眠ったり、仕事に集中するなら、高級で快適空間を意識できる時間は極めて短い。そう考えるとファーストクラスは時間帯あたりの価格があまりにも高額すぎる」といいます。
お金持ちは価格に対する価値への評価が、とても厳しい人種です。必要なものには、数百万円でも即断で買いますが、不要なものはタダでもいらないという感覚を持っています。お金持ちだからといって、何でも好き勝手に豪遊するのではなく、「必要、不要。価格の妥当性」を厳しく、合理的に判断するからこそ、彼らは結果的にお金持ちになるのです。

エコノミークラスが安いのは、リスク代
思うに、エコノミークラスが安いのはリスク代と見ることが出来ます。
世の中は価格が安いところには安いなりの理由や客層があって、高いところには高い理由とそれに伴う客層が付いてきます。決して見下しているつもりはないのですが、牛丼チェーン店とドレスコードに厳しい高級フレンチでは、やってくるお客さんの振る舞いや居心地は異なる可能性があります。
お店や機内の雰囲気は、お店側だけで作り出すものではなく、利用顧客も一体となって作り上げるものと考えます。エレガントな立ち振る舞いをする顧客がいれば、自然にその空間もエレガントなものになるのではないでしょうか。
エコノミークラスとなると、最も安いクラスですから色んな顧客がいます。筆者が過去に使用したエコノミークラスの機内では、鼻に強烈なミント臭のするものを詰め込んだアジア系の乗客がいました。私はまったく気にならなかったのですが、一緒に乗り合わせた友人はその匂いで目が冴えてしまい、一睡もできなかったそうです。また、日本時間で真夜中の時間帯に大声で雑談する集団がいたりしたこともあり、快適な睡眠を得づらい状況も経験したこともあります。
しかし、ファーストクラスとなると、そもそも乗客の絶対数が多くありません。また、大金を払ってファーストクラスを利用する客層は静かに過ごす傾向があると推測できます。つまり、「騒ぎで起こされたり、不快なニオイで目を覚ます」といった不確定リスクをお金の力で消し去ることが出来ると言えます。そのようなリスクがあっても、気にせず睡眠をとったり、楽しく過ごせる人にとっては問題に感じないでしょう。

もちろん、お金持ちの中には好んでファーストクラスを使う人もいます。筆者の知り合いにも、「1本7万円のシャンパーニュが振る舞われてよかった」と体験談を語ってくれる方もいました。
個人的な感覚値で言えば、起業してビジネスでお金持ちになった人はコスト感覚に厳しいのでファーストクラスは使わず、資産運用で安定的に毎月お金が入ってくるお金持ちは、お金を使い切っても翌月また入ってきますのでコストを気にせずファーストクラスを楽しんでいると感じます。(黒坂 岳央)
【参考】「JAL国際線航空券予約」JAL 」(2019/9/16ここより)

昨日は台風19号で自宅にカンズメの人が多かったが、その反動か、今日は晴天で外に出る人が多かったようだ。
カミさんと、早めにと、コタツ布団を買いに行ったのだが、その帰りに、ファミレスに寄った。午後2時だというのに、どの店も混んでおり、席の空いていたそのファミレスに入った。しかし帰るときは、スマホに「もう***(その店)には行かない」というメモをスマホのメモに書いた。
とにかくお料理が出てくるまで待たされる。今日は台風で店員が少ないのかも知れないが・・・。それにあまりおいしくない。そしてカミさんが言うには、客層が悪い(客の品位が悪い)・・・と。
上の話と合致する。

ちょっと話は戻るが、昔、現役の時、役職が上がると、出張時の席のランクも上がった。しかし、自分の知っている限り、海外出張の際、ビジネスクラスより上で出張する上司はいなかった。自分も出張時には新幹線のグリーン車に乗っても良い規則だったが、結局一度も使った事は無かった。
幾ら会社の金とは言え、必要性と贅沢の感覚とのマッチングの話。

そういえば、河野前外相が、自分専用の飛行機を買えと予算要求をしたことがあった。
上の話とまったく真逆のスタンス。

しかし我々も、もう歳(とし=年配者)。“品のある”を旨として、少しばかり高価なコース(店)を使いたいと思う70代である。

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2019年10月10日 (木)

