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2019年2月 2日 (土)

黒川伊保子著「妻のトリセツ」をどう読む?

カミさんが新聞で、「妻のトリセツ」という本の広告を見付けたのがいつだったか・・・。
数日後、Netの記事で「スッキリ」(2019/01/18)というモーニングショーでこの話題があったと知り(ここ)、この番組をタイムシフトで見てみた。
テレビの内容は、取るに足らないが、まあそんなものか・・・・
190202tumanotorisetu カミさんが読んでみるというので、Net通販で買おうと思ったら、どこも売り切れ。あっても、何とプレミアが付いて、定価の800円ほどが、1300円ほどで売っている。メルカリを覗くと、大量に出品されているが、どれも出品と同時に売れていて、これも手に入らないことが分かった。図書館を覗くと、在庫2冊に対して予約数70。
特に急がないので、ポイントを使ってNet通販で予約。それが届いたのが、1月末。

ざっと読んでみたが、後半は何かバカバカしくて、走り読み。唯一?気になったページが下記。

心と裏腹な妻の言葉を翻訳すると……
 心の通信線を使った女性脳の言葉は、時として男性脳の予想を超えた意味を含んでいることがある。第1章の終わりに、「心と裏腹な妻の言葉」を翻訳してみよう。

「あっち行って!」
⇒あなたのせいでめちゃめちゃ傷ついたの。ちゃんと謝って、慰めて!

「勝手にすれば」
⇒勝手になんてしたら許さないよ。私の言うことをちゃんと聞いて。「好きにすれば」は同義語。

「自分でやるからいい」
⇒察してやってよ。察する気がないのは愛がないってことだね。

「どうしてそうなの?」
⇒理由なんて聞いていない。あなたの言動で、私は傷ついているの。

「なんでもない」
⇒私、怒ってるんですけど? 私、泣いてるんですけど? 放っておく気なの?

「一人にして」
⇒この状況で本当に一人にしたら、絶対に許さない。

「みんな私が悪いんだよね」
⇒えっ? それって私か悪いの? 私のせいなの? あなたのせいでしよ。

「やらなくていいよ」
⇒そんな嫌そうにやるならもう結構。私はあなたの何倍も家事してますけどね。

「理屈じゃないの」
⇒正論はもうたくさん。「愛してるから、君の言う通りでいい」つて言いなさい。

「別れる」
⇒ここは引けないの。あなたから謝って!」(「
妻のトリセツ」p96~98より)

本の根底に流れている思想が、男は理屈や解決策。しかし女は単に共感が欲しいだけ。
本を精読した?カミさんの感想を聞くと、なかなか良かったという。女性はやはり解決なんか望んでいなくて、ただ共感を得たいだけ、と言う。まさに著者と同じなので、売れている理由も分かる??
今朝(2019/02/02)の朝日新聞によると、「週間ベスト10」の3位だった(三省堂1/21~27)。

どうも最近は「**のトリセツ」なるネーミングが流行っているようである。
確かに、言い得て妙である。
先日、同期会があった。そこで近くに座っていたY君に「妻のトリセツ」という本が売れているという話をしたら、えらく興味を持っていた。本のネーミングで分かったみたい。
買って読むのか?と聞くと、買わないけど、読んだら教えて!と来た。自分はサボって、本のエキスだけ教えろ、ということらしい。しかし、日常では同じ課題を抱えているのかも知れない。
同期会の帰り道、立川駅に入ってから、自分が「カミさんにお土産を買う」と言うと、Y君も「じゃあオレも」と言う。結局、駅の構内では店が少なく、パン屋でパンを買っただけだが「要は心だから」という自分の言葉に「そうだよな」と言っていた。
Y君が帰ってからどのような展開になったかは分からない。しかし、一緒にいたB君からのその後のメールに、「ところで帰りに駅中でお土産を買ってたろ。その話を「妻のトリセツ」と一緒に話したら家族中から何故買ってこないと非難されちゃった。」とあった。
やはり「気は心」??

