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2018年11月 3日 (土)

「貴ノ岩“泣き寝入り”の深い闇」

先日、大騒ぎした事件の末路だろうか、貴ノ岩が提訴を取り下げた。理由はモンゴルでの家族へのバッシングだと言うが、どうもストンと落ちなかった。これに関してググってみると、やはりストンと落ちない人の?こんな記事が見付かった。

忖度、打算…貴ノ岩“泣き寝入り”の深い闇 はびこるモンゴル支配と暴力体質 提訴取り下げに協会は大歓迎!?

 大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件を巡り、約2400万円の損害賠償を求めていた幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦部屋=が30日、突然提訴を取り下げた。家族が母国・モンゴルでバッシングを受けていることを理由としているが、不可解な部分も多い。日本相撲協会が「暴力との決別」を掲げているのとは裏腹に、貴ノ岩の“泣き寝入り”で真相は闇へ葬られることに。後味の悪さを残して、九州場所(11月11日初日=福岡国際センター)を迎えることになる。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 貴ノ岩はこの日、担当弁護士の事務所を通して、署名入りでコメントを発表。提訴取り下げの理由をこう説明している。
 「裁判を起こしてから、母国であるモンゴルでは私に対する想像を超える強烈なバッシングが始まり、私の家族もモンゴルで非常につらい目に遭うことになりました。実際に家族から何度も耐えられないとの連絡があり、もう裁判をやめてくれとの要請がありました」
 「私はどのような反応にも立ち向かう覚悟でしたが、これ以上、私の家族がモンゴルで辛い思いをすることは私自身の気持ちとして耐えられません」
 貴ノ岩が求めている約2400万円という損害賠償額は「モンゴルの貨幣価値に換算すると、とんでもない金額になる。中流家庭が40年以上も楽に生活していける」(法曹関係者)。
 この金額を聞いて、モンゴル国内では「横綱日馬富士を引退に追い込んだうえ、こんなべらぼうな大金を要求するなんて」とSNSなどで貴ノ岩とその家族へ批判が集中したという。
 一方、元日馬富士は引退後、モンゴルのウランバートルで幼稚園から高校までの一貫教育校「モンゴル日馬富士学校」を今年9月に開校。「日本の礼儀や教育システムをモデルにしました」(元日馬富士)とのことで、募集定員の10倍以上の入学希望があり、「なんとか800人弱まで絞りました」(同)。暴行事件を起こしたとはいえ、国内では名士であり好感度も高いのだ。
 貴ノ岩は今後、元日馬富士に損害賠償を請求せず、治療費なども全て自分で負担するという。
 だが、元日馬富士の代理人弁護士はこの日発表したコメントで「モンゴルの国民性からして被害者である貴ノ岩関や、ましてやご家族が非難の対象になることは考えられません」と、貴ノ岩サイドの説明に首をかしげている。
 実際、貴ノ岩の提訴取り下げの背景には、家族の希望の他にも、複雑な事情がありそうだ。
 この傷害事件が発端となって、貴ノ岩は師匠の貴乃花親方を退職という形で失った。新しい師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は穏健派。この日「(貴ノ岩の家族に)迷惑が掛かっていたようで、貴ノ岩も心配していた。相撲に集中してほしい」と胸をなでおろしたように、面倒な訴訟取り下げは願ったりかなったりといえる。
 また、元日馬富士の傷害事件は、まず横綱・白鵬が「だいぶ偉そうなことを言ったそうじゃないか」と貴ノ岩の過去の言動を詰問したことに端を発している。相撲協会としても、現役横綱が関わっていた一連の傷害事件の経緯をこれ以上詮索されないで済むのだから、提訴取り下げは大歓迎だろう。
 真相究明に強硬な姿勢を崩さなかった貴乃花親方が去り、残された貴ノ岩がそんな周囲の思惑を忖度(そんたく)し、今後自分が力士生活を送っていく上で取り下げた方が上策と判断したとしても、不思議ではない。
 一方で、相撲協会の第三者機関「暴力問題再発防止検討委員会」(委員長・但木敬一氏=元検事総長)は先月19日、約10カ月に及んだ調査の報告書を発表したばかり。その中で、モンゴル出身力士が所属部屋を超えて集まった酒席が傷害事件の舞台となった点を問題視。「当初は、同席していたモンゴル出身力士間の問題として処理されようとしたことや、モンゴル語という異なる言語の問題があったことから、ブラックボックス化していた。出席者間では、部屋を横断する形で、先輩力士や上位力士が後輩等を指導する関係が形成され、大相撲の事業運営の基礎である部屋制度を脅かすものとなり、ひいては協会のガバナンスをも揺るがす契機の存在を浮き彫りにした」と断じている。
 また、相撲協会も年内をメドに外部有識者を含む「コンプライアンス委員会」を新設するとしている。
 こうした動きとは裏腹に、貴ノ岩の泣き寝入りで、モンゴル出身力士のネットワークは所属部屋を超えて団結力と勢力を増し、“ブラックボックス”化に拍車がかかるのは必至。暴力との決別など夢のまた夢ではないか。」(
2018/11/01付「夕刊フジ」ここより)