ノーベル化学賞・吉野彰氏の6時間半の講義「電池が起こすエネルギー革命」

昨夜(2019/10/09)から、テレビも新聞も、リチウムイオン電池で2019年のノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の話で持ちきり。
ふと、氏が2017年にNHKラジオ第2で講義した「カルチャーラジオ 科学と人間 電池が起こすエネルギー革命」(2017/10/06~2017/12/29放送)という番組を思い出した。
HDDを覗いたら保存してあったので、挙げてみる。
ノーベル化学賞を受賞した学者さんとは思えない、非常に分かり易い講義だった。

NHKのこの講義のガイドブックの解説にはこうある。
191010yoshinoakiranhk 「あなたも既にリチウムイオン電池ユーザーだ
世界で今、リチウムイオン電池バブルが起きている。スマホやノートPCのバッテリー、電気自動車やドローン搭載など、その市場規模は推定2兆円。旭化成で15年をかけて実用化にこぎつけた開発者にしか語れない裏話とは。今、世界でもっとも注目されている第一人者による一冊!」

放送は各30分だが、容量の関係で、そのうち1~2回を下に挙げてみる。
(もしリクエストがあれば、13回全部挙げることも可能です)
(2019/10/12追 野道さんのリクエストにより、全回分アップしました。)

<<カルチャーラジオ 科学と人間「電池が起こすエネルギー革命」~旭化成株式会社顧問…吉野彰>>

<第1回 携帯電話から自動車まで(2017/10/06放送)>

<第2回 電池の仕組み(2017/10/13放送)>

第3回 電池の歴史>

<第4回 リチウムイオン電池開発秘話1 電気が流れるプラスチック>

<第5回 リチウムイオン電池開発秘話2 小型・軽量化への挑戦>

<第6回 リチウムイオン電池開発秘話3 安全性を証明するために>

<第7回 事業化への道1 難航する試作品作り>

<第8回 事業化への道2 ユーザーワークはデジカメから>

<第9回 事業化への道3 品質、価格、供給体制に合致しているか>

<第10回 新規事業を阻む、3つの関門>

<第11回 ITからETへ>

<第12回 ET革命の先陣を切る自動車>

<第13回 ET革命がもたらす未来の社会(終)>

まだ受賞する前とはいえ、ノーベル賞受賞者が、ここまで分かり易く解説してくれる講義は、珍しい。
改めて聞いてみて、ある意味、日本の歴史的遺産では無いかと思う。
世に残しておきたい名講義である。

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2019年10月 9日 (水)

うまい焼き肉を食った~幸楽園

カミさんの友人のWさんが、家族でよく焼き肉屋に行くという。それを聞いて、先日カミさんが、店の名前をメールで訪ねた。するとそれは日野市多摩平の「幸楽園」(ここ)という店だと教えてくれた。

それで先日、開店の5時半に行ってみた。すると予約で満席になっていて入れないとのこと。
せっかく“焼き肉を食うぞ”と家を出て来たので、自分が独身時代にたまに行っていた焼き肉店に行ってみた。半世紀を経て、まだそこにあった。つまり50年も前からある店。
店に入ってみると、客が一人いたが、直ぐに帰ってしまった。その他の客は、我々が帰るまで、誰も来なかった。あまり客が来ないので、シェフも店の裏に隠れてしまった。
まあ、そのはずである。ロースを頼んだのだが、脂肉の塊で、食後しばらく気持ちが悪くなってしまった。そして店を出てからつぶやいた。「もう焼き肉は食わない!」

それなのに、カミさんが今度は予約をして、今日一緒に行ってみた、というわけ。そもそも、Wさんのメールには、予約が必要と書いてあったのだ。我々がそれを見逃して、飛び込みで行ったのがいけなかったのだ。
今日は、6時頃に行ったのだが、平日だというのに、ほどなく満席。家族連れや会社帰りのサラリーマンの一群。隣席のサラリーマンは酒が入ってウルサイこと・・・。

