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2018年12月17日 (月)

「母とブラジャー」~全亭協の「三原則」

だいぶ前の記事だが、朝日新聞にこんな話があった。
「(ひととき)母とブラジャー
 カタログ注文したブラジャー、商品番号をまちがえたのか、届いたのは何と鮮やかなピンク色。返品は面倒だし、外からは見えないし、と受け取った。が、さすがにこの色は気が引け、たまに着けても、洗濯の時は目立たぬように干した。
 しかし、このまちがいのお陰で、四十数年前の母の記憶がよみがえった。
 長男出産後の里帰り中のこと。母が赤ん坊や私の洗濯物を畳みながら、私のブラジャーを胸元に広げて言った。「あんた達(たち)はこんなのがあっていいなぁ。私の頃は、夏は汗で、冬は寒さで、乳首が野良着にこすれて千切れそうやった」。確かにブラジャーは夏は汗を吸い、冬は肌着1枚分となる。母の話にうなずいた。
 用事で母の側を離れ、再び戻った時、私は笑い転げた。そこには肌着の上から私のブラジャーを着け、照れ笑いしている母が居た。
 四十数年を経て今、あの時の母に尋ねてみたい。ただのいたずらだったの? そうではなくて本当は着けたかったんでしょ? と。
 あの時、母はまだ働き盛りの50代だった。今、70歳の私がこの派手なブラジャーを着けているのを見たら、今度は母が笑い転げたに違いない。(大分県 主婦 70歳)」(
2018/09/14付「朝日新聞」P19より)

こんな記事を思い出したのも、今日行ったサンキ(多摩ニュータウン店)で、大規模なブラジャー売り場を目にしたから。
たまに行くコストコ(多摩境店)。その帰りはお決まりのサンキに寄る。ここはウチのカミさんお気に入りの洋品店。自分も下着類はよくここで買う。
非常に大きな店だが、今日は入口から延々と続くブラジャー売り場に気付いた。いつもはあまり気にしていないが、店の中をカミさんを探してウロウロしていたとき、ブラジャーのあまりの多様さに、改めてビックリ。数百円からある。これなら女性は大いに楽しめるのだろう。

思い出すと、確かにお袋の世代は、これは無かったのでは?子どもの時に、洗濯物でブラジャーが干してあったのは思い出せない。見たのは結婚した後。
考えてみると、結婚して異性と住み出すと、色々な発見があった。自分は男3人兄弟だったので、およそ女性を知らなかった。未だにカミさんにバカにされているのが、「あなたは女性はワキ毛が生えないと思っていたんだから」というセリフ。「だって映画やTVで、女性は生えていないじゃないか・・・」と反論しても空しい・・・!?

自分の“思い込みの女性像”が見事に崩れたのは新婚1週間目のころ。確か新婚旅行の写真の整理のことで、「ギャー!!!」と言い返されて、お口あんぐり・・・
「エッ?女性って、こんなに怒鳴ることがあるの!?????」
自分の女性像がひっくり返った瞬間だった。

ふと、「勝たない 勝てない 勝ちたくない」の3原則を思い出した。
「夫婦ゲンカの極意「勝たない。勝てない。勝ちたくない。」」(ここ)という記事を書いたのが10年前のことだった。
それ以来、この3原則を胸に、ただただ平安を求めて生きてきた(つもり)。
いったん結婚すると、つくづく男は弱い存在だと思う。改めて10年前の記事を読んでみたが、自分はまだまだ修行が足りないと思った。
最近のカミさんとのトラブルも、自分が「勝たない 勝てない 勝ちたくない」を実践していれば、どれだけ避けられたか・・・

改めて「全国亭主関白協会」(ここ)のサイトを覗いてみた。10年前からだいぶん進化していた。
そこに新しい「三原則」が色々載っていた(ここ)。
一言ひとこと、“なるほど”と思った。