モンゴルでの家族へのバッシングの事実はあったにせよ、貴乃花親方が去った今、協会に残る自分の今後の相撲人生を考えると、提訴取り下げは、貴ノ岩としては唯一選べる道だったような気がする。
つまりサラリーマン的な考え方をすると、当然選ぶ道。それほど、相撲協会という岩盤組織は強大な権力。まさに大企業と同じ。

バッシングについて、こんな意見もあったようだ。

加藤浩次、貴ノ岩の提訴取り下げはモンゴルでのバッシング報道に「白鵬関、元日馬富士関がそれは違うとモンゴル国民に訴えられないのか」
 31日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)で大相撲の元横綱・日馬富士関による暴力被害を巡り、幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が損害賠償2413万5256円を求めていた訴訟で、貴ノ岩と代理人弁護士が提訴を取り下げたことを特集した。
 取り下げた理由として貴ノ岩本人だけでなく、母国・モンゴルで暮らす家族が耐えられないバッシング被害を受けていることと文書で説明した。損害賠償は一切求めず、治療費も自己負担する。
 番組ではモンゴル国内で貴ノ岩へのバッシングが高まっていることを報じた。こうした背景にMCの加藤浩次(49)は「ボクなんか思うんですけれど、白鵬関、さらに言ったら元日馬富士関が、いやいやそれは違うんだ、とモンゴル国民に訴えることってできないんでしょうかね」と示した。さらに「被害受けた側が取り下げなきゃいけない、いわゆる泣き寝入りの状態。どうなのかなと思っちゃうボクは」と疑問を投げかけていた。」(
2018/10/31付「スポーツ報知」ここより)

これは理想中の理想論。そもそも、全てを仕切っていた白鵬が、最初から最後まで、だんまりで逃げた。鶴竜も同じ。そんな人たちに、こんな理想論をぶつけてもムダ。

先の八百長問題も含めて、大相撲が国技だなんて、やはりおかしい。プロレスと同じ格闘技の興行そのもの。あうんの呼吸で闘う見世物に成り下がっているのだろう。なぜなら、モンゴル文化(モンゴル語によるブラックボックス化)が事件の出発点なのに、良い意味での国技(部屋制度など)がそのモンゴル文化に浸食、破壊されてしまっているのが現実だから・・・。

ふと、昔、小学校低学年のころ(昭和30年代初め)、家の前の空き地にチャンバラの芝居小屋(いわゆる大衆演劇)が来たことを思い出した。丸太で舞台を作り、客席を幕で囲ってチャンバラを見せた。
小学生の自分が、午後、舞台裏を覗くと、チャンバラのスジの打合せをやっていた。こうやるから、後は流れでこう・・・。それを聞いた時、子ども心にガッカリした。ナーンダ、あれはヤラセか・・・・と。
これは先の大相撲の八百長の時の話と同じ。

その頃を思い出すと、映画「若の花物語 土俵の鬼」(1956(昭和31)年公開)が浮かぶ。昭和31年というと、自分は小学校3年。この映画を見て、すっかり大相撲の、そして若の花のファンになってしまった。テレビなど無い時代なので、ラジオで一生懸命聞いた。分かったのは、最後の勝ち負けだけ。途中のアナウンサーの実況の言葉は分からなかった。
当時、親父は栃錦を応援。栃若時代に親父と対立!??

テレビの初期の時代、街頭テレビの人気番組は、プロレスと大相撲。
自分も、出身地の関係で稀勢の里を応援したいと思っていたが、テレビも新聞も、もう大相撲は見ないと思う。この貴ノ岩事件の経緯を見るに、相撲の世界の一連のあまりの理不尽さに、到底自分は大相撲を受け入れられなくなってしまった。
自分にとっては、“さらば大相撲”である。

●メモ:カウント~1170万


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