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2019年3月 6日 (水)

池澤夏樹のラジオドラマ「帰ってきた男」

FM放送も、開始50周年だという。
先日(2019/03/03)NHK-FMの特別番組「今日は一日“ありがとうFM50”三昧~オーディオドラマ編~」が放送された。
その中で「特集サラウンドシアター」と銘打った「帰ってきた男」というドラマを聞いた。
NHKの解説にこうある。
特集サラウンドシアター「帰ってきた男」(60分)
  作:池澤夏樹
  音楽:水谷川忠俊 演出:斎明寺以玖子
  出演:沢田研二、鳳蘭、岩下浩、湯浅実

 本作は、小説家・詩人・翻訳家として知られる池澤夏樹によるオリジナル脚本で、後年、自身によって小説化された作品。池澤原作のNHKオーディオドラマは、ほかに「スティル・ライフ」(95年)、「静かな大地」(11年)など複数作ある。
190306kaettekitaotoko  サラウンド方式で制作されたことから、音楽や効果音が物語に絶妙に絡む。雅楽を基調とした音楽は、日本のオーケストラにとってパイオニアとして知られる近衛秀麿の次男、水谷川忠俊が手掛けている。
 主人公の男性患者と女医の会話から導かれる、現実と幻想を往き来する逸話の数々…。神と出会った男の至福と錯乱を描いた、映画「惑星ソラリス」にも通ずる、形而下的且つ形而上的な物語で、沢田研二の熱演が印象に残る。なお、沢田は、1980年代~90年代にかけ、この「帰ってきた男」を含め、「家族の声」(82年)、「うたかたの日々」(90年)、「星条旗の聞こえない部屋」(93年)と、4つのNHK単発オーディオドラマで主役を演じている。(初放送:NHK-FM 『特集サラウンドシアター』1990年1月6日)」(
NHKのここより)

ちょっと珍しい録音なので聞いてみよう。

<特集サラウンドシアター「帰ってきた男」(60分)>

なるほど。通常のステレオ録音とはひと味違う。物語はちょっと難しいが・・・
そう言えば、昔、サラウンドが流行った時期があった。バイノーラル録音という、ダミーヘッドを使った録音も流行った。伝送路が限られていたため、2チャンネルで、どう広がりを持たせるか・・・
しかし今は、NHKのBS8Kだと5.1chや7.1chを飛び越えて「22.2chサラウンド」だという。とても家庭用ではない。

でもこの番組は、29年前の放送。沢田研二が41歳の時の声。先日、コンサートのドタキャンで顰蹙(ひんしゅく)を買ったが、声優としても一流なのがよく分かる。

NHK FMが実験放送を開始したのは、1957年12月。そしてステレオで放送を開始したのは1963年12月。そして1969年3月1日に本放送を開始し、送信アンテナが紀尾井町から東京タワーに移ったのが1970年10月、そしてスカイツリーに移ったのが2012年4月23日だった。
自分が、トリオのF X -46Kという真空管式のFMチューナーのキットを買ってきて組み立て、FM放送を聴き出したのが大学1年の1966年夏のこと。よって、自分のFM放送との付き合いは50年どころか、53年だ。勝った!??(笑)

特に「歌謡スクランブル」は、何十年録音して聞いているだろう。この番組から自分が発掘した曲は数知れない。しかし、さすがに最近は、新しい発見曲は少ない。
一方、ラジオドラマは、テレビ全盛期の今、FMだけにわずかに残っているだけ。
ともあれ、自分の音楽人生とって、切っても切れないNHKのFM放送ではある。


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コメント

私もFM50”三昧~オーディオドラマ編~」を録音しておいたので聞いてみました。
AVアンプの音声設定を『ドラマ、サラウンド5ch』にするとより音の広がりがありますね。
NHK-FMのドラマでは、1999年に放送されたエーリヒ・ケストナーの「エーミールと探偵たち」「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」をもう一度聞いてみたいです(当時カセットテープに録音したのですが、行方不明なので)。

同じFM50で3/1に放送されたクラシック音楽編は、夜放送されたスタジオからの生演奏をFPGA-FMチューナーで聴きましたが、非常に生々しい音質で、このチューナーの音質の良さを改めて感じました。
曲目は、
・ベートーベン作曲 バイオリン・ソナタ ヘ長調 作品24「春」 / バイオリン:辻彩奈 ピアノ:伊藤恵
・ストラヴィンスキー作曲 ペトルーシカの3つの楽章 / ピアノ:坂本彩、坂本リサ ピアノデュオ
等でした。

ところで、BS8Kの音声22.2chですが、先日【NHK愛宕8Kシアター】で体験してきました(スクリーンは200インチ)。
コンセルトヘボウ管弦楽団のブルックナーSym.No.3他でしたが、凄い音に圧倒されました。

投稿: classcal.s | 2019年3月 7日 (木) 13:13

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