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2019年7月25日 (木)

医薬品のネーミングと相性

先日の朝日新聞にこんな記事があった。医薬品の名付けの話である。

「(はてなスコープ)医薬品のネーミング 薬のねらいや働きを表現
 ちょっとした体調不良をなんとかしたい、しっかり病気と向き合いたい……。そんなとき頼りになるのが薬です。治療目的によってたくさんの製品がありますが、なんでその名前になったの?と気になることが少なくありません。メーカーに聞いてみました。
 まずはわかりやすい名称から。眠気止めの「トメルミン」(ライオン)は「止める」と「眠」からでした。同社には別に「ストッパ」という下痢止めがあり、重ならないよう「ストップ」を使うことは避けたそうです。
 風邪薬の「ルル」(第一三共ヘルスケア)は楽しそうな音の響きからではと予想しましたがそうではなく、「鎮める、病気を治す」という意味をもつラテン語に由来するそうです。英語の「lull」には「寝つかせる、あやす」といった意味もあります。
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190725kusuri  解熱鎮痛薬の「ナロンA」(大正製薬)は、「明日はよくなろう」の「なろう」がナロンになったとのこと。薬の効き目への願いや希望が名前に込められているといえそうです。
 薬には作用の主体になる「有効成分」が含まていて、商品名と区別して「一般名」と呼びます。一般名は世界保健機関(WHO)の国際的なルールを踏まえて決められますが、これを商品名に取り入れる製品も多くあります。
 たとえば、抗がん剤「オプジーボ」(小野薬品工業)は、「最適な(optimal)」の「op」と作用に関わるたんぱく質「PD-1」のPD、一般名「ニボルマブ」の表記に含まれる「ivo」を組み合わせています。抗インフルエンザ薬のタミフル(中外製薬)は、一般名のオセルタミビルに含まれる「tami」とインフルエンザの「flu」を組み合わせて命名されました。
 解熱鎮痛薬の「バファリン」(ライオン)もそう。胃酸を弱める緩衝剤(バッファー)と一般名「アスピリン」を合わせた名称です。ただ、アスピリンがドイツで最初に販売されたのは1899年と、まだWHOもないころです。バイエル薬品によると、名称は有効成分であるアセチルサリチル酸の頭文字の「A」、サリチル酸と化学構造が同じスピール酸からの「spir」、化合物の末尾によく使用される「in」が組み合わされてできたそうです。
 日本医科大武蔵小杉病院の笠原英城(えいじょう)薬剤部長は医薬品の情報誌(電子版)で、主に薬剤師の読者を想定して、薬の名前の由来についての連載をしています。「名前の由来を知ることは、その薬剤がどんな効き目をもつのか、どういう作用なのかを認識するきっかけにもなる」と話します。
 勃起不全治療薬の「バイアグラ」は「活力」を意味する「vigor」などが関係するという推測がありましたが、ファイザーによれば「由来はとくにない」そうです。同様に、がんの治療に使われるイレッサやグリベックなど、名前の由来がとくにないとされる薬も少なくなく、語感などをもとに考案されているようです。
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 名前が魅力的だと、その薬の印象もよくなります。メーカーによっては、薬の開発に一定のめどがついたタイミングなどで、いくつかの薬品名をあらかじめ商標登録しておき、同じ名前で他社に先を越されないようにすることもあるそうです。
 薬が市場に出るまでには、医薬品医療機器総合機構が効果や安全性だけでなく、名前についても審査します。厚生労働省のルールで、効き目を強調しすぎるなど誤解を招きそうな名前を付けることは認められません。(田村建二)

 ■これから
 「ネーミングのノウハウが他社に知られてしまうのは困る」という理由で、残念ながら取材に応じてもらえないメーカーも複数ありました。名前も重要な知的財産のようで、これから新たに登場してくる薬の名前にも注目していきたいです。とはいえ、薬は効果と安全性が最も大切なのはいうまでもありません。」(2019/07/06付「朝日新聞」b5より)

薬は、人類の宝。しかし、薬と毒は紙一重。相性は難しい。
先日も、毎日飲んでいる胃酸を抑える薬のオメプラゾールが、最近効きが悪くなってきた、と言ったら、行き付けの医師が「新しい薬があるのでそれを出そう」と、タケキャブとか言う薬をくれた。しかし飲んで直ぐに副作用。お腹いっぱいに赤い斑点が出た。記念写真を撮ったが、すぐに新しい薬の副作用だと分かったので、飲むのを止めた。
数日でお腹の斑点は消えたが、確率は相当に低いものの、自分にははっきりと副作用が出た。薬は怖い。改めてそう思った。

しかし、重い病気ほど薬は有り難い。しかし、それは相性が合っていればこそ。
病気もそうだが、薬が体質的に合う合わないは、まさに運命。
幾らたくさんの人に効いても、自分に効くかどうかは分からない。逆に、自分に合った薬が見付かったため、助かっている例もある。自分にとって、下痢止めの「新ワカ末プラスA錠」は、まさに相棒。いつだったか、医者に言われた。「体に合う薬が見付かって良かったね」。
それまでは下痢ノイローゼだったが、この薬と出会ってから、それを払拭できた。
逆に自分は高校の時、ペニシリンショックがあったので、イザと言うときに使える薬が狭まり、不利だと、前に肺炎の時の主治医に言われたことがある。

自分がこれから、どんな病気に罹るか知れないが、その時の特効薬が、自分に合っていることを祈るしか無い。
つい、薬との相性を考えてしまった記事であった。


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