191009yaki01 初めてなので、1番人気だという5000円のコースにした。店の人が、我々が初めてだと分かっているようで、タレの特長などを色々と説明してくれる。しかし、隣のサラリーマンの一群がうるさくて良く聞こえない。でもまあ、食べれば良いのだ。

自分は、先日の店で懲りたため、“焼き肉はもう食わん”と言っていたのに、これがなかなかなもの。口の中でとろける焼き肉は初めて!?
食事のミニカルビクッパも、モランボンよりも美味しい!?
カルビクッパと言えば、今はもっぱらモランボンだが、チョンガー時代は、駅の周辺の焼き肉屋でよく食べたもの。当時2~3軒あった焼き肉屋の場所も、うっすら覚えている。上に書いた店も、その当時からあった店だが、今回はガッカリだった。

191009yaki02 今日の「幸楽園」のメニューを見ると、1971年開店とある。自分が入社してこの地に来たのが1970年なので、自分のサラリーマン生活と同じ歴史。記憶を辿ると、確かにこの界隈に焼き肉屋があったような気もする。しかし、行った記憶は無い。
でも、その時から営々と続いていたらしい。

店のママさんらしい人が、デザートのアイスクリームの注文取りに来た。7種から選ぶのだという。そのあとに、雑談。カミさんが、Wさんからの紹介だというと、さすがに良く知っていて、Wさんは子供さんが小さい時からのお得意さんだという。たぶん30年以上前から。
そんな話から話がはずみ、支払のときに韓国ノリを土産に貰ってしまった。

しかし、久しぶりにうまいものを食った。
知人から紹介された店も、家族毎の好みがあるため、必ずしも我々がおいしいと感じるかどうかは分からない。今までも、うなぎ屋、焼き肉屋など、何軒も紹介されて行ってみたが、どの店も、“また来よう”とそそられる店は残念ながらほとんど無かった。しかし、今晩は違った。
ついママさんに、“今度、息子が来たら一緒に連れて来ます”ナンテ、お世辞を言ってしまった。
ひとり5千円は、少し高い気もするが、この界隈で他人に紹介できる店は「うなぎ藤田」(ここ)しかなかったが、二つ目が見付かった。

Wさんのように、昔からグルメの人たちとは違うが、食べることは生きる大きな楽しみ。
我々にとっては慣れないグルメの贅沢だが、たまにはカミさんと贅沢をしようと思った。

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2019年10月 6日 (日)

「新しい時代に、今、伝えたいこと」~ノンフィクション作家・梯久美子氏の話

先日、NHKラジオ第2の「カルチャーラジオ 日曜カルチャー」でノンフィクション作家の梯久美子さんの話を聞いた。実に印象深い話であった。
この番組について、NHKのサイトにはこう紹介がある。

人間を考える“新しい時代に、今、伝えたいこと”」(3) ノンフィクション作家…梯久美子(2019/09/15放送)
191006kakehashi 第3回はノンフィクション作家の梯久美子さん。梯さんがノンフィクション作家として活動を始めて約20年、硫黄島総指揮官・栗林忠道のことを書いた「散るぞ悲しき硫黄島総指揮官・栗林忠道」で第37回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。梯さんは新しい時代を踏み出す今こそ、過去の人たちの生き様をみて自分の人生を見直すことが必要だといいます。梯さんに戦中戦後の困難な時代を生き抜いた人たちについてお話し頂きます。」(NHKのここより)

<「新しい時代に、今、伝えたいこと」~梯久美子>

実は、自分は梯久美子さんについてほとんど知らない。知っているのは、自分が毎年楽しみにしているBSプレミアムの「ザ・ベストテレビ」のコメンテーターとして。
たぶん今年も出演されるのだろう。(ちなみに、今年の「ザ・ベストテレビ2019」は10月20日~21日に放送される)
この番組を通じて知っている梯さんの印象は、非常に真面目で理知的な方であるということ。そんな好印象で、この話を聞いた。実に心のこもった話し方で印象に残り、繰り返し聞いた。