カミさんは、まだ現役の?息子に送ろうか、と言っている。

ここまで書いて、「妻のトリセツ」を手に取ってページをめくってみた。すると最後のページ「おわりに」に“名文”があることに気が付いた。曰く・・・

おわりに~本当にいい夫の条件~
 この本の冒頭に、「妻から放たれる弾を10発から5発に減らそうというのが、本書の目的である」と書いた。なぜ、ゼロを目指さないと思いますか?
 実は、脳科学的に「いい夫」とは、時に妻の雷に打たれてくれる夫のことだからだ。
 女性脳は、家事と育児を片付けるため、生活の中で、あらゆる気づきとタスクを多重させて走らせている。このため、日々をただ生きているだけでストレスがたまる脳なのだ。さらに周産期から子育て中の女性は、ホルモンバランスが激変していくので、生体ストレスが半端ない。
 女性たちは、ときどき、このたまったストレスを“放電”する先を探しているのである。そんなとき、まんまと夫が何か気に障ることをしてくれると、気持ちよーく放電できる。
 夫が完璧だと、その放電先が子どもになったり、自分に跳ね返ってうつに転じたりして、危なくてしょうがない。いい夫とは、「おおむね優しくて頼りがいがあるが、時に下手をして、妻を逆上させる男」にほかならない。
 逆上されたからといって、すべての原因が夫なのではないのである。だから、原因を真面目に究明しようとしても、公明正大に改善しようとしても、まったく埒(らち)が明かない。女はただ怒るために、怒っている。本人も気づいていないけれど。
 ……そう、女は、本当のところ、かなり理不尽なのである。

 しかし、その女性脳のストレスは、夫の6倍近い家事や「家族のための気づき」を休みなく行っている結果、たまったものだ。その放電の手伝いをするのは、ある意味、理にかなっていると言えなくもない。
 夫が家事を完璧にこなしてやり、親身に話を聞いてやれば、放電は少ない。家事や会話をサボれば、放電は多い。女と暮らさなければ放電はないが、生活をすべて自分で回さなきゃならないし、多くの場合、生きる意味を見失う。男の人生とは、この三択なのである。さて、あなたは、どれを選ぶのだろうか。

 昔は、怒りを爆発させることを「雷を落とす」と言ったものだが、ストレスの放電は、雷に本当によく似ている。
 なぜなら、一番、高いところ」に落ちるからだ。
 夫って、なぜだろう、この世で一番腹が立つ。そういう女性は、とても多い。さもありなん。だって、それは、夫が彼女の脳の中で最も高い場所にいるからだ。最も期待し、最も求めている相手だから。
 つまり、理不尽な怒りもまた、愛なのである。

夫婦というのは面白い。
かつて、永遠の愛を誓ったあの日の煌めくような「愛」とは、似ても似つかないところに「愛」の正体がある。しかし、結婚も35年を超えれば、「理不尽な怒り」と「とほほ(苦笑い)」こそが、暮らしのアクセントであり、生命力の源であり、ふたりにしかわからないきずなになるのである。

 結婚の初め、「この人がいなければ生きていけない」と思った、その気持ちの色合いとは全然違うけれどい私は、またあらためて「この人がいなければ生きていけない」と思っている。私の感情の露出に、まったく動じないのは、この人だけだから。思いっきり放電できて、手放しで泣いてなじって甘えられる、唯一無二の相手だから。

 子育ての最中には、御多分にもれず、「一緒の部屋の空気を吸うのもいや」と思ったこともあったけれど、あのとき、手放さないで本当によかった。あのとき、見捨てないでくれて、本当によかった。
 多くの結婚35年超えの妻たちが口にする実感である。夫婦の道は、照る日も曇る日も嵐の日もあるけれど、継続は力なりである。最後の峠に咲く花は、案外、優しくてふっくらしている。
 これから、この道を行く多くの夫婦が、この苦難と豊穣の道を、どうか賢く切り抜けてくれますように。『妻のトリセツ』を手にとってくださって、本当にありがとう。
 最後に、この本の骨子をまとめてくださった凄腕ライターの坂口ちづさんに心から感
謝申し上げます。 編著者 黒川伊保子」
(「妻のトリセツ」p144~148より)

この一文には納得。筆者の“悟りの境地?”からの目線。なるほど・・・。この一文だけでも、買う価値のある本かも・・・ね。
もう一度、ちゃんと読み直してみようかな・・・


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コメント

結婚50年を経た我が家でも、なかなか小津安二郎ワールドのように穏やかな夫婦とは いかないものです。
因みに、週のうち何回かは「心と裏腹な妻の言葉」らしい言葉が、私の背中越しに聞こえてくるようなこともあります。

“あっちにいって”

“かってにすれば”

などは、つい先日も聞いたような気がする?

だれか、『夫のトリセツ』も書いてくれないかな~ ??

【エムズの片割れより】
『夫のトリセツ』大賛成!
それを女性陣が読んで、亭主の思考ロジックを理解すべし!

投稿: あこがれ | 2019年2月 9日 (土) 08:32

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