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2019年2月 8日 (金)

「地震に備える家庭の極意」~食育・料理研究家・坂本廣子氏の話

だいぶん前だが、NHKラジオ深夜便で、「地震に備える家庭の極意 食育・料理研究家 坂本廣子」(2019/01/19再放送・初回2012年1月OA)を聞いた。これがなかなか有用だった。

<「地震に備える家庭の極意」坂本廣子さんの話(43分)>

この話を聞きながら少しメモしてみた。

・阪神淡路大震災で、被災。呼吸停止になった娘を心肺蘇生(心臓マッサージ)で救う。以前に受けた講習会で分かっていたのでとっさに出来た。ぜひ講習を受けて下さい。
・震災のとき、指定の避難所には絶対には入れない。避難所の容量に比べて、住民が多すぎる。最初から避難所には行けない、と考えた方が良い。
・ブレーカーを落としていないと、通電火災が起きるので、電気が通せない。全世帯のブレーカーを落とす確認に1週間かかった。
・あらかじめ、家族が逃げるスペースを確認しておく。例えば、キッチンの大きなテーブルの下に家族で逃げ込む、とか。
・冷蔵庫の中にあった物を、いかに食い伸ばすか。まずカセットコンロで加熱。醤油に漬けたりして保存食に換えて行く。カセットコンロが無い場合は、ビールの空き缶を切って、サラダオイルをアルミホイルで作った灯心に火を付けてコンロとする。
・避難所にいる人には食事が保証されるが、入れなかった人は、各家庭で頑張ってね。
・避難所は究極の椅子取りゲーム。早く行った人だけが保護されて、体の調子が悪くて歩くのが遅いような、本当に保護が必要な人は避難所に入れない。これはおかしい。
・炊き出しは、いつも豚汁では疲れてくる。普通のご飯が一番。
・水は運ぶのが大変。2リットルのペットボトルに入れておけば、台所でも使える。石油タンクタイプでは、重くて直接では台所では使えない。
・食器が洗えなければ、食器の上にラップを付けて使う。食器が無ければ、新聞などで折り紙で器を作る。食べる以外の水をいかに減らすか。
・ポリ袋とアルミホイルの備蓄。まな板を使わない調理法。空中で料理する方法。ポリ袋を手袋に。食材を混ぜるのも、ポリ袋に材料を入れて揉む。
・食材の備蓄は乾物が一番。豆が良い。たんぱく質が豊富。ご飯が食べられなくなった時、一番被害を受けるのは発達途上の子どもの脳。子どもの脳は、途切れずに脳を作る栄養である必須アミノ酸が無いと、脳が発達しないのと逆戻りしてしまう。後から食べても間に合わない。鬼はウチの豆を、お握りが来たら子どもにだけ10粒食べさせれば、子どもの脳が少ない食糧の中でも守れる。
・今は、親戚の住所や連絡先をスマホの中に入れているが、危険。安否確認のため、紙に書いたアナログで用意しておく。
・上水道が復旧しても、下水道が復旧しないと、水は流せない。水洗トイレが使えないときは、2リットルの1/3の所を切り取る。キャップを開けて反対にするとじょうごになる。下の2/3の所に小さなポリ袋をかませて、上にじょうごをかぶせてオシッコを取る。それを保管。大便は紙を折って作った器にして、それを大きなポリ袋に入れて保管。落とし紙は、落とし紙で分けて保管。3つの保存袋を作って溜める。尿と便とを混ぜると、メタンガスが発生したりするので、3つに分けて保存する。
・私のハンドバックに入れておくもの。バックにチェーンでつないだ家の鍵とともに、100均で買ったLEDライトと笛、鈴。財布の中には小銭。自分が誰であるかを照明する物を入れておく。ソーイングセット、紙のマッチ。小袋の塩と豆。歯ブラシ。箸、スプーン。毛抜き。虫眼鏡。化粧品用の小さいハサミ。爪切り、耳かき。小さいペットボトルの水。いったん脱水症状になると、点滴で入れないと飲んでも吸収しなくなる。意識して水を飲む。自分の薬。スカーフ。小さいポリ袋。油性ペン。毎晩、携帯の充電をしながら、これを枕元に置いて寝ている。ホテルでも、何かあったらこれを持って逃げる。これが第一避難袋。
・一度、不便の日を作り、体験してみる。

先日、立川防災館に行ったが(ここ)、ここにも持出品リストが展示してあった。これは参考になる。

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今日、Amazonで買った「家具 転倒防止 伸縮棒」が届いたので、取り付けた。居間では、大きな洋服ダンスと、ガラスの食器棚、そして自分の部屋には、カミさんから「倒れるとドアが開かなくなるよ」と指摘された本棚と、オーディオラックの、計4つに取り付けた。
Amazonのコメントを読むと、色々あったが、立川防災館の「地震体験」の地震台に乗っていた冷蔵庫が、同じ突っ張り棒が取り付けてあった。それが震度7で、連日繰り返す地震体験の揺れに耐えていることを評価して、買ってみた。

ここ数日の“体験”で、心臓マッサージとAEDの講習、そして「家具 転倒防止 伸縮棒」は少し進んだ。
火災報知器はまだ取り付けていないが、サーテどうしよう・・・

でも、夫婦間では出来ても、果たして公衆の道路で、人が倒れていたとき、実際に心肺蘇生が出来るかどうかは自信が無い。
でも我が家も、少しだけ前進したのは確か。

(関連記事)
「立川防災館」で心臓マッサージの体験をした 


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コメント

エムズの片割れ様の文を読みながら坂本さんのお話を聴かせていただきました。大変 為になりました。役立つ日が来ないことを祈っています。本の下敷きになった娘さんを自らの手で蘇生させながらご自分は71歳で亡くなられたとは世の無常を感じます。

【エムズの片割れより】
本当にそうですね。
役に立つ日が来ないことを!

投稿: りんご | 2019年2月11日 (月) 11:41

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