<愛の三原則>ここ
Aino3gensoku 「ありがとう」をためらわずに言おう
「ごめんなさい」を恐れずに言おう
「愛してる」を照れずに言おう

<非勝(ひかつ)三原則>ここ
Hikatu3gensoku夫婦喧嘩はたいていの場合、「ちょっと!あなた!」から始まる。
足をもつれさせないでリビングのソファーまでたどり着くのも至難のワザだが、愛妻の「ちょっと」は2、3分ではなく1時間と心得よ。
その際、心の中で唱えるのが<非勝三原則>である。
その深い意味を理解しなければならない。

「勝たない」
話の内容を聞けば、ひょっとしてこのケンカ勝つかも知れないという思いが沸いてくることもあるだろう。しかし、反論をすれば1時間が2時間になるだけである。だから勝たない、のだ。

「勝てない」
仮にその問題が100%、亭主に分があるとしても、敵(じゃなかった愛妻)は、形勢不利とみれば20年も前の出来心の浮気を引き合いに出すに決まっているのである。だから、勝てない、のだ。

「勝ちたくない」
もし、勇気を振り絞って戦い、そのケンカに勝ったとしよう。愛妻は反省するだろうか?否、しない。次の機会にそのストレスが、5倍10倍になってはね返ってくるだけであろう。だから、勝ちたくない、のだ。

争わないことが、真の勇者であり、勝者なのだ。

<家族の絆復活三原則>ここ
Fukkatu3gensoku 「聞こうよ」
「書こうよ」
「話そうよ」

<夫婦ウル・オス三原則>ここ
Ulos3gensoku 「しゃべる」
「食べる」
「ふれる」

<いじめ防止三原則>ここ
Ijime3gensoku 亭主よ、サルからゾウへ変身だ。
「見ザル」「聞かザル「言わザル」

「見るゾウ」「聞くゾウ」「言うゾウ」

<浮気三原則>ここ
Uwaki3gensoku 「しない」
「してない」
「する気もない」
浮気に「時効」はない、と心得よ

<お返事三原則>ここ
Ohenji3gensoku 「うん」
「へぇ~」
「わかった」

<相槌三原則>ここ
Aiduchi3gensoku 「そうだね!」
「分かるよ!」
「その通り!」

<里帰り三原則>ここ
Satogaeri3gensoku 「褒めましょう」
「語りましょう」
「外食しましょう」

いやはや、「全亭協」も成長したものだ。三原則も、昔の「非勝三原則」の一つから、9つまで増えている。それだけ時間が掛かって悟りが増えたということか・・・

しかし、まだまだ世の中にはカミさんを敵に回して勝てると思っている男が居るらしい。まだまだ未熟だ。
「結婚したら最後、大量のブラジャーに押し潰されるのが男」と、だだっ広いブラジャー売り場に圧倒された今日であった。


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コメント

エムズ様
ブラジャーに押しつぶされた夢、ご覧になりましたか。男性諸氏はニヤッとされたのではないでしょうか。昭和30年の初めごろはまだブラジャーは一般的でなく、高校生の時、50代の男の先生が「セーラー服のVカットされた襟の中が丸見えで目のやり場に困る、何とかしてくれ」と言われた事がありました。いくらおしゃれの人でも誰も付けていませんでした。大きなおっぱいの人は隠しようがなかったと思います。胸のふくらみで襟元に隙間が出来て胸の谷間が丸見えになったと思います。にやけた男の先生は楽しんでいたかもしれませんね。私はまったく無いにひとしかったので気が楽でした。ブラジャーは昭和40年位から一般的になったかもしれません。私はいらなかったので楽をしました。スルメのように垂れておへそのあたりまで伸び、しわしわになったおっぱいを見たことがあります。巨乳の方は大変ですね。

【エムズの片割れより】
せめてウチのカミさんが「スルメ」にならない事を祈っています・・・!?

投稿: 白萩 | 2018年12月20日 (木) 15:12

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