中でも、硫黄島の遺骨は、サラサラしていなくて手袋にくっつく。と言う話は、心をえぐる。
そして硫黄島の激戦を率いた栗林忠道中将の話。
氏は上にあるように「散るぞ悲しき硫黄島総指揮官・栗林忠道」で第37回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しているが、ググると(ここ)にこの本の背景が載っていた。それによると、
「本を書こうと思ったのは、栗林さんが硫黄島から送った『訣別電報』が改ざんされていたことに気づいた時です。本にも書いていますが、栗林さんの部下だった貞岡信喜さんという方に取材した時、この訣別電報を朗々と暗誦してくださいました。ところが1945年3月22日の新聞に掲載191006chiruzo されている訣別電報とは、何カ所か言葉が違っていた。ご高齢とはいえ、栗林さんについてのお話はとてもしっかりしていたので不思議に感じて資料にあたるうち、公刊戦史(戦後に防衛庁防衛研修所戦史室がまとめた『戦史叢書』)で訣別電報の原文を見つけました。すると、貞岡さんが暗誦してくださった文章が正しかった。新聞では、『全員壮烈なる総攻撃を敢行す』など、原文にはない語句が挿入され、原文にあった『宛然(えんぜん)徒手空拳を以て』が削除されるなどしていたのです。
電報の最後に書かれた三首の辞世の一首も同様で、『国の為重き務を果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき』だったのが、新聞では『国の為重き務を果し得で 矢弾尽き果て散るぞ口惜し』と、最後の言葉が換えられていました。こうした事実を伝えるだけでも意味があるのではないかと感じて、本を書こうと思いました。」(ここより)

梯さんの話を聞いて、この「散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道―」とい本を読んでみる気になり、さっそく通販で買った。でも、時間が無く、まだ読めていない。
しかし、8カ国で翻訳されているというこの本、じっくりと読んでみようと思う。

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<<当サイト推薦番組>>

「ザ・ベストテレビ2019」第一部 BSプレミアム 2019年10月20日(日)午後0:00~4:29(4時間29分)>
▽午後0:06ごろ~地方の時代・映像祭賞「菜の花の沖縄日記」(沖縄テレビ放送)
▽午後1:06ごろ~文化庁芸術祭賞・ギャラクシー賞「ETV特集 静かで、にぎやかな世界」(NHK)
▽午後2:25ごろ~民放連賞テレビ報道番組「葬られた危機」(名古屋テレビ放送)
▽午後3:28ごろ~民放連賞テレビ教養番組「拉致と言えなくて」(テレビ金沢)
【司会】三宅民夫,千葉美乃梨,【ゲスト】森達也,梯久美子,ヴァージル・ホーキンス

「ザ・ベストテレビ2019」第二部 BSプレミアム 2019年10月21日(月)午後1:00~4:01(3時間01分)>
▽午後1:04ごろ~放送文化基金賞「NHKスペシャル 消えた弁護士たち」(NHK)
▽午後2:07ごろ~ATP賞「BS1スペシャル テロリストの母と呼ばれて(アマゾンラテルナ/NHK)
【司会】三宅民夫,千葉美乃梨,【ゲスト】森達也,梯久美子,ヴァージル・ホーキンス

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2019年10月 3日 (木)

SONYの「HDDオーディオプレーヤーHAP-Z1ES」をSSDに換装した話

この5年余愛用しているSONYのHDDオーディオプレーヤーHAP-Z1ESを、SSDに換装してしまった。
このHAP-Z1ESは2013年10月26日発売と言うから、ちょうど6年経ったが、評判が良く売れ続けている。自分も14年8月に買って以来、他の機器に目が行かず、ただただ愛用している。
Hap01 そんなHAPだが、最近ちょっと調子が悪い?いつものように、エクスプローラーでWAVファイルをHAPに転送するのだが、ときたま上書きをするとエラーになって、HAPから当該ファイルが削除されてしまう。
コンセントを抜いてリセットしても、このクセが治らない。USB-HDDに元のファイルがあるので、そう大事にはならないのだが、ちょっと気持ちが悪い。
それで、ちょうど5年間の長期保証が切れたこともあり、新しいHAPに入れ替え? いや、ハードはそんなに弱っていないはずなので、HDDだけ交換・・・? それとも、せっかく取り替えるのなら、SSDに換装?・・・というワケで、今回SSDに換装してしまった。

