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2018年11月29日 (木)

山本周五郎著「艶書」の朗読~時代小説にはまっている話

先日、NHKラジオ第2の「朗読」という番組で、山本周五郎著「艶書」の朗読(2018/11/12~)があったが、聞いていてつい引き込まれてしまった。

<山本周五郎著「艶書」の朗読~その1(67分)>は(ここ

<山本周五郎著「艶書」の朗読~その2(53分)>は(ここ

言うまでも無く、「艶書」はラブレターのこと。江戸時代、次男以下の「部屋住み」は不遇だった。お家にとって、ただの食客で、存在意義が無かった。まして嫁を貰うなど・・・
非常に単純なストーリーだが、ハッピーエンドは良い。暗い話はテレビのニュースでたくさん。

前にも書いたが、この4月以降、時代小説にはまっている。しかも、単一の作家の作品を“全部読むぞ”である。藤沢周平の全作品を半年掛けて読んだあと(ここ)、佐伯泰英の「居眠り磐音」全51冊に現在チャレンジ中(ここ)。現在21冊目を読んでいる。2日に1冊のペースだ。
それにしても、本屋に山積みされている「月刊佐伯」の作品は、あまりに多い。しかし、「居眠り磐音」を読むにつれ、前の藤沢作品と同じく、「エエイ!佐伯泰英の作品も全部読んでしまえ!」とばかりに、全作品の約260冊のほとんどを中古本でそろえてしまった(平均単価を計算したら@57円)。つまり、あと240冊ある。2日に1冊ペースで480日分。1年4ヶ月先の2020年3月までの量だ。
ちとやり過ぎかな?とも思うが、「全作品読破」は、なかなかチャレンジングで気に入っている。佐伯作品を全部読んでいる人も、世の中には結構存在しているらしい。
前の藤沢作品は、主に図書館で借りたが、佐伯作品は図書館では無理。つまり、シリーズ物なので、飛ばせない。結局、シリーズ全巻を中古で買って、読み終えたら順に処分。という事にした。やはり手元にあると便利。

佐伯作品を読み始めて、一緒にいわゆる佐伯作品の“案内本”を色々と読んでいる。その中で鷲田小彌太著「佐伯泰英大研究」(日経)という本が面白かった。自分のような時代小説の初心者に、チャンバラ小説の歴史や背景などを教えてくれた。そして、吉川英治、司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平などの“お歴々”の解説も。
そんなチャンバラ小説作家の中で、上の作品を聞いて、「藤沢、佐伯の次は山本周五郎」と、つい決めてしまった。まあスタートは2020年になるが、全作品は無理そう・・・

山本周五郎の作品はどのくらいあるのだろうとググってみたら、(ここ)に一覧があった。
青空文庫のリストである。なるほど、山本周五郎は1967年2月14日没。つまり、2018年から著作権が切れている。
一方、2018年12月30日施行のTPP11法改正により、著作権の保護期間がこれまでの50年から死後70年となるという。
まさに山本周五郎はギリギリ。これからの20年間は、著作権が切れる作者がいなくなるということになるようだ。
ディズニーのごり押しだという保護期間の延長。作者が死んだ後、70年間も遺族に印税が入る仕組みは、何とも解せない。
今の世の中、イヤなことだらけ。上のような“江戸時代のラブレター”という「別世界」に浸って、イヤな憂さを晴らそう!?


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コメント

朗読は「らじるらじる」で聞いております。
山本周五郎の青空文庫、ぎりぎりセーフで嬉しい限りです。
「艶書」も山本節全開でしたね。
50代は地元出身もあって
藤沢周平の端正な時代小説を愛読したが、老境の今は山本周五郎に戻っています。

直木賞はじめ 賞とう賞は全て辞退、読者の評価こそが私の賞といった考えに打たれました。

蛇足ですが
永井荷風のふらんす物語などは文章は別として内容に辟易失望でした。
国木田独歩も「春の鳥」以外は読んでなかったので興味深く聴きました。 NHK朗読は有り難く拝聴する番組のひとつです。

投稿: りんご | 2018年11月30日 (金) 07:18

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