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2019年5月26日 (日)

サラ川で時代をしのぶ32年 平成最後のサラリーマン川柳

自分はサラ川が好きなので、こんな記事を読むと、つい取っておきたくなる。
珍しく、先日の朝日新聞の夕刊トップに“サラ川”が載っていた。第32回のベスト10が、発表されたという(ここ)。

サラ川で時代をしのぶ32年 平成最後のサラリーマン川柳
 上司と部下の葛藤や夫と妻の愛憎を詠み、会社員らの共感を集める「第一生命サラリーマン川柳(サラ川〈せん〉)」。始まったのは1987(昭和62)年で、30年余にわたって時々の流行や世相を映してきた。昭和、平成、令和へと時は流れても、哀愁に満ちた句への関心は衰えない。(新宅あゆみ)

 第32回のベスト10が、23日発表された。昨年9~10月に募集があり、今年1月に平成最後の優秀100句を選定。約10万7千人の投票で、ベスト10が選ばれた。
 1位は、3446票の〈五時過ぎた カモンベイビー USA(うさ)ばらし〉。男性グループ「DA PUMP」の昨年のヒット曲に乗せて、仕事が終わった解放感を表現している。
 今回は働き方改革やシェアリングエコノミーを詠んだ句も数多く、〈メルカリで 妻が売るのは 俺の物〉が3032票で3位になった。
 年代別の投票結果も公表した。20~30代はメルカリの句が1位だが、40~50代の1位は〈ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし〉で、中年層の悲哀が伝わって共感を呼んだようだ。
 60代以上の1位は〈いい数字 出るまで測る 血圧計〉。高年齢層の健康への関心の高さがうかがえる。

 ■バブル・デフレ…景気の波
 サラリーマン川柳が始まった80年代後半は、地価と株価が高騰したバブル経済のまっただ中。ボディコン姿の女性がディスコで踊り明かし、深夜はタクシー待ちの行列。繁華街は潤う一方で、マイホーム探しは、〈一戸建 手が出る土地は 熊も出る(90年)〉とばかりに郊外へと広がった。
190526sarasen  日経平均株価は89年末に最高値の3万8915円をつけた後、急落。失われた20年とも言われる低迷期が始まる。
 〈御取り引き バブルはじけて お引き取り(93年)〉と、経済活動は縮み志向の悪循環に陥る。
 倒産が増えるとともに、2000年ごろから消費者物価指数が下落し、デフレ経済に突入した。企業は発泡酒など低価格品の競争を展開。
 たまにぜいたくをしようと、〈本物の ビール買ったら 妻激怒(02年)〉。家計のひもは固かった。
 08年の米国発の金融危機「リーマン・ショック」が追い打ちをかける。
 急激な円高で企業業績が悪化し、「派遣切り」が09年の流行語に。当時の重苦しい空気は、〈一〇〇年に 一度の不況が 五年毎(09年)〉〈「先を読め!」 言った先輩 リストラに(同)〉などによく表れている。
 そんなさなか、国民の期待を集めた民主党政権が09年に発足。蓮舫参議院議員の「2位じゃ、だめなんでしょうか」の言葉で事業仕分けが注目され、09年のベスト1の句にも詠まれた。
 現在は異次元の金融緩和政策などで、「戦後最長の景気拡大」と言われる。とはいえ、サラリーマンの生活実感は、〈小遣いの 異次元緩和 未だなし(14年)〉なのではないか。

 ■IT化・働き方…世代で差
 サラ川はその時代の職場の雰囲気や働き方も映す。
 栄養ドリンク剤のCMで「24時間タタカエマスカ」が流行語となったのが89年。早朝から深夜までモーレツな仕事が当たり前の時代で、本音は〈ビジネスマン 24時間 寝てみたい(90年)〉。
 仕事に宴会にと忙しい姿も、〈残業は お酒もでるのと 子に聞かれ(同)〉と、家族にはよく伝わらなかったようだ。
 00年代以降、パソコンなどのIT(情報技術)機器が職場に急速に普及した。操作がわからない上司を揶揄(やゆ)する作品などが増えたのもこのころ。
 〈IT化 課長の面倒 誰がみる(01年)〉〈「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」(03年)〉。経験豊富な中高年層も形無しだ。
 10年代以降の作品は、パワハラやセクハラに気を使う上司の姿がよく詠まれるように。職場でのコミュニケーションへの戸惑いも浮かぶ。
 〈叱らずに 育てた部下に 怒鳴られる(11年)〉〈部下休み 理由知ったの SNS(18年)〉とは年配社員の嘆きだ。
 ここ数年は働き方改革が叫ばれ、「ノー残業」「生産性」などがキーワード。こうした流れを歓迎する部下世代と、仕事中心の人生で余暇をどう過ごせばよいのかわからない上司世代。上司世代は〈やってみた ゆう活憂鬱 趣味がない(15年)〉と戸惑い、部下世代は〈生産性 語る上司の 非効率(18年)〉と冷めた視線を送る。
 〈ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?(16年)〉など、世代間の差はいつの世も格好のネタ。
 令和の時代はどんな川柳が詠まれるだろうか。

 ■第32回サラリーマン川柳ベスト10
(1)五時過ぎた カモンベイビー USA(うさ)ばらし
(2)いい数字 出るまで測る 血圧計
(3)メルカリで 妻が売るのは 俺の物
(4)ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし
(5)「やせなさい」 腹にしみいる 医者の声
(6)やっと縁 切れた上司が 再雇用
(7)手紙書き 漢字忘れて スマホ打ち
(8)下腹が 気づかぬ内に ひょっこりはん
(9)U・S・A 流行りにのれない まあいっさ
(10)叱っても 褒めても返事は 「ヤバイッス!」」(2019/05/23付「朝日新聞」夕刊P1より)

この第32回サラリーマン川柳の入選作品で、自分が選んだ10作品は(ここ)だった。
そして、皆さんが選んだベスト10と合わせてみたら、“当選”したのは上記の(3)の一作品だけ。何とも自分は世間のセンスと合っていない?
ついでに、自分の選んだ作品が何位だったかを調べてみたら、(11)(12)(18)(19)(27)(28)(36)(60)(88)位だった。
でも2つを除くと、40位以内に入っているから、マアマアかな??

憂さも悩みも笑い飛ばす。それが混沌とした現代を生きる知恵かも・・・

今日は、トランプ大統領が、アベ君の大盤振る舞いで、椅子に座って大相撲観戦だって。
「大相撲中継を長年担当した元NHKアナウンサーの杉山邦博さん(88)によると、貴賓席は相撲好きだった昭和天皇が土俵近くでの観戦を希望したが、警備上の理由で2階に作られた。以来、数々の皇族や各国の要人が貴賓席で観戦。杉山さんは「かつて、土俵近くで見たいという昭和天皇のご意向に沿うことができなかった経緯がある。今回はどうして貴賓席では・・・」ここより)

誰か、これを川柳で笑い飛ばしてくれないかな!?


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