前からSSDへの換装については、Net上に幾つも体験談が載っており、単にHDDをSSDに取り替えるだけでOKだということは知っていた。しかし、何のために?と考えると、そうメリットは無い。今回の自分の発端は、データベースのやり直し。
何となく最近調子が悪い・・・なら、音楽ファイルはそのままで、データベースだけ作り直せば良いのだが(ここ)、まあ5年使ったので、HDDを交換するか・・・と思ったのである。

さてSSDには何を選ぶ?サイトの体験談を覗くと、どんなSSDでもOKな事が分かった。しかし、自分にとって命の次に大切なHAPなので(??)、値段は少し高いが、信用のあるサムソンの860EVOとした。Amazonで1万8千円ほど。他のSSDでも、何の問題も無いと思うが・・・。

HDDのデータは、手持ちのUSB-HDDにコピーしてから(12時間ほどかかったが)作業開始。
まず電源プラグを抜いて天板を外す。上部の2つのネジと、背面の3つのネジを取って、上に持ち上がると天板が外れる。
右手前に、ファン付のHDDが取り付けてある。つながっているケーブルは、HDD用の2つのコネクタとファン用のコネクタだけ。
HDD取り付け金具を4つのネジを外して取り外す。そしてHDDの4つのネジを取ってSSDに交換。
そして、取り付け金具を元に戻してネジ4つで止め、コネクタを3つ取り付けてオシマイ。
ゆっくり慎重にやっても30分もかからないで終わる作業だ。

Hap02 Hap03 Hap04 Hap05 Hap06 Hap07

天板を元に戻したら、電源コネクタを刺して電源スイッチON。エラー表示が出るが、気にせずに進んで、「設定⇒システム設置⇒工場出荷時設定」でOK。
設定も、あっと言う間に終わった。後はネットワークの設定だけ。

Hap09 外したHDDの使用実績を覗いてみた。すると「電源投入回数」が3585回、「使用時間」が3049時間だそうだ。HDDの寿命からすると、まだまだピンピン。
つまり自分の場合、5年間、寝る時にほぼ定期的に聞いていたが、累計の使用時間としてはこんなものらしい。この数字からも、まったくSSDに交換する必要性はないのだが・・・

USB-HDDからエクスプローラーで、HAPに音楽データをコピー。我が家のHAPは、音楽ファイル数で15,700ほど、容量は660GB程度。
念のため、一気に転送する事は避けて、3000ファイルほどに分けてコピーした。そしてクルクルマークの数字が無くなってから(登録されてから)次をコピーした。
全部コピーが終わって、数日間クルクルマークが出続けるのだろうと思っていたら、数時間で終わった。おかしいな。5年前は、数日間クルクル回っていたのだが・・・。登録が早くなった?それとも、おまかせチャンネルの解析が、ヒマな時に行うようにソフトが変わった??

コピーが終わって、スマホから操作をし出して気が付いた。「お気に入り」に登録したものが全て消えている。そりゃそうだ。データベースが新しくなったのだから・・・
どんな曲を前に登録したは当然覚えていない。しかたなく、前のHDDに戻して「お気に入り」をメモすることにした。
Hap08 また天板を外して、今度は、SSDの2つのコネクタだけを外し、前のHDDにコネクタだけつないで電源ON。当然、前の状態で立ち上がる。
スマホでお気に入りのリストを表示させ、スiPhoneのスリープボタンとホームボタンを同時に押して、スクリーンショット写真を20枚ほど撮った。
その写真を見ながら、音声で楽曲を選んで、150曲ほどのお気に入りを登録し直した。これが結構面倒だった。
もうひとつ、やっかいだったのが、ジャケット写真の登録がリセットされてしまったこと。
違っていたり、登録されていなかったジャケットの写真。フォルダや音楽ファイルの「ミュージック情報を編集」で、iPhoneに予め入れておいたジャケット写真を登録(入れ替え)したのだが、それが全てリセットされており、改めて登録し直した。
それと、MP3ファイルが、数百も関係のない同じ写真が登録されていた。例えば252個のMP3の音源が、小林幸子のジャケットが登録されていた。あまり深く追求していないが、何かの条件で、データベース上では、同じアルバムと認識し、同じ写真を登録するらしい。確かに、MP3の音源は、アルバム名やジャンルに「●MP3」と登録していたので、それが原因だろう。
Noalbum 無視すれば良いのだが、やはり気持ちが悪いので、関係の無い写真のものは、Netで拾ってきたジャケット無しの画像に入れ替えることにした。でも、例えば252個のMP3ファイルのジャケット写真を一気に他の写真と入れ替えることは出来ず、入れ替えるのは100ファイル以下の制限があるらしいので、ファイル一つひとつにチェックを入れてジャケット画像を入れ替えた。ヤレヤレである。

これで元に戻ったはず。最初から分かっていた事だが、HDDとSSDの音質の差は分からない。立ち上がりも、際だって良くなった気もしない。
まあ、5年間使って“ご苦労さん”モードでのSSD換装なので、ほとんど何も期待していなかったが、まあその通りか・・・
でも、ハードの可動部分が無くなったのと、長年使ってゴミの溜まった(?)データベースが新しくなったので、気持ち的には安心。
もちろん、エクスプローラーでのファイルの転送は早くなるはずだが、まあこれも誤差範囲か・・・
自分にとって、本当に手放せないHAP-Z1ESではある。

(2019/10/06追)
ちょっと甘かった。電源を切っても「おまかせチャンネルの解析中です。」の表示が延々と出て電源が入りっぱなしなのである。
Netでググってみると、SONYの仕様が2019年5月から変わったらしく、その影響らしい。
曰く「楽曲の12音解析を本体内で実行する仕様に変更しました。」「2019年5月より本機はGracenoteのデータを参照しない仕様になります。同月以降も「おまかせチャンネル」をお楽しみになるためには本アップデートを適用してください。」(SONYのここより)
そして、(ここ)によると「5分の楽曲で、約12分の解析時間がかかるとのこと。」

動きから見て、この「おまかせチャンネルの解析中」は最初の楽曲が転送された時点から始まるようだ。それを前提に現状を眺めてみると、現在まで約91時間で1345曲の解析が終わった。1曲当たり約4分。解析済みの楽曲を見ると、約2分の楽曲群。SSDであることを考慮すると、やはり5分で12分かかるようだ。
今の実績1曲4分で計算すると、自分の全15783曲が終わるのに、1052時間(44日)掛かることになる。1曲12分で計算すると、何と3156時間(131日=4.3ヶ月)!!
上に書いたように、5年間でのHDDの使用実績が3000時間程度。それなのに、この解析だけで3000時間を超えてしまう。
仕様的に最大の2万曲が入ると、解析に実に5ヶ月以上電源が入りっぱなし・・・!

4ヶ月も電源が切れない状態が続くSONYの今回の仕様変更。Gracenoteとの間に、何か事情があるのだろうが、自分のように「おまかせチャンネル」をほとんど使わないユーザーのために、「チャンネル解析をしない」を選択出来るようにするべきである。
仕方が無いので、電源を切る度に「解析中止」のため、エンターキーを押しているが、ユーザー不在の、信じられないSONYの今回のスタンス。せっかく“神”だったHAPが、地に落ちて残念至極である。

(2019/11/02追)
上のように、せっかくスマホから全ての制御が出来るのに、電源を切る度に、本体で「ENTER」を押さないといけないわずらわしさ。
ふと、SONYのアップデートのサイトで次の文言を見付けた。
「・・・もし本機をアップデートした場合は「スペシャルモード*」の「前回のバージョンに戻す」を行って本体ソフトウェアを前回のバージョンに戻してください。
*)スペシャルモードへの入り方・・・スタンバイ状態のとき、HOMEボタンを押しながら、電源ボタンを押す。」ここ
これでソフトウェアバージョンを「19226R」から「18777R」に戻した。これにより、本体の表示ではエンターキーを押すまで「新しいバージョンが見つかりました。」という表示が出続けるが、スマホからの制御で、電源が切れるようになった。
これで運用することにした。

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